今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

醫王山 一畑寺<一畑薬師>その2(島根県出雲市小境町)

2019年12月03日 | 神社・仏閣
訪問日 令和元年5月26日

醫王山 一畑寺<通称:一畑薬師>
1300段余りの石段(参道)でも有名と書いたが、駐車場からの参拝ではここが最初の石段となる



仁王門
巨大な額には山号の「醫王山」



「金剛力士」 右が口を開けて「阿」をあらわす密迹金剛、左が口を閉じて「吽」をあらわす那羅延金剛



「阿」がサンスクリットの最初の音、「吽」が最後の音で、生命や宇宙の「はじめ」と「おわり」を象徴するとされている



鐘楼堂
鐘は明治24年鋳造。第二次世界大戦の昭和19年10月軍へ供出され、岡山県玉島市の製鉄所に送られた



溶鉱炉へ入れようとすると、急に停電になったり、吊り下げるチェーンが切れたり、係りが病気で休んだり、どうしても作業がはかどらずそのうちに終戦を迎えた



観音堂
中国観音霊場 第26番札所/百八観音霊場 第31番札所



正面には、中国の観音聖地・普陀山より請来された「瑠璃観世音菩薩石像」がある






内部には、日本全国の観音霊場の朱印を見ることができる






本尊は「瑠璃観世音菩薩」



八万四千仏堂
仏教では八万四千の法門(教え)が説かれている。この八万四千の教えを仏像として奉納されている



8万4千体の仏像をご安置するという壮大な計画は、平成5年(1993)の一畑薬師創開1100年祭に因んで始められた



確かに10年前より仏像の数が格段に増えている



薬師本堂
縁起によれば、寛平6年(894年)、漁師の与市(のち出家して補然と称する)が、海中から引き上げた薬師如来像を本尊とし、医王寺として創建したという



「目のお薬師様」として有名
以前訪れた時には「飛蚊症」で悩んでいたので、お茶を購入して目を洗ったが信仰心のない私には効果がなかった



扁額には「瑠璃光殿」






本尊の「薬師瑠璃光如来(秘仏)」が祀られている



「賓頭盧尊者」



絵馬もこの寺院の特徴を表している文字「め」である



白装束に身を包んだ巡拝者が次々とやってくる。



「醫王佛」






薬師堂の片隅に、本尊出現の聖地・赤浦の汐、島根半島四十二浦巡りの汐や海藻等を奉納する場所がある



境内絵図にはない、小さなお堂がある



日本海の赤浦海中から薬師如来を引き上げた漁師の与市(のち出家して補然と称する)を祀る






十六羅漢堂
釈迦の高弟を十六人のことで、「羅漢」とは修行僧のこと
出雲市の三代化龍作の羅漢像は、個性あふれる表情と真摯な姿が共感を呼んでいる



















































「狛犬」






帰路につく前にもう一度境内を眺める









「結縁の木」 タブノキ二本が結合している



駐車場に戻る。この個性的な木は何というのだろう



撮影 令和元年5月26日

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