道の駅「倶利伽羅 源平の郷」(石川県) 道の駅では趣味を同じくする仲間との交流を楽しむことができる。
27 ブログについて
ブログに挑戦したのは、退職時に職場から私物を持ち帰ったとき約40年働いた記憶はあるが記録が残っていないことに気づき愕然としたことがきっかけだ。
これからの人生を送るのに、生きてきたという記録を残したいと漠然と考えるようになり旅に出発した。旅行中も常にそのことを考えていたため、とりあえず旅の記録を残すことにした。
写真家 土門拳のこの角度からの写真に感動して訪れた「三仏寺 投入堂」
投入堂の側に行くにはこのような山を登る事になる。この景色が眼前に現れるとこの場所に至るまで苦労が多い分感動もする。
旅の記録を残すには各訪問地で写真を撮らなければならない。昨年(H25)は春と秋に合わせて60日間の長旅に出かけたが、2回の旅で3万枚以上の枚数を撮っていた。
旅を終え、自宅に戻り普段は写真のデータをパソコンのハードディスクに移す作業をして終わるのだが、時間もあり写真を整理することにした。とはいっても、整理するという作業は私にとって一番苦手な分野になる。しかも整理する写真の枚数はこれまでに経験したことがないほど多い。
三日坊主という言葉は私のためにあるほど、これまで心に決めたことを最後までやり通したことはない。他人のためにはできるが、自分のためにはできない。そこで思ったことは他人のためにこの写真を使えないかということだ。
私も旅をするときにTVの映像や雑誌の写真を参考にしている。そこで結びついたのがブログで写真を公開するということ。自分のためにするだけなら長続きはしないが、他人のためにと思えば続くかもしれない。
「一石二鳥」になるか「二兎を追う者は一兎をも得ず」になるか賭けではあるが、賭けは好きなのでやることにした。
鳥取砂丘にある「砂の美術館」で撮した写真を見て行ってみたいという人もいたようだ。
昔から新しいものに挑戦することは苦にはならず、どちらかというと好きな方で、ブログの作成にも抵抗なく入っていけた。
これまでは、特に意識して他人の写真を見たことはなかったが、多くのブログの中でも写真を中心にしている人に注目して、写真のサイズやコメントなどを参考にした。写真を強調している人のブログの多くはテンプレートの色を黒色かそれに近い色にしていたので真似てみることにした。
何度も失敗を繰り返しながら、丸一日かかり、やっとの思いで第1号を発信することができた。コツをつかむまでは時間だけを浪費し10数枚の写真を公開するのに4・5時間要することもしばしばあった。
写真の多くが神社仏閣のため、写真のコメントに自分の感想に加え、歴史なども調べて添えてみた。歴史的背景があると写真にも重みが増し、いいかげんな旅行自体も価値あるになっていくような感じがして実にいい気持ちになってくる。
記念すべき第1号 「林泉寺」(上越市) JAFの冊子の写真に感動しキャンピングカーで最初に訪れた場所。
この寺を訪れて初めて「上杉謙信」との関わりを知った。知識がないというのは悲しいことではあるが、現地で得た知識というのはとても新鮮で心に残る。
さらに一桁であっても訪ねてくれる人もでてきた。これは大きな喜びでもあり、今後の励みにもなる。
そして、訪問者も二桁になり自分自身でもブログを継続できると考えたときに周囲の数人にブログのアドレスを知らせた。
ブログを見た身内から旅に行ったような気分になると言われたのが頭に残り、2回目の旅となるH25年10月以降の写真は、他人に見てもらうことをかなり意識して写真を撮っている。
事情があってその地に行けない、どのような場所か知りたい人のためにも時間をかけ隅々まで歩くようになった。
「鞍馬寺」の奥の院 ブログをやっていなければここまで来なかったと思う。紅葉の美しい境内は疲れを忘れさせてくれる。
ブログの最後に撮影月日を入れているのは、近い将来、体が自由に動かなくなり、記憶も薄れてきたときに思い出すきっかけになればと思い、自分のためにしている。
理由はわからないが最近訪問者が増えてきている「石塔寺」 夏と秋の季節を掲載しているが夏だけ見ていただいている。私は秋がいいと思うのだが…。
間もなくブログを発信して1年を迎えようとしている。
ブログ開設当初は1,000人の訪問者が目標であったが、いつの間にか4万人を超えていた。閲覧数も10万を超え、予想以上の結果に「いいものを発信しなければ」と逆にプレッシャーとなってきている。今は掲載できる写真もなく旅に出る予定もないが、今回の記事は10万超えを記念に書いてみた。