岐阜県の道の駅「美濃白川」 温泉が併設されてとても便利、数回利用している。
15 2回目のキャンピングカーフェスティバルへ
すでに長年勤めてきた仕事も終え、のんびりと家で過ごしている。
時間もあるのでキャンピングカーフェスティバルに出かけることにした。
間もなく納車も控え、他の車の装備で自分の車に使えるものはないか、意識はその点に集中していた。
バンコンを中心に各車の室内を覗いては見たが、どの車も一長一短がある。
実際に乗ってみないと何が必要かもわからない。水を入れる数百円のボトルを記念に購入し帰宅する。
16 いよいよ納車の日がやってきた
納車というのは自宅に車を届けてくれるものと思ってはいたが、前日確認の電話をすると取りにきてくださいと言われた。
バス・地下鉄・JRと乗り継いで販売店へ。精神的な疲れもあり、嬉しい気持ちは消えていた。
ハイエースの運転は初めてだが、予想以上に大きさを感じる。特に交差点での左折には慣れるまで気をつかう。
不安だった、運転中の後方の状況はサイドミラーに頼ることになる。
販売店ではこの点気を遣ってくれ、手元のスイッチの切り替えにより常時後方が見えるようにしてくれた。だが、この時点ではまだカーナビを取り付けていないので、その確認ができない。
通常はRに入れなければカメラは作動しないが、通風口の右側にあるスイッチを押すことにより、常時後方が映し出されるしくみになっている。
家の駐車場にも何度か切り返しを行うことにより入れることができた。
車体の後方部分がソーラーシステムを装着しているため、少し高くなっているので前から入れることにした。
車から降りたときに、やっと所有者としての自覚ができた。
17 付属品を取り付ける
エンジンスターターをトヨタの販売店で購入した関係で、ナビとETC、レーダーの取り付けも依頼した。
また、車検までの定期点検の申込なども、これまで通り行ってもらう手続きも済ました。そして、請求されたのはスターターの購入金額のみ。金がすべてではないが、これまで「もやもや」していたものが、すっきりした。
細かな設定ができるレーダーで事故多発地帯など知らせてくれるため安全運転には欠かすことができない装備である。ハンドルに付けているものは車庫入れには特に便利なもので、運転が楽しくなる。
過去の話で、今から10年前になるが、全国をおそった暴風が各地に被害の爪痕を残した。私が勤務していた敷地からプレハブの物置が吹き飛び、このトヨタの販売店の車や店舗を直撃し数千万となる被害を与えた。しかし、自然災害だからということでこの販売店からは被害請求をされなかったと聞く。さすが世界のトヨタだ。
話しは変わるが、キャンピングカーの価値は10年といわれた。このあと車を購入することなど考えてはいないし、この車を大切に乗ろうと思い1年間耐久の「ボディガラスコーティング」の加工をした。
これでふつうの汚れなら水洗いだけで済む。毎年は経済的には無理だができあがりの光沢をみると、また依頼してみたくなるほど艶がある。あとは納車前にカー用品店で購入したアルミホイ-ルに履き替え、旅の準備はできた。
18 フェリーの予約をする
これまでの旅は衝動的に出発することが多く、下調べをして出かけることはほとんどなかったが、今回は帰る日だけを決めフェリーの予約をすることにした。
そこで発見したことがフェリーにも航空機と同じように「早割」があった。しかも太平洋フェリーでは50%割引(現在は30%)。
名古屋-苫小牧航路はこれまで利用したことはなく初乗船となる。出発は5月のGW終了後、新日本海フェリーの小樽-新潟航路を選択した。
この航路はよく利用するが、新潟港に早朝に着くため1日を有効に使うことができる。
出発前にネットで購入した小物。左は安価で便利なトレイ付ナビモニターバイザー。右はドリンクホルダーとスマホ入れ。見づらいが足下には自作の足置き、長旅には便利。
この度の最初の目的地はJAFから送られてくる冊子に掲載されていた「林泉寺」という寺の写真がすばらしく、そこを選択した。
19 やはり慣らし運転は必要
付属品のことで販売店との誤解があり、納車されても車を運転する気にはなれず、車に慣れることもなく旅にでる。
旅で走っているうちに慣れるであろうと軽く考えていたがそれが甘かった。
ネットでもこのシャワーのレバーを誤って触れることによって、車内が水がとび散るといった記事を読んでいたが、私も初日にタンクにあった全ての水をまったく気づかないうちに放水してしまった。その失敗から対策を考えていたが、100円均一で偶然見つけた計量カップを購入して、はめてみると見事に収まった。快感…
車もさることながらカーナビにも慣れが必要だ。幅広の道路をゆっくり走りたいと考えていたのだが、ナビはそれを許してはくれない。きっと近道を案内しているのだと思うが狭い道ばかり選び、試練を与えてくる。
車の幅には少し慣れが必要だが、油断すると路外に落ちてしまう。適度な緊張感は安全運転には欠かせない要素であるが、緊張しすぎるのは精神的に疲れてしまう。
出発前の準備などこれまでしたことはなかったが、キャンピングカーでは必要だ。
車やナビ以外にも装備品の使い方で旅に出て気づくことが多く、長旅の前に2・3日車中泊の経験をしておけばよかった。
次回に続く