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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

ハルマゲドンの戦いとは? 第5回

2015年09月26日 | 日記

1週間は7日であるため、70週は490日(70週×7日)であり、これは期間的預言の計算原則に基づいて490年になります。「1日が1年である」(エゼキエル4:6、民数記14:34)。ところで、490年が始まるのはいつでしょうか?続いて天使ガブリエルの説明を聞いてみましょう。「それゆえ、エルサレムを建て直せという命令が出てから、メシヤなるひとりの君が来るまで、七週と六十二週あることを知り、かつ悟りなさい。その間に、しかも不安な時代に、エルサレムは広場と街路とをもって、建て直されるでしょう」(ダニエル9:25)。

さあこの説明から、すべてのことが明らかになりました。70週つまり、490年の開始年(起算点)は、エルサレムを建て直せという命令が出されるときです。ですからそのときから始まり7週と62週、すなわち、69週(69×7=483日、つまり483年)が経過すると、メシヤなるひとりの君が現れることが、ガブリエルによって説明されています。

 

では、70週の預言の開始点であるエルサレムを建て直せという命令が出された年はいつでしょうか?エルサレムを再建する最後の命令が、いつ布告されたのでしょうか?エズラ7章7、13節に、私たちは、エルサレムの再建命令を見つけることができます。「アルタシャスタ王の七年に… 手紙…に送る」。再建命令が出された、アルタシャスタ王の7年は歴史的に確立された年です。聖書の主な注解書を見ても、再建命令が出された年はBC457年であることを確認することが出来ます。従って、70週の預言の出発点は、BC457年です。エルサレム再建を命じる手紙が、その効力を発揮するBC457年の秋から始まり483年(69週)過ぎると、歴史の年表の中で最も輝かしい出来事が起こる年になります。その年はまさに、キリストがバプテスマを受けられた年です。

 

≪1日=1年の原則について≫

    

象徴的な期間を示す預言解釈で、1日を1年として解釈する原則は、健全な預言解釈法で、古くから認められてきました。多くの聖書学者たちだけでなく、宗教改革者たちも、ダニエル書と黙示録に出てくる象徴的な預言期間である、1260日、1335日、2300日などの預言解釈に1日=1年という原則を適用しました。1日=1年とする原則は、教会史を見ても、この原則が初期キリストの教会の時から始まり、中世の暗黒時代のローマカトリック、宗教改革の時代、そして近代のキリスト教会に至るまで一貫して適用されてきたという事実を確認することができます。以下にその代表的な人物をあげておきます。

 

❶初期キリスト教会の聖書学者:

テルトゥリアヌス、クレメンス、ユゥセビオス、テオトレッド、

テオドシウス、アンドロニクス

❷中世のユダヤ人学者:

ナハウェンディ、アリ、ラシ、ナハメニデス、ブラシバズ

❸中世のカトリックの学者:

ヨアキム、アーノルド、アベルティーノ、デリア、ブルテ、ニコラスクレプ

❹宗教改革者:

マルチン・ルター·、メルラヒントン、プンク、ボーリン、ジョン・ノックス、ジョン・ベール、トーマス・ブライトマン、ジョン・ウェスレーの助力者であるプレショル

❺1700年代の聖書学者:

ルーテル教会の神学者ベンゲル、万有引力を発見したアイザック・ニュートン卿

❻1800年代の聖書学者:

長老教会一般議会の議長であるジョシュア・ウィルソン博士、監督教会の司教であるジョン・ヘンショ、エール大学の総長ティモシー・ドワイト、ユニオン大学の総長エリファー・リーアップデートノート、オハイオ大学の総長であるジョージ・ジャンキン

 

このように、預言解釈の、1日=1年の原則は、ある個人や教団の独自の見方や特殊な解釈方法ではなく、長い歴史を通し、そしていろいろな教派に所属している様々な聖書学者たちの、詳細な聖書研究を通して導き出された結論であることが分かります。