畑酒造有限会社 酒蔵日記

清酒 『大治郎』 『喜量能』 醸造元
滋賀県東近江市(旧八日市)
全量地元の契約栽培米を使用
全量純米蔵です

お酒造り ~出麹・初もと~

2016年11月01日 00時08分43秒 | お酒造り

先ず、始めに

蔵の店舗の前の側溝工事

30日(日)に無事終わりました!!

足元が悪く、ご迷惑をおかけいたしました m(__)m

 

あれから、仕込みの方は

どうなっているのか…といいますと

☆26日の「初蒸」☆

 

ここで、蒸し上がったお米を冷まして、

室に入れ、麹菌を振り、

麹つくりを

 

この分厚~い、扉の向こうが

麹室なのです。

 

麹にも、

酒母麹・掛け麹があるのですが、

この日は、酒母麹のみ。

 

 

今は、タンク1本目の仕込みですので、

室でつくる麹の量も、MAXではありません。

タンク1本目のお酒が出来るまでに、

2本目・3本目と…

順次進行で、

仕込みを始めていきますので、

掛け麹・酒母麹!! と

仕込みピークの時期は、

麹の量も、MAXになります。  

室に入れたお米は、

勝手に麹になる訳ではなく、

種麹を振ってからも、

沢山の工程を経ます。

 

温度と湿度を管理したり、

均一にするため、かき混ぜたり、

水分やガスを発散させたり

 

何度も何度も、室に入り…

二昼夜。

およそ、48時間かけて

麹が出来あがります。

こうして、出来上がった麹

☆出麹(でこうじ)☆ 

 

栗のような香りが

蔵の中に広がります

 

この麹を1日枯らして、

 

酒母(もと)つくりへ

工程は進みます。

 

☆10月29日「初酛」☆

(初めて酛を立てる事から)

 

 

麹の入ったタンクの中は、

こんな感じです。

(※この写真だけ、昨年のを使用しています)

 

 

前日から、水麹をつくったり、

「汲みかけ」という作業をしたり、

酒母つくりでも、とにかく目は離せません。

 

 

☆暖気(だき)入れ☆

 

汲みかけが終わり、2日も経つと、

タンクの中も、こんなに変わっていくのです。

プツプツという音

伝わってきませんか(#^^#)

お米の、甘い香りがするんですよ。

 

ここでの、「酒母つくり」

速醸もと・きもと・山廃で

作り方も変わってきます。

また、どこかで、

ご紹介していきたいと思います。

 

今期最初の1本目。

 

酒母が出来あがるのは

もう少し先です

コメント
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