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my diary

オールドエイジか、ゴールデンエイジか

2022年06月18日 | 日記
 猪瀬直樹元東京都知事が、日本維新の会から立候補予定の女性候補者の肩などを演説中に何度も触っていたとしてネット上で物議を醸しているという。猪瀬氏については、都知事を辞める原因となった事案も含めて、かねてから脇の甘さが指摘されていたが、触られた女性候補者は、「まったく気にしていない」とのことなので、反維新側からの為にする批判である可能性もあるが、それにしても、若い妻がありながら、女性候補に公衆の面前で触り放題だったのは、見ように寄っては、何とも羨ましく感じる。
 維新については、元大阪市長の橋下氏の「このまま悲惨な結果になる事が見えているならロシアに譲歩して戦争を終わらせた方が良い」という、ウクライナへの早期降伏論とも取られかねない発言が一部から批判を浴びているが、鈴木宗男氏の「物価高で世界中が悲鳴を上げており、自前で戦えないのなら潔く関係諸国に停戦の仲立ちをお願いするのが賢明な判断と思う 」との発言も重ねて考えると、もしかすると、ウクライナ降伏論が、維新の政治家の中で占める意識なのではないかと思われかねない。また、不気味な公式ロゴマークを掲げる大阪万博の開催は、コロナ禍で強行開催された東京オリンピックよりは、まだましだとしても、その跡地を利用してのIRカジノ構想は、どう考えてもいただけない。カジノは明らかに博打であり、それが公営化されても博打であることに変わりはない。中国人主体のインバウンド客の集客も見込めなくなり、オンラインカジノの存在もあって、国内客の集客も期待できなくなった状況で、なおもカジノ構想を取り下げない維新の会の幹部は、政治家としてどうかしているのではなかろうか。
 ともあれ、猪瀬氏のように、ミドルエイジとなった政治家の振る舞いが批判されることが多い。プーチンのウクライナ侵攻に当たっての判断ミスも、彼の年齢からくるものが作用した可能性もある。
 高齢者は、特有のこころの変化や精神的な変化があるとされている。
① 感情のコントロールが困難になる。
➁ 不満や怒り、不安感が大きくなる。
③ 孤立感、孤独感の増加。
④ 無気力、無関心。
⑤ 頑固になる。
 高齢者は、自分自身の変化に率直に向き合い、むしろ、高齢になったからこそ、何事にも捉われず自由に考え、一日一日を楽しんで過ごすことが、ゴールデンエイジとなる秘訣ではなかろうか。

・ 数ふればわが身につもる年月を送り迎ふと何いそぐらん (平兼盛)
・ 老いぬとてなどかわが身をせめきけむ老いずば今日にあはましものか (藤原敏行) 
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