こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

特別養護老人ホーム「要介護2以下」は門前払い?!

2014-12-12 23:55:20 | 市政&議会報告
介護保険制度、来年度からの「改悪メニュー」のひとつ、「特別養護老人ホームへの入所は原則要介護3以上」ということについて、九日の一般質問でとりあげました。

現在市内5箇所の特別養護老人ホームに、入所申請している市内待機者は157名。そのうち要介護2以下の方は35名。

比率にして22.2%の方が、来年度以降「待機者」にさえなれなくなります。


「原則」ということは「例外」があるわけですが、「例外」を認められるときの「市の関与」について聞きました。

要介護2以下の方が入所申請をするときには「居宅での生活が困難な理由」を記入し、その申請をうけた施設が市に報告、市の意見を求める。市は担当ケアマネージャーなどから聴取した内容を踏まえ意見を表明する。


あくまで決定するのは施設だということです。


要介護1でも要介護2でも、施設に入所を希望される方にはそれぞれ「居宅での生活が困難な理由」があります。

身近に介護する人がいなければ、「要介護1」であっても、毎日の生活は大変です。


現在入所している「要介護2以下」の方は、継続が認められますが、来年度以降「要介護3」以上で入所し、その後、要介護2以下になれば退所しなければなりません、

9月の「高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画推進委員会」を傍聴したときに、地域密着型小規模特養の事業者の方の報告がありました。

「入所時に要介護4の方が更新で要介護2になることは多い」とお聞きしました。


家では一日中ベッドですごしておられた方が、入所後、車椅子で移動し、食卓で食事をし、人との会話が増える中で状態が改善することは当然、あるだろうと思います。

きめ細かい心ある介護によって、認定で軽度になったら、その施設を出なければならない。「帰る場所」はあるのでしょうか。


こんな冷たい仕打ちの一方、介護保険料は大幅に引き上げられる試算がされています。その話は次の機会に。



今日は朝から南海北助松駅に、やの候補と一緒に立ち、駅前での第一声のあと、午後2時まで候補者カーにアナウンサーで同乗。

12時に候補者がお昼の休憩で車を降りてからは、アナウンサー兼代理弁士です。

代理弁士で訴えるときには、介護保険の話も少しだけします。言わずにいられないのです。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする