2020/10/20 16:15
[東京 20日 ロイター] -
<16:05> 日経平均・日足は「小陰線」、5日線にサポートされるが上値重い
△▼▼ 日経平均・日足は長い上ヒゲと短いしたヒゲを伴う「小陰線」となった。前日は心理的な戻りの目安と
なる2万3700円を回復したが、この日はすかさず押し戻されたほか、ローソク足の形状も「上影陰線」
と不安定な状態にあると感じさせている。
◑◑⇨ 終値は依然として5日移動平均線(2万3556円55銭=20
日現在)にサポートされながらも、上値に重さも同時に感じさせるところだ。
★★ 9日高値2万3725円58銭を捉え切れずに反落したことで、当面は同高値が上値のメドとして強く
意識される可能性が高い。中長期の上昇トレンドを維持するためには、9日高値を早い段階で更新する必要
がある。
<15:35> 新興株市場は続伸、短期資金が人気株に向かう
○○ 新興株市場は続伸。日経ジャスダック平均、東証マザーズ指数はともに堅調な展開となった。市場から
は「東証1部の閑散相場が続く中で、短期資金が新興市場の人気株に向かっている」(国内証券)との声が
聞かれる。
△△ 日経ジャスダック平均は前営業日比0.32%高。個別では、ウェッジホールディングス<2388.T>が商
いを伴い大幅高となったほか、リバーエレテック<6666.T>が一時ストップ高、No.1<3562.T>も堅調だっ
たが、直近IPOのアースインフィニティ<7692.T>がストップ安に沈み、ストリームメディアコーポレーシ
ョン<4772.T>も大幅安となった。
△△ マザーズ指数は0.50%高。個別では、GMOフィナンシャルゲート<4051.T>がしっかりとなったほ
か、ラクス<3923.T>、マクアケ<4479.T>なども上昇。半面、ジーエヌアイグループ<2160.T>は連日のストッ
プ安となり、トヨクモ<4058.T>もさえない。
<14:15> 安値もみあい、日経平均の後場振れ幅は54円47銭
◆◆ 日経平均は安値もみあい。見送りムードが強く、売り買いともに手控えられている様子。後場に入って
午後2時15分までの振れ幅は上下にわずか54円47銭にすぎない。東証1部の売買代金も1兆2404
億4100万円と極端に細っている。市場関係者によると「商いの細り具合が、今の市場の状況を示してい
る。最大のイベントである米大統領選挙が終了するまで見送られそうだ」(国内証券)という。
<12:55> 日経平均はマイナス圏、利益確定売り先行で下げ拡大
◆◆ 日経平均は後場もマイナス圏でもみあい、前営業日比100円ほど安い2万3500円台半ばで推移し
ている。市場からは、米国の追加経済対策を巡る協議や月末にかけて企業決算を控える中、投資家の様子見
姿勢が強まっているとの見方が出ている。
◑◑⇨ 「日経平均は2万3500円を超えるあたりから利益確定売りも
出やすく、下げ幅が拡大しているのではないか。きょうも商いは閑散としており、上値を追うような展開に
はなりづらい。後場はこのままマイナス圏でもみあう可能性が高い」(国内証券)との声が聞かれた。
<11:39> 前場の日経平均は反落、米追加経済政策巡り様子見ムード強く
▼▼ 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比74円64銭安の2万3596円49銭となり、反落し
た。前日の米国株式相場は追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る不透明感で主要3指数が下落し、日本
株市場も朝方から軟調な展開となった。
△▼▼ 米株先物が堅調に推移したことから、日経平均は一時プラス転換す
る場面もあったが、再び下げ幅を拡大し幅広い業種で売りが先行した。
★★ TOPIXは0.39%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は7968億円と連日薄商い。東
証33業種中、小売業、電気機器、繊維業を除く30業種が値下がり。陸運業、鉱業、石油・石炭製品、パ
ルプ・紙などが値下がり率上位に入った。
¤¤¤⇨ 市場の関心は、米国の追加経済対策と欧州での新型コロナウイルスの感染拡大に集まる。民主党のペロ
シ下院議長は追加経済対策が大統領選前の合意の可否について、20日終わりまでに明確になることを望ん
でいるとし、「きょうのデッドラインを控え投資家の慎重姿勢がやや強まっている」(SMBC信託銀行
シニアマーケットアナリスト、山口真弘氏)との声も聞かれる。
¤¤¤⇨ 欧州で新型コロナの感染が再拡大していることなどから、「ウィズ・コロナ」関連の銘柄の人気が引き
続き高まっている。個別では、東京エレクトロン<8035.T>やアドバンテスト<6857.T>が上昇。「新しい生活
様式のもとでECなどの需要が高まり、データ量増加の恩恵を受けられる半導体関連株が見直されているの
ではないか」(国内証券)という。
東証1部の騰落数は、値上がり771銘柄に対し、値下がりが1307銘柄、変わらずが92銘柄だっ
た。
<11:02> 日経平均は軟調、米追加経済対策巡り慎重姿勢強まる
日経平均は軟調、前営業日比80円ほど安い2万3500円台後半で推移している。前日の米国株式相
場の下落を受けて日経平均は朝方からマイナス圏でスタートした後、一時プラス転換する場面もあったが、
再び下げ幅が拡大。
市場からは「米国の追加経済対策を巡る協議を控え、やや慎重姿勢が強まっている。き
ょうは特段材料は見当たらず、午後も軟調な動きが続くのではないか」(国内証券)との声が聞かれた。
<10:25> 日経平均は下げ幅縮小、米株先物の堅調推移で
▼▼△ 日経平均は下げ幅を縮小。一時プラス転換し、前営業日比3円74銭高となった。その後は前営業日比
20円ほど安い2万3600円台半ばでの推移となっている。為替の円安基調や、時間外取引で米株先物が
底堅く推移していることが下げ幅縮小の要因となっているようだ。
¤¤¤⇨ 市場では「米大統領選挙前に追加の新型コロナウイルス経済対策がまとまる可能性はまだあるとして、
明日の協議への期待で米株先物がしっかりとした値動きとなっている」(国内証券)との声が出ていた。
◇◆ ムニューシン米財務長官と民主党のペロシ下院議長は19日、追加の経済対策を巡り53分間の電話協
議を行った。ペロシ議長のドリュー・ハミル副補佐官は「双方の意見の相違を引き続き調整した」とツイッ
ターに投稿した。
⇨⇨ ハミル氏によると、ペロシ議長は追加経済対策が11月3日の大統領選前に合意することが可能かどう
かについて20日終わりまでに明確になることを望んでいるという。ムニューシン長官とペロシ議長は20
日に再び協議する予定で、スタッフ間の調整は「24時間体制で」継続されるとした。[nL4N2HA4DS]
<09:06> 日経平均は反落、米株安を嫌気 米経済対策に不透明感
▼▼ 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比83円26銭安の2万3587円87銭となり、反
落してスタート。その後は前営業日比50円ほど安い2万3600円前半でもみあいとなっている。オーバ
ーナイトの米国株式市場は、追加の新型コロナウイルス経済対策を巡る不透明感で主要3指数が下落。日本
株も軟調な流れを引き継ぐ展開となっている。
東証33業種では鉱業、陸運業、海運業、石油・石炭製品などの27業種が値下がり。繊維業、鉄鋼、
精密機器などの6業種は値上がりとなっている。