網張温泉 4

網張温泉は良い温泉でありました。

何が良いのか？　
それを言葉で言い表すのはとても難しく、私には良い温泉としか言えませぬ。

お湯が良い？・・・まっ、そう言っておくのが無難でありましょうか？


自分の泊まった西館から東館の露天風呂への廊下


無雪期は乳白色　今は鉄錆色の　内湯


氷点下10度の露天風呂　毛の薄い頭が寒い


湯煙の中に　雪ぼっこ　


と、言う事で「網張温泉国民休暇村」に宿泊し目の前の網張スキー場で遊んできたんですけれども・・・国民休暇村と言うだけあってリーズナブルでありまして、お金持ちでは無い普通の国民でも宿泊できるお宿でありました。

いや、晩飯も朝飯もバイキングでお手軽なんですが、岩手名産の材料を随所に盛り込んだおお料理の数々は、絶品とまでは申しませんが、趣のある良いモノでありました。

旬の岩手産のワカメの刺身・・・まっ、わかめを生で食べて刺身と言うのもナニなんですが、ワカメの香と歯応えは正しく三陸の春を醸し出している訳であります。

で、極めつけは「ホヤの塩から」でありまして、こう言うのをつまみに岩手の銘酒などやっちまうと在り来たりのローストビーフなんてのは誰も手を出さないのであります。

いや、宿泊客にはアメリカ人のご一行様10名ほどもいたんですが皆して日本風の物ばかり食べていました。
で、彼らの一番人気は天ぷらでありまして、シラウオの天ぷらなど喜んで食べていたようであります。

あとアレ・・・岩手名物のセンベイ汁が流石の美味さでありまして、外人さんも美味いと申しておりました。

で、朝食も普通にバイキング形式なんですが、朝は米の飯と決めている私でありましたが、ここのパン類がやたら美味くてご飯は一膳しか食べられませんでした。

そして、絶対に外せないのが自家製ヨーグルトであります。
この地区と言うと小岩井農場ばかりがアレなんですが他にも牛飼いは盛んなようでして地元産の牛乳を使ったヨーグルトは過去に経験の無い滑らかさでありました。
それはもはやチーズの様な食感で、丼一杯ほども食べちまいました・・・まっ、その後トイレが忙しくて困ったんですけど。

と、言う事で、雪の季節はスキーやスノボが楽しめてアレですが、春から秋には山歩きや花や紅葉が楽しめる訳でして、また季節を変えて行きたいなと思うお宿でありました、と。

網張温泉3

氷点下10度以下？
ツララが朝日に染まりました。

遠くに盛岡の街が見えます。