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ひまわりさんの日々の信仰日記と再臨信仰のエッセンスについてご紹介しています

突然消えた操縦士  秘密携挙説とは 第17回

2016年11月18日 | 日記

6 ユダヤ人のための恩恵期間の終わり

最後の1週で表されたある7年の、後半の3年半が過ぎると、神様が選民としてのユダヤ人に与えられた、70週の全ての預言が完全に終わることになっていました。そのように、残り3年半の間、弟子たちは主にユダヤ人の救いのため、最後まで努めました。イエス様が亡くなられた3年半後である紀元34年、新しい契約の福音を最後まで拒否したユダヤ人指導者たちに向かって、警告と訴えの説教をしたステパノに、サンヒドリン議会が石打ちの刑を行うことによって、ステパノはキリスト教会最初の殉教者となりました(使7:51-60)。これによって、ユダヤ人のための70週(490年)の猶予期間は完全に終わり、その後起きた迫害で各地に散らされたクリスチャンたちは、福音を外国人に伝えるようになりました。「神の言は、まず、あなたがたに語り伝えられなければならなかった。しかし、あなたがたはそれを退け、自分自身を永遠の命にふさわしからぬ者にしてしまったから、さあ、わたしたちはこれから方向をかえて、異邦人たちの方に行くのだ」(使徒行伝13:46)。

 その後紀元70年、ダニエル書9章26節と27節に預言された通り、「きたるべき君の民は、町と聖所とを滅ぼすでしょう」という事件が起きました。ローマ帝国の軍人によって、聖殿は燃えて灰と化し、110万人以上のユダヤ人が包囲されたままエルサレム内に閉じ込められ、残酷な最期を迎えました。「その石一つでもくずされないままで、他の石の上に残ることもなくなるであろう」というイエス様の言葉だけでなく、ダニエル書に記録された預言が成就したのです。

 こうしてダニエルの預言通り、ユダヤ人は1つの国家として神様の民となる特権を喪失しました。1つの国家として選ばれた民になることを最後まで拒否したため、紀元34年以後、彼らは異邦人と同じように個人としてのみ救われることとなったのです。ユダヤ人の恩恵期間の終了について、新約聖書は何と言っているでしょうか?

 「神の国はあなたがたから取り上げられて」(マタイ21:43)。

 「そして、道のかたわらに一本のいちじくの木があるのを見て、そこに行かれたが、ただ葉のほかは何も見当らなかった。そこでその木にむかって、今から後いつまでも、おまえには実がならないようにと言われた。すると、いちじくの木はたちまち枯れた(いちじくの木はユダヤ国家を象徴)」(マタイ21:19)。

 「もはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからである」(ガラテヤ3:28)。

 「もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである」(ガラテヤ3:29)。

 「ユダヤ人とギリシヤ人との差別はない。同一の主が万民の主であって、彼を呼び求めるすべての人を豊かに恵んで下さるからである」(ローマ10:12)。

 「しかし、神の言が無効になったというわけではない。なぜなら、イスラエルから出た者が全部イスラエルなのではなく、また、アブラハムの子孫だからといって、その全部が子であるのではないからである。かえって、イサクから出る者が、あなたの子孫と呼ばれるであろう。すなわち、肉の子がそのまま神の子なのではなく、むしろ約束の子が子孫として認められるのである」(ローマ9:6-8)。