じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

車中泊で津軽半島へ 1

2018-08-23 08:50:44 | 旅と感想
八月二十日・・・午後二時にバイトを終え帰宅し、二時四十分頃出発。

国道457号線で色麻町まで行き国道347号に乗り換え、山形県の尾花沢市を目指す。

午後四時半頃尾花沢市へ入り国道13号で新庄市へ向かう。
新庄へ向かっては尾花沢 新庄道路(無料の自動車道)が有り時間が稼げた。
この道はいずれ有料の高速道路になるのだろうが現在は無料供用なのが嬉しい。

新庄市で国道47号線に乗り換え酒田市へ向かう。
47号線は最上川沿いに走る風光明媚な国道である。
酒田に向かっては左が山で右は最上川。
山と川に挟まれた狭い場所を走っている。

戸沢村の古口辺りで最上川と並走するのだが、その風景は恐らく芭蕉の頃と大差は無いと思う・・・五月雨を集めて早し最上川 by松尾。

何故なら、川沿いには大した集落も無く今時の国道に有りがちなバイパス工事や大規模な護岸工事が見られないのだ。
たぶんこの区間は観光資源として手をつけずに残しているのだろう。
しかし、今夏の豪雨の爪痕が其処彼処に有って川沿いの道の維持が容易で無い事がうかがえた。

国道47号線狩川から345号に乗り換え遊佐町を抜けると酒田市内の混雑する道を通らなくて済むのだが敢えて市内へ入ってみた。

はたして、酒田市内は、と言ってもバイパスで外側を通過しただけなのだが、その様子は自分の記憶と大して違っては居なかった。
ただ、なんとなく、街に元気が無いように感じたのは通りすがりの勘違いか。

酒田で国道7号線に乗り換える。

この道は大袈裟でなく何百回となく通った。
若い頃車で営業をしていた時代に酒田から秋田経由で青森まで、大雪の冬でも除雪用のスコップや毛布を積んで走った道だった。

途中遊佐町の景勝地、十六羅漢岩で夕日の写真を撮った。
道は、自分の記憶とは様子が変わっていた。
十六羅漢を通る旧道は敢えて入り込まないとバイパスで通過する。
今は廃れた過去の名勝地なのかも知れない。

国道7号線で今夜の宿、道の駅象潟を目指す。


秀峰 鳥海山が見えた


子供の頃を思い出す 踏切


今夜の宿 道の駅象潟


夕食はコンビニ弁当


道の駅象潟は思ったよりも立派な施設で気後れがした。
車の台数も相当多く、こんな所で寝られるのかと心配になった。

近くには幾つかの道の駅が有るのだが温泉付きが決め手に成った。
ビルの四階の展望風呂から日本海に沈む夕日かを眺める筈だったが日没は既に過ぎていた。

静かでトイレに近い場所を物色し停めた。
少し後に傾斜していたが大した事は無いと踏んだのが大きな間違いだった。
後々これが祟って安眠とは成らなかったが、一つ学習したので好しとする。

350円で展望風呂に入り着替えてさっぱりし、夕食にした。
今夜は焼き肉弁当と生ハムのサラダと発泡酒だった。
焼き肉弁当に鰻のタレと山椒が付いていたのが不可解だったが取り敢えずかけてみた。
しかし焼き肉弁当が鰻丼に化ける事は無かった。

洗面所で外国人の親子に遇って話をした。
ニュージーランドから来て中古のキャンピングカーを買い旅をしていた。
男の子二人はまだ小学生のようだった。
親子3人の旅と言ったので母親は居ない様子。
深い事は聴かなかったが色々事情が有るのだろう。
これから北へ向かうのだが注意すべき事は有るかと問われた。
彼らのキャンピングカーは少し草臥れていたので寒くならないうちに北海道に渡った方が良いと、いい加減なアドバイスをしてみた。

午後九時頃までは静かだった道の駅だが夜が更けるにつれ様子が変わった。
大型トラックが沢山入って来てはエンジンを止めずに仮眠するのだ。
ディーゼルエンジンの重低音は耳に滲み寝付かれぬ夜となった。

道の駅での車中泊は初めてだった。
また学習した。
トイレに近い場所は車の出入りが多く煩い、と。

携帯ラジオを掛けっぱなしで10頃寝袋に収まった。










コメント
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