皆様は青森県の五所川原市はご存知ですか?
ほほぉ~・・・何も知らない、と。
ソーでしょうとも、そーでしょうとも。
ナンとなれば、津軽の有名どころは大概弘前に皆持って行かれ、残ったモノと言えば、吉幾三くらいのモノですから。
と、言う事で、この度は津軽の地でも今イチ取り残された感の強かった五所川原市の吉幾三コレクションミュージーアムを訪れてみました。
入場料は、吉幾三コレクションミュージーアムだけなら800円ですが、立佞武多の館と太宰治「思ひ出」の蔵の三点セットで1100円とお得なのであります。
私個人の感想ですが、三点セットのメインは立佞武多の館でして、吉幾三の記念館は車を置かせて頂けるので最初にここへ立ち寄って共通券を買うのがベストかと思うのであります。
吉幾三 ミュージーアムの全景
いや、思ったよりもこじんまりとしていました。
私が知っているのは「いくぞうHOUSE」でして、それは吉幾三の生家の金木町に在ったのであります。
が、いつの間にか移転し、この度訪れた吉幾三コレクションミュージーアムに変身していた訳であります。
まっ、そんな事はドーでも良いんですが、五所川原の新名所となった吉幾三コレクションミュージーアム・・・訪れた感想は「微妙」でありました。
ナント申しましょうか、貴方様が心底吉幾三のファンであればどんな物でもあり難く受け止める事でありましょう。
と、なれば吉幾三コレクションミュージーアムの展示品は宝の山と思います。
吉幾三が作曲やコンサートで使ったギター
いや、驚きました。
吉幾三が使ったギターが展示されていたんですけれども、全部安物でありました。
強いて言えばKヤイリが1本、そこはかと無い気品を漂わせていましたが、中には自分の知らないメーカーの物も有り、それはたぶん数千円で買える物ではないか、なんて気がする物だったのであります。
一番多かったのはモーリスですかね?
かまやつひろしが宣伝してましたっけ・・・モーリス持てばスーパースターも夢じゃない、なんてね。
紅白出場時に着ていた衣装など
アレです・・・舞台衣装とはこう言うもんなんで在りましょう。
ひたすら金キラであります。
スポットライトを浴びたら必ず何処かが光るような工夫がされているように見えました。
で、一着50万円程と、説明を受けたんですが、高いとは思わず、へっ?そんなもんなの、と思ったのが偽らざる感想で在りました。
余談ですが、一着だけ袖を通して良いのが在ったんですが、それを着て思いました・・・吉幾三ってデブなんだ、と。
吉幾三の書
いや、一芸に秀でる者は・・・ナンて事を申しますが、吉幾三の書は中々のモノだと思います。
しかし、書いてある言葉が少し陳腐と申しますか、あいだみつおの劣化版みたいで微笑ましかったであります。
と、言う事で、吉幾三コレクションミュージーアム・・・そこそこのファンであればそれなりに楽しめる所でありました。
次に立ち寄ったのは 太宰治「思ひ出」の蔵 であります。
いや、青森の其処彼処に太宰の足跡はある訳でして、そりやぁ五所川原にゃ親戚とかも居ただろうし、何某かのゆかりは在るとは思います。
が、新しい街並に取って付けたような新しい蔵を建て 太宰治「思ひ出」の蔵 なんて名付けて人を呼ぼうなんてのは不届き千万・・・ナンてことは無いんですけれども、それでもやや強引な感は否めないのでありました。
太宰治「思ひ出」の蔵
ナント申しましょうか、太宰に縁のある物品の多くは金木町の斜陽館に展示されている訳でして、小さな蔵で味わうのは太宰と空気感の共有とでも申しましょうか、まっ、ディープなファンでない限りはカップヌードルが出来上がる前に見終わってしまうと思いました。
太宰が聴いた 蓄音機
蓄音機の音、良いモノでありました。
レコード盤はビクターの物と読めました。
いや、蓄音機の鉄針なんて今でもあるんですね。
予備の針が沢山準備されていました。
そして三軒共通券で一番お得感が強いのが次に訪れた 立佞武多の館 でありました。
立佞武多の館 全景
六階建てのビルの中に高さ22メートルの立佞武多(たちねぷた)が収まっていて、祭りの日には四階までの扉が開いて立佞武多が出て来るのだそうであります。
四階までエレベーターで昇って回廊式に見る
造形として素晴らしいと思いました
同じ物が角度によって表情を変える
写真では伝わらない22mの迫力
青森市には「ねぶた」があり弘前市に「ねぷた」が在るのは夙に有名であります。
で、ねぶたは、ラッセラーの掛け声で跳人(はねと)が踊るので有名であります。
で、ねぷたは、やーやーどーの掛け声で静かに飾り物の山車が繰り出されるのであります。
余談ですが、私はどっちも数回ずつ観ていますが、性格的に陰なのか、戦から戻って来る姿と言われる、静かなねぷたが好きであります。
更に余談ですが、ねぷたの語源は津軽弁の ねぷて(ねむい)が語源とも言われますが定かではないようです。
そしてこの度の立佞武多であります。
ぜんぜん知りませんでした。
それもその筈、復活したのが1998年との事でありまして、我が家地方では東北の夏祭りとしてニュースになる事も少ないのであります。
いや、展示館の内容は申し分無く、わざわざこれを目的に五所川原を訪れてもガッカリはしないでしょう。
が、頑張って観ても2時間はキツいので是非吉幾三の方にも立ち寄る事をお勧めいたします。
あとアレだね、稲刈りまでの時期なら田舎館の田んぼアートとか、鶴田町の鶴の舞橋 の見学ですかね。
と、言う事で、青森県は五所川原市の観光名所を周った話なんですが、独断と偏見だけの感想なのでくれぐれも真に受けたり怒ったりしないで欲しいと思います。
付録
閑散とした土産物店街と 斜陽館
いや、別館がドーのと言う事で行く気になったんですが、道々考えた結果、おれは太宰が好きじゃないんだ、と言う結論になったわけであります。
しかし、来ちまったモノは仕方が無い、と言う事で500円を支払って斜陽館に入りましたが、昔の金持ちの豪邸を観ても大した感慨も無く、なんだか自分の生家に似ているな、程度の感想しか持ちませんでした。
と、言う事で・・・津軽の旅、これにて完結であります。
ほほぉ~・・・何も知らない、と。
ソーでしょうとも、そーでしょうとも。
ナンとなれば、津軽の有名どころは大概弘前に皆持って行かれ、残ったモノと言えば、吉幾三くらいのモノですから。
と、言う事で、この度は津軽の地でも今イチ取り残された感の強かった五所川原市の吉幾三コレクションミュージーアムを訪れてみました。
入場料は、吉幾三コレクションミュージーアムだけなら800円ですが、立佞武多の館と太宰治「思ひ出」の蔵の三点セットで1100円とお得なのであります。
私個人の感想ですが、三点セットのメインは立佞武多の館でして、吉幾三の記念館は車を置かせて頂けるので最初にここへ立ち寄って共通券を買うのがベストかと思うのであります。
吉幾三 ミュージーアムの全景
いや、思ったよりもこじんまりとしていました。
私が知っているのは「いくぞうHOUSE」でして、それは吉幾三の生家の金木町に在ったのであります。
が、いつの間にか移転し、この度訪れた吉幾三コレクションミュージーアムに変身していた訳であります。
まっ、そんな事はドーでも良いんですが、五所川原の新名所となった吉幾三コレクションミュージーアム・・・訪れた感想は「微妙」でありました。
ナント申しましょうか、貴方様が心底吉幾三のファンであればどんな物でもあり難く受け止める事でありましょう。
と、なれば吉幾三コレクションミュージーアムの展示品は宝の山と思います。
吉幾三が作曲やコンサートで使ったギター
いや、驚きました。
吉幾三が使ったギターが展示されていたんですけれども、全部安物でありました。
強いて言えばKヤイリが1本、そこはかと無い気品を漂わせていましたが、中には自分の知らないメーカーの物も有り、それはたぶん数千円で買える物ではないか、なんて気がする物だったのであります。
一番多かったのはモーリスですかね?
かまやつひろしが宣伝してましたっけ・・・モーリス持てばスーパースターも夢じゃない、なんてね。
紅白出場時に着ていた衣装など
アレです・・・舞台衣装とはこう言うもんなんで在りましょう。
ひたすら金キラであります。
スポットライトを浴びたら必ず何処かが光るような工夫がされているように見えました。
で、一着50万円程と、説明を受けたんですが、高いとは思わず、へっ?そんなもんなの、と思ったのが偽らざる感想で在りました。
余談ですが、一着だけ袖を通して良いのが在ったんですが、それを着て思いました・・・吉幾三ってデブなんだ、と。
吉幾三の書
いや、一芸に秀でる者は・・・ナンて事を申しますが、吉幾三の書は中々のモノだと思います。
しかし、書いてある言葉が少し陳腐と申しますか、あいだみつおの劣化版みたいで微笑ましかったであります。
と、言う事で、吉幾三コレクションミュージーアム・・・そこそこのファンであればそれなりに楽しめる所でありました。
次に立ち寄ったのは 太宰治「思ひ出」の蔵 であります。
いや、青森の其処彼処に太宰の足跡はある訳でして、そりやぁ五所川原にゃ親戚とかも居ただろうし、何某かのゆかりは在るとは思います。
が、新しい街並に取って付けたような新しい蔵を建て 太宰治「思ひ出」の蔵 なんて名付けて人を呼ぼうなんてのは不届き千万・・・ナンてことは無いんですけれども、それでもやや強引な感は否めないのでありました。
太宰治「思ひ出」の蔵
ナント申しましょうか、太宰に縁のある物品の多くは金木町の斜陽館に展示されている訳でして、小さな蔵で味わうのは太宰と空気感の共有とでも申しましょうか、まっ、ディープなファンでない限りはカップヌードルが出来上がる前に見終わってしまうと思いました。
太宰が聴いた 蓄音機
蓄音機の音、良いモノでありました。
レコード盤はビクターの物と読めました。
いや、蓄音機の鉄針なんて今でもあるんですね。
予備の針が沢山準備されていました。
そして三軒共通券で一番お得感が強いのが次に訪れた 立佞武多の館 でありました。
立佞武多の館 全景
六階建てのビルの中に高さ22メートルの立佞武多(たちねぷた)が収まっていて、祭りの日には四階までの扉が開いて立佞武多が出て来るのだそうであります。
四階までエレベーターで昇って回廊式に見る
造形として素晴らしいと思いました
同じ物が角度によって表情を変える
写真では伝わらない22mの迫力
青森市には「ねぶた」があり弘前市に「ねぷた」が在るのは夙に有名であります。
で、ねぶたは、ラッセラーの掛け声で跳人(はねと)が踊るので有名であります。
で、ねぷたは、やーやーどーの掛け声で静かに飾り物の山車が繰り出されるのであります。
余談ですが、私はどっちも数回ずつ観ていますが、性格的に陰なのか、戦から戻って来る姿と言われる、静かなねぷたが好きであります。
更に余談ですが、ねぷたの語源は津軽弁の ねぷて(ねむい)が語源とも言われますが定かではないようです。
そしてこの度の立佞武多であります。
ぜんぜん知りませんでした。
それもその筈、復活したのが1998年との事でありまして、我が家地方では東北の夏祭りとしてニュースになる事も少ないのであります。
いや、展示館の内容は申し分無く、わざわざこれを目的に五所川原を訪れてもガッカリはしないでしょう。
が、頑張って観ても2時間はキツいので是非吉幾三の方にも立ち寄る事をお勧めいたします。
あとアレだね、稲刈りまでの時期なら田舎館の田んぼアートとか、鶴田町の鶴の舞橋 の見学ですかね。
と、言う事で、青森県は五所川原市の観光名所を周った話なんですが、独断と偏見だけの感想なのでくれぐれも真に受けたり怒ったりしないで欲しいと思います。
付録
閑散とした土産物店街と 斜陽館
いや、別館がドーのと言う事で行く気になったんですが、道々考えた結果、おれは太宰が好きじゃないんだ、と言う結論になったわけであります。
しかし、来ちまったモノは仕方が無い、と言う事で500円を支払って斜陽館に入りましたが、昔の金持ちの豪邸を観ても大した感慨も無く、なんだか自分の生家に似ているな、程度の感想しか持ちませんでした。
と、言う事で・・・津軽の旅、これにて完結であります。