2.食べ物の重要性
健康のために最優先で考えなければならないことは、私たちが毎日摂っている食べ物です。多くの人がこのような質問をします。「人間は食べるために生きるのか?もしくは生きるために食べるのか?」。少なくともクリスチャンは、主を喜ばすために食さなければなりません。聖書は私たちが神様に喜んでいただけるように、飲食しなければならないと語っています。「だから、飲むにも食べるにも、また何事をするにも、すべて神の栄光のためにすべきである」(1コリント10:31)。私たちはまず、神様の偉大なお言葉に記録されている原則に従って飲食することを決心しなければなりません。神様は次のように問われました。「なぜ、あなたがたは、かてにもならぬもののために金を費し、飽きることもできぬもののために労するのか」(イザヤ55:2)。
それでは、どんなものが、私たちが摂取してよい、健康を増進させる食べ物なのでしょうか? そのためには何を基準にすればよいのでしょうか? 神様が人間を創造された後に、人間のために最高の献立を作ってくださいました。その献立は、人間の健康を最高の状態に保てるように構成されていました。「神はまた言われた、『わたしは全地のおもてにある種をもつすべての草と、種のある実を結ぶすべての木とをあなたがたに与える。これはあなたがたの食物となるであろう』」(創世記1:29)。果物と木の実、穀物と野菜、まさにこれが神様が与えられた食べ物、すなわち、私たちが摂取しなければならない最高の食べ物なのです。
健康を失ったことのない人は、健康の重要性についてそこまで真剣に考えません。しかし健康を失った時に、その大切さを実感するのです。健康は人生の資産の中でも、基本となる非常に重要なものと言えます。とすれば、私たちの体を健康に保つために、私たちを創造してくださった神様の言葉である、聖書が教える良い食べ物を摂ることはとても大切なことです。良い食べ物を摂ることによって、私たちは健康面ばかりでなく、頭脳が明晰にされ、聖書の奥深い真理と救いの秘密を悟るようになります。聖書の教える食事法は、質素、素朴なものですが、私たちクリスチャンにとって非常に重要なことだと言えます。