今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

2016 東北を旅する(最終回)

2016年05月31日 | 旅日記
東北を旅する(最終回)
道の駅「くじ」に宿泊する。静かで落ち着いた場所ではあるが、駐車場が僅かに傾斜していて、寝ると若干違和感がある
と感じる間もなく、深い眠りにつき朝を迎えた
7時になると目覚まし時計のように音楽がなりだした
朝ドラ「あまちゃん」の主題歌である。軽快な音楽というのは人を行動的にさせる



小袖海岸
朝ドラでは「袖ヶ浜」の名称が使われていたが、ロケ地は「小袖海岸」である
この場所に来るまで、途中狭い道も多く注意が必要だ



監視小屋
ただのプレハブの小屋だが、ドラマでは重要なシーンの一つになっている
ここに来るまでの距離は短いが急坂で息が切れるほど辛い
女優さんもこの場にきて撮影をおこなっているのだからハードな仕事だ



監視小屋からの風景



ドラマで見慣れた灯台も遠くに見える



夏ばっぱをはじめ、海女クラブの皆やアキがウニを採った場所
7月から海女による素潜り実演が始まる



オープニングで毎日、そして感動的なラストシーンではアキとユイちゃんが走った灯台
私も走って海に飛び込もうとしたが立入禁止のロープが
近くで見るとこの灯台、私が見たなかでも一番小さい



灯台付近から見た海岸。先の震災による津波でこのあたり一帯が流され、大きな被害に遭った



その中でもこの「夫婦岩」だけは被害に遭わず、夫婦の絆であるこの綱も切れなかった



海女センター(ドラマでは「海女クラブ」)も甚大な被害を受け、昨年、再建された



海女センター屋上から眼下に素潜り実演場所が見える。この場所は4階にあり眺望もいい



3階の食堂で「まめぶ汁」を注文する
ドラマでも複雑と表現されている通りの味だが、だんごのなかにくるみが入っていて、昔懐かしさを感じた



法光寺
北条時頼開基の古刹だが誰もいない受付に拝観料を置いて入る



日本一の大きさを持つという三重塔に興味を持ってきたのだが、大きすぎて近くでは何も見えない
あちこち歩いてみたが、全体が見えるのはこの場所のみ



南部利康霊屋
たまたま駐車場に車を駐めた関係で寄ってみたのだが、覆われた建物のなかに霊屋がある
重要文化財に指定され、当時の南部藩の財政面の豊かさを知ることができる



この地は南部藩発祥の地で、現在発掘調査が行われている



南部実光の墓。その規模に驚く



撮影 平成28年5月30日
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2016 東北を旅する(19日目)

2016年05月30日 | 車中泊
東北を旅する(19日目)
宮古港に隣接している、道の駅「みやこ」にて車中泊
ここは震災の津波により、大きな被害を受けた地域である
地域の人の話によると、「全国で一番先にTV中継された場所だと、後で聞かされた
すぐ停電になったため、まったく何がおこっているのかわからなかった」と語ってくれた



浄土ヶ浜
第1駐車場の展望台から眺める。震災復興の助けになればと、観光船に乗ることにした。



この会社の船も損害を受け、この船一艘だけが残った
大きな地震が起こり津波が来るのではないかと、船長の機転で船を沖に出し難を逃れた
このことは、船内放送での説明により知った。船上からも大きな拍手がおきた



船上では、ガイドの案内に従ってカメラを向けた









カモメではなく、海猫のジョナサンも観光船で餌付けをしているため、後を追いかけ飛んでいる









下船した後は、徒歩で周囲の景色を楽しみながら「浄土ヶ浜」を目指す






次の目的地まで車を走らせていたら突然目の前にこのような光景が…
調べてみると、三陸鉄道と同じ塗装をした、「平井賀川の水門」だった
まったく違う想像をしていた



北山崎
標高差200mの大断崖が8km続く景勝地









撮影 平成28年5月29日
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2016 東北を旅する(18日目)

2016年05月29日 | 車中泊
東北を旅する(18日目)
温泉が併設されている、道の駅「とうわ」に車中泊
前夜から翌日の計画ができているのはこの旅行では初めて
そのためか、夜中に何度も目が覚める



盛岡競馬場
退職後は長年の趣味である全国の競馬場巡りをしてみたいと考えていた
2~3日前から岩手競馬開催日情報を調べ、自分なりに日程の調整をしていた



目の前に立派な馬の彫刻が迎えてくれる
これまで神馬も含め見た馬の彫刻とは次元が違う、まさに芸術作品



ネットで調べてみると「エミール=アントワーヌ・ブールデル(仏国人有名彫刻家)」の作品 



1Rのパドック。地方競馬なのでこれはすごいという馬はいない
今日は予想紙を購入せず自分の目だけで馬券を購入することにした
当然、オッズなどもまったく見ないでパドックと返し馬の様子から判断



的中したが、配当金が投資金額より少ない「トリガミ(通称:ガミる)」
山に囲まれ、とても雰囲気の良い競馬場。家族連れ、恋人同士、孤独ではない老人なども多い



地方競馬でこれだけの規模をもつ競馬場はここだけ。噂以上だ



「芝コース」を持つ唯一の地方競馬場でもある



観客数も多く近くにいた人の話では、明日の日曜日は満員になるとの予想をしていた
目の前を馬が走り、騎手の叩く鞭の音や馬の激しい息づかいを体験できることも人気の要因になっていると感じた



もう一つ楽しみにしていたことは屋台村のジャンボ焼き鳥。2店あるが「元祖」とついている店で注文
待つこと30分、出てきた鶏肉の大きさにびっくり。しかも旨くて申し分ない。楽しい一日であった



この「毘」の漢字の帽子、上杉神社の土産店で購入
戦いの神様だが、残念ながら競馬予想には役立たなかった

撮影 平成28年5月28日
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2016 東北を旅する(17日目)

2016年05月28日 | 旅日記
東北を旅する(17日目)
遠野を1日でゆっくり回ろうと考えていたが、無理だということがわかり、道の駅「遠野風の丘」に連泊することにした
風力発電の水車がある道の駅



夜はライトアップされている。
さて、昨日感動した「とと姉ちゃん」のメモがでてきた
「ささやかな心がけで 小さな幸せを見つけ出せる 人になりたい」



福泉寺
昨日、山門を撮り終え駐車場に車を止めた時に急に雨が降り、参拝を断念した寺からスタートする



大観音堂
1週間の断食を100回、20年の歳月をかけ住職が1本の木を彫ったという大観音像が安置されている
17mの丈は日本最大



多宝塔
昨夜から朝まで降り続いた雨で、しっとりとした質感になっていて美しい



五重塔
姿・形がスリムで実に美しい。この寺は境内の花草木もかなり手入れがなされている



とおの物語の館
駐車場の奥が入り口になっている



以前訪れた時と展示方法が一変している。断然今の方が良いし面白い



旧高善旅館
柳田国男が遠野にきたときに宿泊した部屋



資料を読んでいるうちに「遠野物語」を読みたくなった
午後1時から「遠野座」で語り部の話を聞く
私一人で「カッパ淵」の話をリクエストした



遠野城下町資料館
昔の人は絵の描かれた貝で「博打」をしていたそうな。なんて優雅なことだろう



遠野市立博物館
全部見て回ると、次にくる楽しみが減るので遠野の最後は博物館にした









遠野を離れしばらく走っていると見慣れた橋がある
写真を撮ろうと車に戻ろうとしたときに列車が走り去っていった
昨日の「めがね橋」かこの「岩根橋」のいずれかが、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のモチーフになったといわれる



撮影 平成28年5月27日
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2016 東北を旅する(16日目)

2016年05月27日 | 旅日記
東北を旅する(16日目)
朝ドラ「とと姉ちゃん」で女学校の先生が言った言葉が、常子同様私の心にも響いた
だが、どうしてもその言葉が出てこない。再放送の昼にはメモまでしたが、その用紙がどこにいったものかわからない

岩手県遠野市にきている。二度目になるがすこし前のことも忘れてしまう頭なので新鮮な感じがする
道の駅で「遠野マップ」を入手。地図を見ながらナビに電話番号と住所を入力する

卯子酉様(うねどりさま)
恋愛の神様、縁結びの神様だという



赤い布を購入し左手だけで結びつければ願いが叶うという。布の数からして幸せを求めている人の多さに驚く
「幸せはある日突然やってきて、やがて、消えていく」これは、私の持論だが



五百羅漢
苦労して歩いて行ったら側に駐車場があった
たぶん全ての石に仏様が刻まれていると思うが、表面が苔に覆われ見つけ出すのが難しい
 


ほんの僅かだが探し出した石仏の一つ



通称 めがね橋
道の駅「みやもり」の目の前にある。ここで、近くの幼稚園の園児に「こんにちわ」と挨拶される
私の持っている一眼レフカメラに興味を持ったようだ
シャッターを切らせてあげたら大喜び、7~8人が集まってきて同じ動作を望む
つかの間であったが人気者になった



恋人の聖地と書かれてあったが、ここで愛を語ってもらえるよう場所もしっかりできている



泣石・続石
地図では道路沿いにあるような書き方だが、実際は少し山に入るようである。熊出没注意の看板も…



急坂をしばらく歩くと、前方に熊らしきものを発見した
自分が逃げるか熊が立ち去るのを待つか、その場で考えていた
数分待ったが動きがないため近づいてみることにした。近くで見るとただの石であった



泣石
この石がどのようなものかわからないが、近くで野鳥やカエルが鳴いていた



続石
下の二つの石で上の巨石を支えていると思っていたが…



実際は一個の石で支えている



常堅寺本堂
この本堂横を通って行くと「カッパ淵」に行き着く



キュウリをえさにカッパを釣っている。実はテレビ局の番組作成中のシーン



伝承園 
旧菊池宅(重文)
人間も馬も同じ一つ屋根の下で暮らしていた



旧菊池宅 オシラ堂内部



撮影 平成28年5月26日
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2016 東北を旅する(15日目)

2016年05月26日 | 旅日記
東北を旅する(15日目)
今日、道の駅「厳美渓」で気づいたことがある
8時15分を過ぎると周囲の車の動きが活発になる。朝ドラ「とと姉ちゃん」の終了時刻と重なるのだ
私も一度も欠かすことなく見ているのだが、今日までわからなかった



達谷窟毘沙門堂
道の駅を出発して間もなく、左手に大きなお堂らしきものがあったので車を止めて拝観することにした



窟をうまく利用して造られた毘沙門堂、右が入口、左が出口となっている



一番驚いたのがこの磨崖仏。「岩面大仏」と呼ばれている



姫待不動堂


 
黒石寺
重文の仏像を所有しているが、事前に連絡が必要とのこと。残念!



鉄製の狛犬、初めて見た



正法寺
予備知識が全くないだけに、予想していた以上の寺にきたときはとても嬉しい
石段の石が特徴の惣門



日本一大きいという茅葺屋根を持つ本堂 



庫裡が出入り口となり、堂内を自由に拝観することができる
写真撮影も制限がなく、他の寺院も見習ってほしいものだ



普門寺
三重塔があることを知り、少し離れた場所にいたが躊躇することなく車を走らせた



美味しいものは最後に食べるタイプなので、だんだん塔に近づいていって…



シャッターを押す。周辺を歩きながらさらに押す。この繰り返しである



市民が彫ったという500羅漢が置かれている。



道の駅「さんりく」近くで給油した時、この地区だけで津波で68名が流され亡くなられたと聞いた
その方は三陸鉄道の崖を上り、難を逃れたが自宅を含め目の前であっという間に流されていったと話してくれた
聞いているだけでも辛い話だった。合掌



撮影 平成28年5月25日
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2016 東北を旅する(14日目)

2016年05月25日 | 旅日記
東北を旅する(14日目)
放浪の旅も早いものでもう2週間となる。血圧が150前後、朝方の頭痛以外は健康である
今日は大好きな平泉に向かう。数日前、福島県の「白水」阿弥陀堂を発願した姫が平泉出身
故郷平泉の「泉」の字を上下に分割し「白水」の地名にしたということも訪れるきっかけとなった



毛越寺
学生時代にここを訪れたことがある
何もないことに腹が立ち、また、毛越寺(もうつうじ)と読めなくて、切符売り場で「けごしでら」一枚と大きな声で言って恥をかいた
その後、中尊寺には何度か訪れているが、ここは避けていた



本堂



大泉の池






高館義経堂
道の駅での情報により義経が最期をむかえたという、このお堂の存在を知った。民家のような資料館に立ち寄る。



館内に展示されている仁王像。滑稽さを感じるのは私だけか



ここが義経が自刃した場所とされる



芭蕉も後年この地を訪れ 「夏草や兵どもが夢の跡」 を詠んだといわれる



中尊寺
駐車場から歩き出すとき、急に右足踵に痛みが走りうまく歩くことができない。途中、我慢しながら写真を撮っていた
本堂あたりにくると、写真に夢中になり痛んだ足のことさえ忘れていた



本堂内に入ったのは初めて。内部の様子は後日



金色堂遠景



芭蕉と旧覆堂



撮影 平成28年5月24日
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2016 東北を旅する(13日目)

2016年05月24日 | 旅日記
東北を旅する(13日目)
道の駅「南相馬」で得た情報で、10kmほど離れた小高町に三大磨崖仏の一つがあるという



磨崖仏
なぜこの磨崖仏に興味を持ったかというと、町民が「三大磨崖仏の一つだ」と言い張っているということ
薬師堂の中に安置されているというより、崖に彫られている仏様に覆いをしているのがこのお堂だ



内部は暗く、前面にあるガラスに反射して肉眼ではよく見えないのだが、カメラのレンズを通すとこのようになっている。



薬師堂となっているので、薬師三尊なのか。後日、調べてみたい



さらに先にお堂があり、歩道の脇には石仏が並んでいる



先の震災でそれまであったお堂が倒壊し、新しいお堂に建て替えられた



かなり大きい磨崖仏で千手観音と想像している。詳細は後日



瑞巌寺
松島にある瑞巌寺。津波の影響がないと聞いていたが、山門の目の前まで海水が達していたというのがわかった
周囲はシートで覆われ修復工事が行われているが、この4月に拝観が可能になったという
 


瑞巌寺でお気に入りの場所がここだ



左右の石板に刻まれている仏様。何とも魅力的だ



ここに来るまで車内から悲惨な状況を見てきただけに、つい観音様にカメラを向けた



五大堂へ



松島は学生時代を含め4度目になると記憶しているが、これまでで一番観光客で賑わっていた



この場所で写真を撮ってあげたご夫妻。震災体験者で友人・知人を亡くしたという
記念写真を遺影にしたいと撮っているそうだ
震災の様子を語ってくれたが、体験者の話は説得力があり、ほんの少しだとおもうが理解することができた
東北の太平洋側を北上している目的もそこにあったので貴重な出逢いとなった



道の駅に向かう途中の夕景



撮影 平成28年5月23日
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2016 東北を旅する(12日目)

2016年05月23日 | 旅日記
東北を旅する(12日目)
居心地のよかった、道の駅「あいづ」に連泊
疲れも出てきたので今日は移動日とすることに決めた



白水阿弥陀堂
この寺は以前からずっと気になっていた。地域的な問題もあり訪れることは無理かなとも思っていた
ところが道の駅から150kmの距離にあることがわかり「いまでしょう」と勝手に判断し、行動に移した



過剰な期待は時として裏切られることが多い
駐車場に着いてもすぐには向かわず、車内で「テレビタックル」という番組を視てから、おもむろに腰をあげた



阿弥陀堂は福島県唯一の国宝の建築物である
堂内に入ると寺の歴史と安置されている5体の仏像についての説明があった



浄土庭園の風景



国道6号線を通って北上する。「福島第二・第一原発」の案内板が目に入る
途中から自転車と自動二輪の通行が制限される場所があり、周辺の民家や商店、ガソリンスタンドなどが閉鎖されている



途中の道路脇には廃棄物貯蔵場所が点在していた。南相馬市に入りやっと人の姿が見えてくる
復興半ばというより地域が広すぎて先は長い、そんな感じがした



撮影 平成28年5月22日
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2016 東北を旅する(11日目)

2016年05月22日 | 旅日記
東北を旅する(11日目)
道の駅で年配の男性に声をかけられた
話によるとキャンピングカーで全国をすでに7周しているそうだ
今日は1BOXカーの内装を自分で改造したという車を見せてもらった
補助バッテリーを3個積んでいるだけあり、車内にはTV、パソコン、電子レンジなどが置かれている
普通の車でこうなのでキャンピングカーの充実ぶりが想像できる
ふらっと家を出て旅をするところは共通するが裕福度にはかなりの格差があることを感じた

勝常寺
道の駅の情報で近くに由緒ある寺があることがわかった。この薬師堂も重要文化財



堂内に国宝薬師如来が安置されているが拝観には予約が必要。ところが運良く拝観することができた



この収蔵庫は仏像の宝庫。国宝2体、後は全て重要文化財
京都や奈良でもこれだけの仏像を所有している寺は多くないと思う



仁王門の仏像だが腰蓑を着けている。多くの仏像を見ているがこれは初めての経験だ。 



恵隆寺
「立木観音」として有名。参拝者が多いのにも驚いた



小金塔

 

「だきつき柱」は外陣・内陣に数カ所ある。この柱に抱きつき願い事をすると叶うらしい
私も馬券が当たりますようにと抱きついたが、腹がじゃまして叶わないとすぐ感じた



法用寺
仁王門の写真が面白い。重要文化財なので収蔵庫に安置されているそうだ



張り紙がある本堂



三重塔があるということで楽しみにしていた



期待通りの塔であった



撮影 平成28年5月21日
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2016 東北を旅する(10日目)

2016年05月21日 | 旅日記
東北を旅する(10日目)
道の駅「喜多の郷(きたのさと)」は温泉もいいし、夜も静かで朝まで熟睡でき体調はすこぶる順調
調子に乗って普段は自然に接することなどほとんどないが、裏磐梯の五色沼に行くことにした

五色沼
遊歩道の距離は片道約4km、出発前は2~3の沼をみたら戻るつもりだった



最近、坂道を歩いているだけで、すぐに息切れがおこる



ところが、遊歩道を歩いている多くは後期高齢者



急に元気がでてきた



帰りも同じ道を戻ることに…



途中から地元福島の同世代の男性2人と一緒になる
何度も歩いているようなので実に詳しい



旅の楽しさは多くの人との出逢いだが、この二人のことも記憶に残っていくだろう



おかげで楽しい五色沼巡りとなった。挨拶を交わし別れた



若松城(鶴ケ城)
驚いたのは観光客の多さ、大河ドラマ「八重の桜」の影響がまだあるのだろうか



大学時代帰省中に途中下車して訪れたことがあったが、時間が遅く城内には入ることができなかった
 


どの城にも共通する城内の様子



茶室「麟閣」



撮影 平成28年5月20日
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2016 東北を旅する(9日目)

2016年05月20日 | 旅日記
東北を旅する(9日目)
道の駅「にしかわ」の駐車場で、朝にブログを作成していると突然ドアをノックされた
ドアを開けると、昨日から駐まっていたマイクロバスを改造したキャンピングカーのオーナーだった
退職し今年から車中泊の旅をしているとのこと。朝から話が弾む。良い1日になりそうだ



慈恩寺
仏像が充実しているという情報があったので、10年程前に訪れたことがあったが、到着時間が遅かったため見ることができなかった



いつもは苦労する仁王門の仏像も容易に撮ることができた



本堂に多くの仏像が安置されている
特に印象に残ったのは、ここでしか見られない妖艶な外陣の天井画



三重塔



林泉寺
私のブログも3年目に入った。第1回の記事が実は上越市の「春日山 林泉寺」、その時に米沢市の林泉寺の存在を知った



本堂内では上越市の林泉寺から遷された仏像や位牌が安置されている
お参りの後に係の人から上杉謙信について、とてもわかりやすく説明される



直江兼続と妻お船の墓所



上杉神社



長尾影虎だけに、手水屋も虎(タイガーマスク)



拝殿



上杉鷹山像 「為せば成る、為さねば成らぬ何事も…」



撮影 平成28年5月19日
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2016 東北を旅する(8日目)

2016年05月19日 | 旅日記
東北を旅する(8日目)
この2日間、湯沢に住む友人には大変お世話になった
朝食までご馳走になり、見送られて出発した
尾花沢へ向かう。道の駅で情報を得ようとしたが、芭蕉関係の記念館が運悪く休館日
銀山温泉の夜景がきれいとの情報もあったが、夜まで待つわけにはいかない
地図を広げてみると羽黒山五重塔が比較的近くにあった

出羽三山神社
10数年前に一度訪れているが、昨日起こったことも忘れるほど脳の活動が低下しているため逆に新鮮な気持ちだ



国宝 羽黒山五重塔
国宝の五重塔は全国に8カ所あるが、山口県の瑠璃光寺とこの塔はとても印象に残る


 
古木の質感も好きな理由のひとつ



五重塔をそのまま進むと頂上までたどり着くが、この日は朝から体調不良…のため有料道路で

(重要文化財)拝殿
拝殿を目の前にして愕然とした。修復作業中でほとんどの部分がシートで覆われている
屋根で唯一目にすることができる部分であるが、重厚な感じがする



拝殿には月山神社、湯殿山神社、羽黒山神社の扁額により分かれている



拝殿内部の様子



(重要文化財)鐘楼と梵鐘
この鐘楼の形はあまり見たことはない



人間世界でいうと同じ形の住宅にそれぞれ住んでいる人が違うということが表札でわかる感じ



頂上駐車場から少し降りたところの展望台から見えた雪の月山。まだ、スキーができるそうだ


 
撮影 平成28年5月18日
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2016 東北を旅する(7日目)

2016年05月18日 | 旅日記
東北を旅する(7日目)
深夜から降り出した雨が止むことなく降り続けている
道の駅「おがち」は小野小町生誕伝説の地ということで、小町の旅姿「市女笠」をイメージしている



今日は湯沢市に住む大学時代の友人と会い、この地域の観光をお願いしている

三途川渓谷
橋に延命地蔵が安置されていて不気味な感じがする



橋の中央から下をみると、足がすくむような高さ
高所恐怖症の私にとってカメラをきちんと構えることさえできない
ここにきて延命地蔵の意味がわかった



川原毛大湯滝
滝は何度か見ているが、滝から湯が降ってくるという光景は生まれて初めて見た



このあたりでは入浴ができるらしい
湯の温度はこの時期少し早そうな気がするが「水着着用」との注意書きもある



川原毛地獄
硫黄臭とともに地獄山から熱湯が噴き出している



大噴湯
緑に囲まれた遊歩道を歩きながらしばらくすると、風景が一変する



あたり一面、蒸気が白く吹き出ている



周囲の温度も高くなっているが、さらに近づく
岩の裂け目から蒸気と熱湯が吹き出ている。



山から流れる水音も心地の良い気分にさせる



遊歩道も新緑に囲まれすばらしい



私個人の旅ではこのような場所を訪ねることはないが、自然に触れる大切さを知った
案内してくれた友人に感謝したい

撮影 平成28年5月17日
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2016 東北を旅する(6日目)

2016年05月17日 | 旅日記
東北を旅する(6日目)
周囲からみると遊んでいるので疲れはないと思われがちだが、「非日常を楽しむのは疲れる」というのが本音である
象潟の蚶満寺近くにできたばかりという道の駅に宿泊
出発前に写真を撮ろうとしたときに札幌から来た人に声をかけられ、結局写真を撮るのを忘れてしまった
温泉施設(350円)が併設されていて落ち着いた居心地の良い道の駅だった

土門拳記念館
今日は休息日と決め、土門拳の写真を見るために酒田市に向かって車を走らせた



この記念館には4・5回訪れている。これまでの旅では、小樽港を出港し新潟港を利用した時に最初に訪れる場所でもある
この記念館の写真を見て感動した寺や仏像巡りをするため、全国各地を旅している



帰り際この場所でカメラを構えていたら「私と同じレンズですね」と同世代の男性に声をかけられた
同じ趣味を持つ人間は話が合うし実に面白い
話題が次々と湧き出てきてつい時間が経つのを忘れてしまった


 
山居(さんきょ)倉庫
近くに人気観光スポットがありますよと上記男性に教えてもらった場所である
来てみるとこの建物は写真かなにかで見たことのある景色だった



私が写真を撮っていると「来てくれていたんですね」と再び声をかけられ、簡単な歴史を話してくれた
互いに感謝と別れの挨拶を交わし自転車で去って行くのを見送った



三居稲荷神社 
 


宿泊予定の道の駅で隣に駐まっていた地元の男性に声をかけられた
キャンピングカー購入を考えているとのことで、細かなことまで尋ねられた
車と旅が好きと言うことで意気投合し話は翌日まで続いた

撮影 平成28年5月16日
コメント (4)
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