都市環境デザイン会議の大会で岐阜を始めて訪れました。宿泊はお隣の大垣にしました。
私たちの世代には、大垣は繊維産業で栄えたまちという印象があります。もちろん今は違うでしょうが、駅前から続く商店街を訪れると、工員さんたちでさぞかしにぎわった時代が髣髴されます。
もちろん今も元気です。
日曜日の路上市場です。ご年配の方々のお店です。
このまちを歩いていて気付いたのが、防火帯建築です。たくさんあります。
なかなかの迫力です。コーナーの階段室などに工夫があります。
他にも懐かしい昭和の建築があります。これはお城近くの大垣城ホール。名前から、公会堂のようなものかと思ったら、中は体育館です。
階段のデザインに目が留まります。踊り場の出し方がいいですね。
市のHPをみると、昭和28年に飛行機の格納庫を移築転用したとのことです。
すぐ近くにお城があります。
石田光成が東軍と戦った城です。全体の再現図を見るとずいぶん堅牢な構えです。
周りのお堀の一部が残っています。
実は大垣は水資源の豊富なところです。水力発電所の建設が、後の繊維産業の発展にもつながっているようです。旧城下は駅の南ですが、田園やおそらく工場跡地のショッピングセンターの目立つ駅北にも水路が張り巡らされています。
鯉も居ます。この水路が、妹島和世さん設計のマルチメディア工房につながっています。
揖斐川の伏流水で酒を作り続けてきた酒蔵もあります。
高谷時彦記
I visited Ogaki city for the first time. I found some RC buildings of fire resistive structure along the main street. THose buildings were constructed to provide a fire-blocking zone in this city. After the world war Ⅱ, fire proofing of cities has been one of the main issue of Japanese city planning.
After enjoying a walk around the down town, I visited the factory of multi-media, designed by architect Kazuyo Sejima.
Tokihiko Takatani
Architect/Professor
Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo
Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata