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国立天文台/研究成果 ; 8月21日 10:40分、 星の卵の「国勢調査」―アルマ望遠鏡が追う星のヒナ誕生までの10万年 

2020-08-22 22:40:31 | 🚀🛰宇宙 ; 人類のロマンと挑戦、国立天文台、JAXA、NAS各国・宇宙開発…


※※ 本日、最後の記事です。

◎◎  星の卵の「国勢調査」―アルマ望遠鏡が追う星のヒナ誕生までの10万年


2020年8月 7日 |研究成果


  おうし座分子雲とそれに含まれる多数の分子雲コア。欧州宇宙機関(ESA)のハーシェル宇宙天文台が遠赤外線で観測したおうし座分子雲(背景)に、アルマ望遠鏡で観測した星のない分子雲コア12天体(ファーストコア候補1天体を含む)を合成した画像。(クレジット:ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), Tokuda et al. ESA/Herschel) オリジナルサイズ(754KB)

◇◇  おうし座分子雲の中で、「星の卵」(分子雲コア)から「星のヒナ」(原始星)へと成長する各段階が捉えられました。多数の「星の卵」の観測から、星が誕生する道筋の解明がまた一歩進んだのです。観測には、アルマ望遠鏡を構成する一部で日本が開発を担当したアタカマ・コンパクト・アレイ(ACA)が用いられました。

¤¤¤⇨  恒星は、星々の間に漂うガスや塵(ちり)が自らの重力によって集まることで誕生します。このような領域は天の川に沿って存在していますが、おうし座の方向にある「おうし座分子雲」は、地球から450光年と距離が近く、これまで盛んに観測されています。この分子雲には、ガスが特に濃い「星の卵」(分子雲コア)が多数存在し、その一部の中心では「星のヒナ」(原始星)が誕生しています。この「星の卵の孵化(ふか)」には10万年単位の時間がかかるため、人間が一つの天体の「孵化」をずっと追いかけて観測することはできません。その代わりに、さまざまな成長段階にある天体を詳細に調べ、「孵化」の道筋を理解するという研究が進められています。

  大阪府立大学、名古屋大学、国立天文台などの研究者から成る研究チームは、アルマ望遠鏡の一部を構成するアタカマ・コンパクト・アレイを用い、おうし座分子雲内にある「星の卵」のほぼ全てにあたる39天体を観測しました。このうちの7天体ではすでに「星のヒナ」が存在し、32天体ではまだ「星のヒナ」に成長する前の段階でした。

□□⇨  前者および後者のうちの12天体からは電波が検出されましたが、後者の残り20天体からは検出されませんでした。詳しい解析の結果、ガスがある限界の密度を超えると、星の卵が急速に収縮して星の形成が始まることが明らかになりました。また、「星のヒナ」がまだ存在しないと考えられていた「星の卵」の中で、生まれたばかりの星に特有なガスの流出が観測されました。その広がりと流出速度から、ガスは数千年以内に放出されたと推定できます。10万年にもわたる「孵化」の過程で、まさに星が誕生した瞬間である「ファーストコア」を捉えたものと考えられます。

  おうし座分子雲は、国立天文台 野辺山宇宙電波観測所の45メートル電波望遠鏡をはじめ、多くの電波望遠鏡を駆使して、日本の研究者が長年にわたり観測を続けてきた対象です。今後、より解像度の高い観測や、環境の異なる他の分子雲の観測を進め、星の多様性の起源に迫りたいと研究チームは考えています。

この研究成果は2020年8月7日付で、K. Tokuda et al. “FRagmentation and Evolution of Dense Cores Judged by ALMA (FREJA). I (Overview). Inner ~1,000 au Structures of Prestellar/Protostellar Cores in Taurus”、K. Fujishiro et al. “A Low-velocity Bipolar Outflow from a Deeply Embedded Object in Taurus Revealed by the Atacama Compact Array”として、それぞれ米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』、『アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ』に掲載されました。

  関連リンク
星の卵の「国勢調査」―アルマ望遠鏡が追う星のヒナ誕生までの10万年(アルマ望遠鏡)
アルマ望遠鏡が追う星のヒナ誕生までの10万年 ― 星の卵の「国勢調査」―(大阪府立大学)

歴史/浅井長政 VS.織田信長 8月21日16:03分、 浅井長政 姉川の戦い後も信長にとって脅威か 書簡見つかる

2020-08-22 22:26:55 | 歴史、考古学、地学; 宝石・鉱石・化石、恐竜・ミイラ…


◎◎  浅井長政 姉川の戦い後も信長にとって脅威か 書簡見つかる


2020年8月21日 16時03分


◇◇  NHK大河ドラマ「麒麟がくる」にも登場する戦国時代の大名、浅井長政が、姉川の戦いで織田信長に敗れたあと京都の寺に送った文書が見つかりました。寺への支配を示す内容で、専門家は、「長政が敗れたあとも京都に影響力を残し、信長にとって脅威になっていたことを示す貴重な資料だ」と指摘しています。

□□⇨  この文書は京都市左京区の寺、勝林院で見つかり、近江の戦国大名、浅井長政の研究を続けている滋賀県長浜市の太田浩司学芸専門監が調べた結果、花押や内容から長政がこの寺に送った「安堵状」と判断されました。

⇨⇨  安堵状は、幕府や領主が支配下にある寺院などに対し、領地を保証するために発行したもので、今回見つかった文書には「領地異議あるべからず候」と記されています。

⇨⇨  この文書が書かれたのは西暦1570年にあたる元亀元年の11月で、長政はこの5か月前に姉川の戦いで織田信長と徳川家康の軍勢に敗れています。

¤¤¤⇨  中世の歴史に詳しい関西学院大学の早島大祐教授は、今回の文書は長政が敗れたあと衰退の一途をたどったのではなく、近江にとどまらず一定の勢力を保っていたことを裏付ける内容だとしています。

⇨⇨  そのうえで早島教授は、「長政が京都に影響力を残し、上らくしていた信長にとって脅威になっていたことを示す貴重な資料だ」と指摘しています。

□□  信長の延暦寺焼き打ちの背景は軍事戦略の可能性も

  今回見つかった文書について、専門家は、織田信長による延暦寺焼き打ちの背景についても、新たな解釈を示す可能性を指摘しています。

◇◇  文書が見つかった京都市左京区の勝林院は、比叡山の北西のふもとにある天台宗の寺で、延暦寺とも深いつながりがあります。

¤¤¤⇨  関西学院大学の早島大祐教授によりますと、この一帯は、京都からびわ湖や北陸地方に抜ける交通の要所にあたり、今回の文書から、信長と敵対する長政がこの地域に支配力を持っていたことが裏付けられるということです。

⇨⇨  また、文書が送られた翌年の元亀2年=西暦1571年に、信長は延暦寺を焼き打ちします。
これについて早島教授は、「これまで信長の中世的権威の破壊や自身の残虐性を表すものとして説明されてきたが、実際は、軍事戦略上の冷徹な判断によって、手っとり早く延暦寺を焼き打ちして、軍事的に不利な状況の打開を図ったと考えるのが正しいのではないか」と話しています。

鳥取県 鳥取砂丘/熱中症死亡 ;  8月21日19:10分、 鳥取砂丘で熱中症疑いで死亡 観光客に注意喚起強化へ

2020-08-22 22:15:17 | 中国地方、岡山県  広島県  島根県  鳥取県 山口県


◎◎  鳥取砂丘で熱中症疑いで死亡 観光客に注意喚起強化へ


2020年8月21日 19時10分

☀☀  今月、鳥取砂丘を訪れていた男性が熱中症の疑いで死亡したことを受け、鳥取県や観光協会などによる緊急会議が開かれ、観光客に対し熱中症の注意喚起を強化していくことを確認しました。

☀🏫🚑  今月17日、鳥取砂丘で男性が倒れているのが見つかり、病院に運ばれましたが、熱中症の疑いで死亡しました。

  これを受け県や消防、それに観光協会の担当者などが参加して、緊急会議が開かれました。

◆◆⇨  はじめに県の担当者から亡くなった男性が観光客とみられることや、鳥取砂丘を訪れた人が熱中症とみられる症状を訴えるケースが、今月に入ってから急増していて、20日までに24人に上っていることが報告されました。

◇◇☞  また、対策として20日から砂丘の入り口に十分な距離を取れる場合は、マスクを外すことなどを呼びかける看板を設置したことや、観光客が少ない場所でも砂丘レンジャーが毎日巡視していることが報告され、熱中症の注意喚起を強化していくことを確認しました。


□□☞☞  県生活環境部の池上祥子部長は「ことしは新型コロナウイルスの影響で自宅にいる時間が長くなり、運動不足だったり暑さに慣れていなかったりする人も多いと思うので、無理はせず、体調管理を徹底し砂丘を楽しんでほしい」と話していました。

国土交通省/去年の水害被害額 ; (過去最大) 8月21日20:10分、  去年の水害による被害額 2兆1000億円超え 過去最大に 国交省

2020-08-22 22:07:05 | 保存版 ; 防災重要データー、被害状況、地震、南海トラフ、台風、火山、各種支援…


◎◎  去年の水害による被害額 2兆1000億円超え 過去最大に 国交省


2020年8月21日 20時10分


▼▼▼  関東や東北、長野県などで被害が相次いだ台風19号などを含む去年1年間の水害による被害額は2兆1000億円を超え、統計を取り始めてから最も大きくなったことが国土交通省のまとめで分かりました。

¤¤¤⇨  去年1年間に全国で起きた水害について、国土交通省が建物や道路、農作物などの被害額をまとめたところ、総額は合わせて2兆1500億円に上ったということです。

◆◆  これは、平成16年の2兆200億円を上回り、1年の被害額としては昭和36年に統計を取り始めてから最も大きくなりました。

🏠🌊  被災した建物の数は9万9000棟、浸水面積は8万700ヘクタールに上ったということです。

🌊🌊  中でも去年10月、関東や東北、長野県を中心に川の堤防の決壊や土砂災害が相次いだ台風19号による被害額が大半を占め、29の都府県で合わせて1兆8600億円に上っています。

◆◆  単独の水害としても、2年前、平成30年の西日本豪雨の1兆2150億円を上回り、統計を取り始めてから最も大きくなりました。

●●  また、去年8月の九州北部の記録的な大雨では、佐賀県の鉄工所が浸水し、大量の油が住宅地や農地に流出するなどして、被害額は880億円に上りました。

¤¤¤⇨  国土交通省は「広い範囲での記録的な大雨で川の氾濫や土砂災害が相次ぎ、家屋の被害が増えているのが特徴だ。この2、3年で被害額が急増していて、被害額を見ても水害が激甚化していることが分かる」と分析しています。

群馬県 高崎市と 高崎市箕郷町付近/記録的短時間大雨情報  ;  8月22日20:00分、 群馬 高崎市と高崎市箕郷町付近に記録的な大雨 災害の危険迫る

2020-08-22 21:22:42 | 関東甲信 1;茨城県 栃木県 群馬県 長野県 山梨県


◎◎    群馬 高崎市と高崎市箕郷町付近に記録的な大雨 災害の危険迫る


2020年8月22日 20時00分


☔☔  気象庁によりますと、群馬県高崎市付近と高崎市箕郷町付近では、レーダーによる解析で午後7時40分までの1時間におよそ100ミリの猛烈な雨が降ったとみられます。

■■☞☞  災害の危険が迫っていることから、気象庁は「記録的短時間大雨情報」を発表して安全を確保するよう呼びかけています。