救いは取り消されることがあるのか 第32回
「無条件的な救いの保証」という立場をとる人々は、神様の子供たちが、犬や豚にたとえられることはないと言います。しかしこの聖句が与える教訓は明白です。彼らは、神様と救い主イエス・キリストを知る知識を通して、この世の汚れから逃れました。彼らは悔い改めました。彼らはキリストの味方になりました。彼らは彼らの生涯を主にゆだねました。しかし彼らは世俗や罪の『穴』を再び思い出しました。エジプトから出た昔のイスラエルの民のように、彼らは「肉のなべのかたわら」と「にらとにんにく」を懐かしがりました。彼らは罪の楽しみを思い出し、あたかも、豚が洗われてもまた泥の中に転がるように、キリストを離れて再びこの世へ戻ってしまいました。どんなクリスチャンも、豚のように過ごしてはいけません。しかしペテロの教訓は、そのようなことが、あらゆるクリスチャンに起きる可能性があることを教えています。
これが真の福音です 第4回
皆さんは当然、イエス様が、肉体を持って来られたと信じておられるでしょう。でも、この信仰告白は、“イエス様が乙女マリヤより生まれ、十字架につけられ、三日目に甦り、天に昇られ、また私たちを迎えに来られる”、このような信仰告白以上のものでなければなりません。このように皆さんが信仰を告白しているとしても、実は、反キリストが教える、間違った教えに従っていると思います。
皆さん、ご存知ですか。私たちの基本教理の中にも、受肉について、この反キリストが教えている内容が、そこに入っているのです。ですから、ここにいる皆さんのほとんどが、反キリストの教える内容を信じていると思います。そして、皆さんがイエス様を間違って考えているために、皆さんの信仰生活の中で、勝利の経験が乏しいのです。罪に打ち勝つために、どんなに頑張っても勝てない理由は、皆さんがイエス・キリストを間違って理解しているからです。