蔵のまち、喜多方から、
昨日は蔵の外壁、地上部を見ていただきました。腰壁です。
本日は上の方を見てください、喜多方の蔵は使用目的別の種類が多いのも特徴ですが、
窓にもそれぞれ用途別にいろんな窓が在ります。用途だけでなく建築構造上、この様な窓になったのもあるようですが、ご覧下さい。
蔵は開口部は出入り口を除いてはなるべく少なく小さくなっているようです。殆んど窓の無い蔵もあります。
両開きの窓、観音開きの窓です。一般的な窓です。上の画像の観音開きの扉は開けた状態でも3ヶ所の窓の扉の段切がお互いに隣の窓の段切にピッタリと合うよう様に出来ています。
ふれあい通り松本屋さんの二階の窓です。
2番目の画像は黒漆喰の観音開きの窓、甲斐本家店蔵です。
3番目の画像、一般的な観音開きの窓です。内側の段の溝に扉の段切がぴったりと嵌るように出来ています。土戸又は裏白戸です。画像の左側が内戸(雌戸)右側が外戸(雄戸)になります。
ごらんの様に窓には必ず鉄格子が取り付けられます。これは防犯と防火の対策です。
片開きの窓、縦長の窓や、四角の窓、採光や用途によって大きさや形が違うようです。この内側に格子戸、引き戸、障子戸などが付き三重構造が多いようです。
そして、引き戸です。(片引きの土戸で漆喰仕上げです)厚さがありかなりの重量になるのでレールが付き車付きのもあります。
大きな酒蔵の南面の窓です。3ヶ所の引き戸ですが、おそらく採光の為ではないでしょうかこの蔵は長さが10間ありますが、中間部に小さい窓が一ヶ所しか有りません。
昭和初期の建造です。
まだまだいろんな窓があります。
長くなってきました、本日はこの位で終わります。
蔵っていろんな観かたがあるものです。
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