まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

アヴィニョンへ

2010-09-18 16:57:49 | 海外巡り Europe

9月1日の朝、Auberge la Feniereを出発、Lourmarinからアヴィニョンを目指します。

途中には、イタリアを思わせる山岳都市(村)も見えます。残念ながら先を急ぐため見学は見送り。

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Cavaillonで休憩。Cavaillonといえばメロン、メロンといえばCavaillonということのようです。

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人口は25,000人程度の小さな町ですが駅に向かう通りにはちゃんと映画館もあります。

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ここでもプラタナスの並木が見事です。

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アヴィニョンの町にはいる。アヴィニョンの町も90,000人程度でそれほど大きな町ではないが、中心部は賑わっている。映画館もあります。

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また中心部の広場に面して市役所があり、そこが市民のアイデンティティを確認する場になっていることも他の都市と同様です。

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ところで、アヴィニョンのTGV駅は文句なしに美しい。

P1100388 コンコースレベル

P1100398 プラットフォームレベル

何でこんなに美しく無駄なスペースを発想することが出来るのでしょうか。

Jean-Marie Duthilleulは私と同じ年ですが、エコールポリテクニーク出身。フランス国鉄SNCFに関連する建築家として多くの駅を手がけています。彼は駅だけでなく楕円形の平面の小さな教会をパリに建てています。既成概念を破る楕円形は水を受けるために両手を合わせた形だそうですが、いつかその教会(St Francois De Molitor Church)も見たいものです。

 

 

 


エクスアンプロヴァンス

2010-09-18 15:45:43 | 海外巡り Europe

鶴岡と同じ人口14万のエクスアンプロバンスに立ち寄りました。

プラタナス並木の美しい中心街ミラボー通りです。

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大学町であるせいか、大変若い人が多いという印象です。実際には学生たちは、お休みのはずなので観光客が多いのかもしれませんが、服装も洗練され、皆さんこの場所で自分たちが見られていることも楽しんでいる様子です。少し離れたところにアトリエのあったセザンヌもこの通りを散歩したはずです。

中心部は車が入れません。その代わり中心広場を取り囲むようにバスが走っています。

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市役所は中心のリシェルム広場に面しています。市役所は行政マンの仕事場、あるいは行政サービスの事務スペースというだけでなく、その都市の市民シップ、その都市に属していることを市民が確認するよりどころとなる建築であるように感じます。

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城郭に囲まれた中世都市の雰囲気が中心部にはそのまま残っています。同じ14万都市でも中心部の飲食店やお店の多さには驚きます。勿論車のアクセスがしやすい環状線沿いなどにはスーパーマーケットもあるのです。