今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

浮浪山 一乗院 鰐淵寺 その4(島根県出雲市別所町)

2014年12月30日 | 神社・仏閣


根本堂周辺にある石仏









常行堂
浄土信仰に基づく堂宇で、第18世天台宗座主の慈恵大師良源を祀っている






常行堂と魔蛇羅神社
常行堂の奥に連なる建物が「魔蛇羅(まだら)神社」



慈覚大師円仁が請来したと伝えられる常行堂の守護神






鰐淵寺を訪れすでに3時間が経過。そろそろ帰ることにする。鐘楼と釈迦堂






印象に残っている狛犬






腰を高くしている姿が見慣れていなかったためか



周囲の景色を眺めながら、石段をゆっくり降りていく






受付の住職に挨拶をして寺を後にする
高地蔵尊や大慈橋も朝とでは光の関係で印象が変わる






帰り道もまた楽しい









一番興味を持ったのがこのお墓



案内板にあるように「八百屋お七と寺小姓吉三」の墓
天和2年(1682)江戸本郷の火災の時、お七は若衆小野川吉三郎に出会い、激しい恋情を抱いた
お七は吉三郎が忘れられず、逢いたい一心で天和3年放火して、火刑となった
吉三郎はこれを憐れみ、出家して、お七の遺骨と供に全国の寺院を行脚、鰐淵寺で行き倒れになったと伝えられる

 

参道横には川が流れ駐車場に到着するまで水の流れる音だけが耳に入ってくる。また、景色もよい






参道の反対側になる山側の景色もよい。細かな水が流れ落ちている






時には小さな滝も



最後は小型カメラの特殊効果で撮影した「浮浪の滝」






「身体観世音菩薩」



皆様の健康をお祈りいたします。最後までご覧頂きありがとうございました

撮影 平成26年10月23日
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浮浪山 一乗院 鰐淵寺 その3(島根県出雲市別所町)

2014年12月29日 | 神社・仏閣
受付所から長い石段が続くのがみえる
杖が置いてあることに不安を覚えるが、両手にカメラを抱えているので自力で行くしかない



石段の上にある木々も色づき始めている



さらに、続く石段を上がっていく



十王堂
石段の途中に小さなお堂がある



内部を覗き込んでみると小さな石仏が置かれている



さらに、石段が続くが「根本堂」の姿が見えてくる



六地蔵



根本堂



推古天皇2年(594年)、智春上人が当地の浮浪の滝に祈って推古天皇の眼疾が平癒したことから、同天皇の勅願寺として建立されたという



出雲地方の蔵王信仰の中心でもあり、平安時代になると大きく発展した



「鰐淵寺」は杵築(出雲)大社の祭事の一端を担うなど深い関わりを持つようになり、「杵築と鰐淵は二にして二ならず」と形容されるにいたった



鰐淵寺という寺名が資料にあらわれるのは鎌倉時代



 














根本堂と三台杉
慈覚大師円仁のお手植えと伝えられる杉の老木



 


石段の上にある、普段はあまり関心はないのだが「狛犬と常夜燈」の存在が気になった。












釈迦堂






鐘楼



銅鐘(重要文化財)<古代出雲歴史博物館展示中>
寿永2年(1188)在銘の銅鐘。武蔵坊弁慶が一夜のうちに伯耆大川寺から持ち帰ったという伝説は名高い

 

香炉



撮影 平成26年10月23日
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浮浪山 一乗院 鰐淵寺 その2(島根県出雲市別所町)

2014年12月28日 | 神社・仏閣
浮浪の滝<鰐淵寺発祥の聖地>
開山智春上人が修行したと伝えたれる場所
上人が滝壺に仏像を落として困っていると、鰐がそれをくわえて浮上したので鰐淵(がくえん)の名が生じたという



目の前に突然この風景が現れると感動するのは私だけか



蔵王堂
滝の奥の岩窟にはめ込まれたように建っている



「三間社の流造り」で、修験道の本尊である蔵王権現像を安置している



出雲地方は蔵王権現信仰が盛んな地域であり



その分布をみると鰐淵寺を起点として広がっており



鰐淵寺が出雲国内における蔵王権現信仰の拠点だった



鰐淵寺の山号の「浮浪山」だが、釈迦が法華経を説いたとされるインドの「霊鷲山(りょうじゅせん)」の一部が欠けて漂ってきた所ということで名づけられたという



「滝行」で滝に打たれている人間の姿はTVや雑誌で見かけることがあるが、お堂の姿をみるのは初めてである



実際には滝に打たれている訳ではないが



遠くから見ると、打たれているように見えるから不思議である



さて、滝を眺めている場所であるが、私の他に誰もいなかったこともあり自由に動き回ることはできたが、写真の通り狭い空間に限定されてしまう
 


その周辺には自然と一体化して注意深く見なければわからない小さな石仏があった



この日は、鳥や虫の声も無く、ただ流れ落ちる滝の音だけが耳に入ってくる



居心地がよくもう少しいたい気持ちもあったが、遭難していると思われるのも嫌なので戻ることにした



今回の車旅の大きな目的の一つがこの場所にくることだったのでつい同じような写真が多くなってしまった



来た道を戻る。反対側から見える景色も新鮮で、しかも下り道というのもいい



左側の細い道が参道。案内板が一切無いのも「浮浪の滝」の特徴。緊張感があっていい






川の水が流れている大きな岩も参道の一部






見覚えのある細い道。足もとに注意しなければ転落の危険もある



 


受付所に戻ると、住職からお茶をすすめられ、20~30分程話しを聞くことができた
参拝者との会話を大切にしていることがよくわかる
この車旅で多くの人との出会いがあったが、ここを訪ねてよかったと思うほど記憶に残っている



撮影 平成26年10月23日
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浮浪山 一乗院 鰐淵寺 その1(島根県出雲市別所町)

2014年12月26日 | 神社・仏閣
この寺の存在を知ったのは、山陰の「三仏寺」を調べていたときに偶然目にした写真からだ
三仏寺投入堂の写真を見たときと同じような驚きがあった。行くしかない、何故かそう思った

武蔵坊弁慶修行の地
弁慶は18歳から3年間、鰐淵寺にて修行したとされる
その後、姫路の書写山圓教寺、比叡山と移り、更に源義経の家来となり義経に従い国内を転戦した
壇ノ浦の戦いで平家を滅ぼした後再び鰐淵寺に身を寄せ、この際多くの伝説・遺品を残した
ここが駐車場。案内板情報では左に見える道を山の方に向かい、しばらく歩くことになる



舗装されている道路の横の川から、水の流れる音が耳に入ってくる






参道の風景を眺めながら歩いていくと、遠くに「仁王門」が見えてくる



仁王門



左右に仁王像が安置されている。格子の中に小型カメラのレンズを入れ撮影する












さらに歩いていくと朱色の「大悲橋」が見え、橋を渡ると受付所がある
受付所の住職に境内の簡単な説明をしてもらった後、「浮浪の滝」を目指す



高地蔵尊



「浮浪の滝」の案内があるが、この先それらしきものはなく、親切に慣れている現代人にとって、緊張感を持って進むことになる



住職から「川があるが石の上を渡る」ということを聞かされていなければ違う道を探していたと思う
両手にカメラを持っているため不安もあったが、渡り終えると子どもみたいに自信に変わる



渡り終えた場所を振り返る
この石も参道ならこの先もっと刺激的なものが待っているはずだ



ところが、参道も広くなり、特に地面の柔らかさはこれまで経験したことのない心地いいものだった



参道は狭くなっていくが歩きやすさには変わりはない



しばらく歩いていくと遠くに変わった形の建物が見えてくる



山王七仏堂



お堂の前には小さいが存在感のある狛犬






山王七仏堂の横からの形も現代的で個性がある






お堂横の道を進むと急に参道狭くなっていく






川中の大きな石も参道の一部



弁慶の籠堂跡
休憩所になっている



突然この景色が眼前に現れる。



撮影 平成26年10月23日
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島根県立古代出雲歴史博物館 その2(島根県出雲市大社町杵築東)

2014年12月25日 | 博物館・美術館・記念館
出雲大社といえば「縁結びの神」として有名である
下記の絵は神様が縁を結ぶ様子が描かれているのだが、一つ一つの言葉が面白く、このようにして縁が結ばれていくと思うと笑ってしまう



宿世結(すくせむすび)



江戸時代、名前を見えないように書き付けて男女ごとに分けた紙縒りを、福引きのように一本ずつ選び、結び合わせる女性達の遊びがあった



これを「宿世結」という



床に投影された文字



昔の人達の生活の様子






島根県雲南市賀茂岩倉銅鐸(国宝)
1996年に加茂町(現雲南市)岩倉の丘で農道工事中に日本最多となる39口の銅鐸が発見された



左側の銅鐸は国宝、右側は複製

 








荒神谷遺跡銅剣(国宝)
 983年広域農道の建設に伴い遺跡調査が行われた
1984年 - 1985年の2か年の発掘調査で、銅剣358本、銅鐸6個、銅矛16本が出土した



丘陵の斜面に作られた上下2段の加工段のうち下段に、刃を起こした状態で4列に並べられて埋められていた
下段は出土品、上段は出土品と同じ成分で新たに造られたもの



358本の銅剣は、長さ50cm前後、重さ500gあまりと大きさもほぼ同じである



卑弥呼の鏡か 銅鏡(重要文化財)
「景初三年」を含む41文字が鋳出された「三角縁神獣鏡」



景初三年(239年)は邪馬台国の女王卑弥呼が中国の魏に使いを送り、銅鏡100枚を賜ったとされる年



卑弥呼が触れていたかも知れないと考えるだけでも楽しい






金銅装双龍環頭大刀(重要文化財)
「奇跡の輝きを今に伝える」:1925(大正14)年考古学愛好家らが発見。鞘から刀身が引き抜けたというほど良い保存状態で出土













昨年訪れた時も感じた事だが、この博物館はとても居心地がよい
自由に撮影できることも嬉しいが、質問に対し解りやすい言葉で的確に回答してくれる担当者の対応もすばらしい



出雲の歴史は奥が深くロマンがある。卑弥呼の鏡であってほしい



撮影 平成26年10月22日
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島根県立古代出雲歴史博物館 その1(島根県出雲市大社町杵築東)

2014年12月24日 | 博物館・美術館・記念館
島根県出雲市を訪れるのは3回目になる
今回は出雲大社ではなく「鰐淵寺(がくえんじ)参拝が目的である
途中宿泊した道の駅のパンフで「鰐淵寺」に伝わる寺宝を博物館で展示していることを知り、運の良さを感じた
残念ながら企画展は撮影禁止なので紹介することはできないが、心に残る仏像も数点あった



昨年に続き出雲大社を中心とした古代出雲についての展示物を紹介していく

宇豆柱(重要文化財)
出雲大社巨大本殿の柱「宇豆柱(うづばしら)」



昨年と違うところは「重要文化財に」指定されたということ









日本書記
出雲大社の創建を物語る神話(中央)



青木遺跡出土遺構模型



古代の暮らしぶりを物語る出土品



古代の神像と絵馬



古墳時代の神祭りの場



巨大神殿の設計図





















神社の本殿建築
現存する代表的本殿の比較
出雲大社本殿(左)と伊勢神宮外宮本殿(右)



住吉大社本殿(左)、宇佐神宮本殿、賀茂別雷神社本殿、春日大社本殿

 

慶長十四年御造宮之図



神聖な楽器の二弦琴「八雲琴」



千木と鰹木



側にいる人との比較で大きさがわかる

 

大社龍蛇



木造大黒天頭部「笑っていないダイコクさん」
インド、中国をへて日本に伝来した大黒は、本来恐い顔をしていたが、福徳神として信仰を集めるうちに、ニコニコした表情になっていった






大社縁結図







 

撮影 平成26年10月22日
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砂の美術館 その5(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2014年12月16日 | 博物館・美術館・記念館
砂で世界旅行・ロシア編 〜大国の歴史と芸術の都を訪ねて〜
私が記憶・記録している範囲で作品を紹介していく
現在、展示している作品は平成27年1月4日以降 跡形もなく取り壊される運命にある



この作品のタイトルも記録していなかったが、印象に残っている作品である







 
 
ナポレオンの撤退












ロシア・アヴァンギャルド






メイン展示会場
3階の展示室出口から、展望広場の方へ進む
屋外にもいくつかの作品がテント内で展示されている



ロシアの民話-大きなかぶ-






「岐路に立つ勇士」イリヤ-・ム-ロメッツの三つの旅より
制作者は日本人の茶圓勝彦



幸せの鐘



来年もこの地に立てるようにと、若い女性が圧倒的に多い中、恥ずかしながら鳴らしてみた



展望広場から展示会場を見る。この反対側には砂丘がある



多くの作品を見ることができて十分堪能した。車に戻ったとき雨が降ってきた



最後に私の好きな作品を



 





撮影 平成26年10月21日
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砂の美術館 その4(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2014年12月15日 | 博物館・美術館・記念館


本日、私の人生の一部を共に過ごした愛車アルファードを手放した
車旅の楽しさや、車中泊の楽しさを教えてくれた車で、数々の思い出が残っている
鳥取砂丘を最初に訪れたのもこの車だったが、その時は「砂の美術館」はなかった

砂で世界旅行・ロシア編 〜大国の歴史と芸術の都を訪ねて〜
私が記憶・記録している範囲で作品を紹介していく

ロシアの文学 トルストイとその作品「戦争と平和」
「戦争と平和」の一場面で、モスクワ大火による混乱のなか、街を離れる人々を表現している



展示している作品の中で一番好きな作品である



トルストイの砂像であるが、細かなところまで彫られていて、自然光や電灯の影まで考慮して造られている



アメリカの女性の作品であるが、崩される前に記録に残そうとたくさん写真を撮った



 


北海道から車に乗って「砂の美術館」まで来る
物好きと思われるかもしれないが、このような作品に出会えると「来て良かった。また来たい。」と心からそう思う






ロシアの音楽 チャイコフスキーとバレエ
踊りのための伴奏でしかなかったバレエ音楽を芸術として確立させた


















次はこの展示会場のメインとなる作品であるが、作品名を記録していなかった
この会場に2時間半ほどいたが、人物が画面に入らないこの作品を撮る機会は数秒しかない



夕暮れとともに、奥の壁に照明があてられ作品を幻想的にしている












 














撮影 平成26年10月21日
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砂の美術館 その3(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2014年12月14日 | 博物館・美術館・記念館


砂で世界旅行・ロシア編 〜大国の歴史と芸術の都を訪ねて〜
私が記憶・記録している範囲で作品を紹介していく

シベリア鉄道と極東の都ウラジオストク



ソビエト連邦時代






ロシアの科学技術-宇宙開発-
ソビエト連邦時代を象徴する宇宙開発
ガガーリンによる有人宇宙飛行や探査機の月面着陸など多くの成果を残した






パブロフの条件反射






ロシアの大自然
ロシアの国土の多くをしめるシベリアは夏と冬の温度差が大きい地域
ツンドラに生息しているトナカイは、古くから家畜として飼われ、ソリ引きにも重宝されてきた









この女の子の表情が印象に残る



タタールのくびき-モンゴル人支配の時代-
ロシアの人々がマーケットに来たタタールの徴税官に貢物を献上している様子を表現



2階から撮したものだが、砂とは思えない






コサックの力
騎馬による戦いを得意としたコサックの象徴的な戦いの場面を表現












ピョートル大帝と西欧化
バルト海域に覇をとなえロシアをヨーロッパの強国に押し上げた。ロシア帝国初代皇帝









撮影 平成26年10月21日
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砂の美術館 その2(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2014年12月13日 | 博物館・美術館・記念館


砂で世界旅行・ロシア編 〜大国の歴史と芸術の都を訪ねて〜
私が記憶・記録している範囲で作品を紹介していく

氷河に眠るマンモス
祖先によるマンモス狩りの様子を想像して制作



皮膚の質感や牙など、砂でできているとは思えないほどだ




 

リューリク 建国のヒーロー
リューリクが上陸し、その土地に人々に受けいられるシーンを表現



人物の表情なども見る場所によって変化してくる。立体感もあり、私の好きな作品のひとつ。









キリスト教の受容
ウラジーミル1世が人々をドニエプル川に浸からせ、洗礼をしているシーンを表現






芸術のことは理解できないが、この作品の前では動きが止まってしまう






アメリカの女性彫刻家の作品である。



記念写真とはいえ、どこを切り取ったらいいか考えてしまう



豊かな民族性
ロシアは広大な国土を持ちロシア人、タタール人、ウクライナ人など数々の民族で構成されている。
トリョーシカのデザインはロシアの民族性を表現している



左から2番目の女性の首だが砂が崩れたのだろうか、違和感がある









モスクワの地下鉄を彩る彫刻
モスクワの地下鉄駅は美術館の雰囲気を感じることができる
狩りに向かう青年を表現



農家の少女の様子



撮影 平成26年10月21日
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砂の美術館 その1(鳥取県鳥取市福部町湯山)

2014年12月12日 | 博物館・美術館・記念館
雨が続くという予報だったので、雨に影響されない場所はないかと考えたときに、最初に浮かんだのが「砂の美術館」だった
昨年、私が撮った写真を見て、その存在を知り、夏季休暇を利用して北海道から車で訪れたという、元同僚もいる

鳥取砂丘 砂の美術館
美術館前に駐車場があり、運良く1台分の駐車スペースがあり駐めることができた



砂の美術館の入口。壁の色もきっと砂を意識しているのだろう



砂像彫刻家・茶圓勝彦プロデュース
今年は写真の彫刻家が作成している。残念なことに日本人はいなかった
展示室前のDVDの説明を視てから入場することをお薦めする
作者が苦労したところや自然光や室内灯まで考えて造られていることが作品の前で感じることができる



1階展示室の入口になる。どのような作品が展示されているのかワクワクしてくる



テーマ:〔砂で世界旅行・ロシア編 〜大国の歴史と芸術の都を訪ねて〜〕

作品の全体像







































2階から全体をみるとこのようになっている












撮影 平成26年10月21日
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城谷山 諦應寺(福井県三方上中郡若狭町安賀里)

2014年12月11日 | 神社・仏閣
朝からの雨も止む気配がない
予報によると2・3日続くようなので、滋賀県の浮御堂から、距離は少しあるが鳥取県の砂の美術館を目指すことにした
途中、休憩した道の駅に掲示されていたポスターを見て、衝撃を受けた
立木に直接仏像を彫ったという写真は驚きであり、この目で見てみたいと思った



諦應寺(たいおうじ)
寺の近くになるにつれ道路幅が狭くなり、右左折には苦労したが何とかたどり着いた
石造りの鳥居か

 

歩いていくと奥に大きな駐車場があった
墓地に車を駐めていたため戻ることに
500年以上の歴史のある寺だという



山門だが2階部分は鐘楼になっているようだ



正面の大きな建物が方丈だ



お堂の内部



さて、境内を歩いてみても目的の仏像がどこにあるのか見つけることができない
あきらめて帰ろうとしたときに、偶然視界に入ってきた



大木の中にというイメージがあったが、山門前の銀杏の木の中に



角度を変えると死角となり、見つけることが難しくなる



形から推察するに「十一面観音」だと思うが、本当にすばらしい



彫られて何年経過しているのかはわからないが、周囲に溶け込んでいる



Canon G1X のクリエイティブショットで撮ってみた
どのような写真になっているか撮した本人もわからない面白さがある









国の重要文化財的価値はないかも知れないが、個人的にはそれ以上の価値を感じている



私のように「気ままな旅」をする者にとって、道の駅から発信される情報は重要だ
雨は降り続いているが、気分は爽快である。砂の美術館への道のりは長い

撮影 平成26年10月20日
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夕陽山 本福寺(滋賀県大津市本堅田町)

2014年12月10日 | 神社・仏閣
「浮御堂」参拝を終え、車を走らせたときに「蓮如」の名前が目に入った
車を降り確かめるために歩いて行くと、そこに本福寺があった

夕陽山 本福寺
寛正の法難で大谷本願寺を破壊された際に蓮如を匿った寺である。



そのため、延暦寺と対立し、堅田の地元民と延暦寺との対立も絡んで応仁2年(1468年)に延暦寺の攻撃で堅田の町と本福寺が焼き払われた
芭蕉の高弟の千那が住職であったため、芭蕉はこの寺に泊まり多くの句を残し、境内には芭蕉の句碑がある



本堂
蓮如が浄土真宗布教の足がかりとしたゆかりの地である



本堂の前には蓮如像が立っている


 



鐘楼



蓮如堂



隣には幼稚園があり園児の甲高い声が聞こえてくる
カメラを持った不審者と間違えられるのも嫌だなと思い寺を出ることにした

この後の写真は、この日の朝に道の駅「びわ湖大橋米プラザ」で撮ったものである
朝の7時頃、私も毎年のように利用している道の駅の駐車場に自衛隊車両が休憩も兼ねて駐まっていた



普通、多くの車両や人が往来するとすぐわかるものだが、さすが訓練されているだけあって静かなものだ



普段、見たことのない車両もあったためカメラを取りに車に戻る



数枚撮って気づいたのだが記憶メディアが入っていなかったため再び車に戻る



 





機関銃を設置する台であるが、公道を走るときは外していると隊員からの説明を聞く



本格的に撮ろうと思い一眼レフを取りに行き戻ってみると、いつの間にかいなくなっていた



この道の駅には毎年のようにお世話になっているが、この場所にきたのは初めてだ
 
佐藤忠良「若い女・シャツ」
この彫刻家の作品は、私がよく写真を撮りに行く「札幌芸術の森 野外美術館」にも展示されている



作品に共通するところは、上半身がシャツ姿で下半身が裸体
逆ならわかるがカメラを構えるには周囲の目が気になる
作品が置かれている場所はトイレの奥で自衛隊車両のお蔭で偶然発見できた



この場所からの「琵琶湖大橋」も美しい
夕方のような感じがするが朝の7時過ぎである






撮影 平成26年10月20日
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海門山 満月寺 <通称:堅田の浮御堂>(滋賀県大津市堅田)

2014年12月09日 | 神社・仏閣


この日は朝から雨が降ったり止んだりで、何処へ行こうか運転席で地図を見ていると、ドアを叩いて私に話しかけようとしている初老の女性が
札幌ナンバーだったので声をかけてくれたそうだ。遠いところからよく来てくれたと感謝もされた
話しのなかで、その女性に紹介されたのが「堅田の浮御堂」である



宿泊していた道の駅から10分もかからない距離にあるという



さっそく向かうことにした。寺の近くの無料駐車場に車を駐め、雨が止むのを待つことにした
駐車場から寺の門が見える



小降りではあったが傘を片手に入ることにした



竜宮造の山門
「浮御堂」と刻まれているが、正式には 海門山 満月寺 という。


 
995年頃、比叡山の源信僧都が、湖中に一宇を建立し、自ら一千体の阿弥陀仏を刻んで「千仏閣」「千体仏堂」と称し、湖上通船の安全と衆生済度に発願したのに始まる



浮御堂
周辺を歩いてといっても、この方向から眺めるだけになる









観音堂
雨が強くなってきたので雨宿り。避難する場所はこのお堂しかない



十一面観世音






薬師如来






雨が止んだので、お堂から外に出る。松尾芭蕉もかつてこの寺を訪れている

芭蕉句碑
元禄4年(1691年)8月16日 十六夜の月見の宴を門人達と行った際に詠まれた句が刻まれている



「鎖あけて 月さし入れよ 浮御堂」



「比良三上 雪さしわたせ 鷺の橋」



団体客もいなくなったので浮御堂の方に行くことにする



団体客の9割は女性、神聖な場所も華やいだ雰囲気になる












遠くに見えるのが「琵琶湖大橋」。私がよく利用する道の駅が側にある



裏に廻ると「浮御堂」の額が



その手前には、狭い空間だが能舞台がある。演者が仏に舞を奉納したという



 


御本尊は秘仏。周りには千体の阿弥陀仏が並べられている



 








空も少し明るくなってきた。山門を後に駐車場に向かう



撮影 平成26年10月20日
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山王総本宮 日吉大社 その3(滋賀県大津市坂本)

2014年12月08日 | 神社・仏閣
日吉大社についての知識もなく、しかも到着したのが午後4時
キャンピングカーを購入してからはじっくり時間を掛けて廻るような旅に変わってきたが、ここだけは駆け足になってしまった

東本宮楼門(重要文化財)
この楼門に着いた頃には係の人が誰もいなく、参拝者も少なくなっていた。






西本宮楼門の軒先には猿がいたが、この門ではどうだったか記憶にない


 
東本宮拝殿(重要文化財)






東本宮本殿(国宝)
檜皮(ひわだ)葺きで、屋根形式は「日吉造(ひえづくり)」という、日吉大社特有のもの






昭和初期までは「大神神社本殿」と呼ばれていた






神社の柱下には「早尾神社」と書かれている



亀井霊水
昔、ここに池があり伝教大師参拝の折り、霊亀が現れた。占いによりここを閼伽井となし「亀井」と名付けた。



多羅葉<ハガキの由来>






あたりも暗くなり駐車場に戻ることにした
灯りの参道も独特の雰囲気がある



二宮橋(重要文化財)
駐車場の側にある橋だが重要文化財とは思わなかった



日吉三橋(大宮橋、走井橋、二宮橋)で重要文化財だそうだ



日吉大社のホームページを開いてみると、重要の場所がまだまだあるということがわかった
この周辺の道の駅はよく利用させてもらっているので、次回はゆっくり時間をかけ参拝する

撮影 平成26年10月19日
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