設計の拠点を文京区から自分の暮らすまち調布に移してから、はや2年。自転車での通勤も市内で完結・・・。そうなると徐々に自分の暮らすまちのことが気になってきます。まちの顔ともいえる調布駅前。その駅前の景観に大きな要素を占めるのが、バス・タクシーシェルター。景観としてどうでしょうか。
トリエの休憩所からもよく見えます。下の写真です。上からの「見下ろし景観」も人の印象に大きく影響します。
残念ですが、このシェルターが、デザイン的にはあまり考慮されないまま設置されたことが良く分かります。
バスシェルターなどは、使いやすいのが一番ですが、同時に景観的にも阻害要因とならないあり方が求められます。何とかうまい解決法がないものか、一度景観的な視点からみんなで議論してはどうでしょうか。調布駅前広場は、かつては「日本一の広場」と称されたこともありました。そのよい遺伝子をうまく受け継ぎ、伝えていきたいものです。
高谷時彦
建築・都市デザイン
Tokihiko TAKATANI
architecture/urban design