ひげ爺さんのお散歩日記-3

日々新た、今日は今日、明日は明日の風が吹く

「アオツヅラフジ(青葛藤)」 ツヅラフジ科

2024-09-25 08:20:23 | 日記
           「アオツヅラフジ(青葛藤)」 ツヅラフジ科
                創作花言葉… 目立たない存在感




  9月25日(水) 今日の和泉市の天気予報は “晴のち曇” です 。 
  24時間予報では、夕方までが並び、以後はマークが並んでいます。
  今朝の気温は午前5時の20.5℃が最低でした。すっかり涼しく(寒いくらい)になりましたね。
  最高気温は30.8℃を予想していますが、湿度は40%前半で、今日も爽やかな暑い日?になりそうです

  昨日の予報は “晴時々曇” でした。 朝5時の気温は21.0℃でしたが、最低は夜中2時の20.4℃でした。
  4時ごろ寒くて目が覚め、隣の部屋から布団を持ち出しました。今年は痩せて寒さが身に堪えます(暑さもです
  お天気は、たまに雲に日差しが遮られることは有りましたが、ほとんどの時間は明るい日差しが降り注ぎました。
  最高気温は午後1時の30.5℃でしたが、湿度は50%前後で、カラッとした暑さでした。
  昨日もエアコン・扇風機は休ませることが出来ました。 この陽気、続いて欲しいですね



今日の花は  「アオツヅラフジ(青葛藤)」 です。
    

藪や林で他の木々に絡んで小さなブドウの様な 「アオツヅラフジ」 の実が生っています。 
車道脇の笹にも巻き付いていて、案外身近で見る事が出来ます。 

   

縦位置での写真が苦手なひげには、難しい被写体ですがあえて挑戦です(笑。
実の大きさは直径6〜7mmで、小さなブドウのように房状に結実します。

「つづら折り」という言葉の語源 《ウィキペディア》によると・・・
諸説ありますが、「葛籠(つづら)の元々の原料であるツヅラフジのつるが複雑に曲がりくねっていることにたとえたもの」
※ つづら(葛籠)…昔話《舌切りスズメ》に出て来る。 つづら折り…「九十九折」「葛折」とも書く。
他にも、「熊野古道の一つであるツヅラト峠越えの古道に折り返しのカーブが多かったことから」
「鼓の皮を止める糸が鋭角な切り返しで右左となっている様子に似ていることから」などがあるそうです。

   

花は7~8月に咲きますが 〖小さくてほとんど目立たず、気にかける人もいない〗 …そんな花です。



雌雄異株で、写真の花は 「雌花」 です。

    
若い実は翡翠色をしていて、奇麗です。 






成熟した実は濃い青紫色になり、表面が白い粉を吹いたようになります。
成熟した実はブドウに似て美味しそうですが、全体にアルカロイドを含む毒草です。


で、面白いというか、不思議なのはここからです。


この成熟した実から種を取り出して歯ブラシで丁寧に磨くと… 
あ~ら不思議。 小さな 「アンモナイト」 が出て来ます





ねっ、良く似ているでしょう。 アンモナイトの径は4mmです。
面白いですねぇ、この種のどこから芽が出るんでしょうね(笑。 
種を蒔き、芽が出て成長すれば、2年目から花が咲き、実が生るそうです。
小さくて可愛い実ですから、盆栽としても人気が有るそうです。
原産地は日本を含む東アジアだそうです。




           見守っていた小学校の掲示板を紹介しています          

 しばらくは「百羽の鶴」の読み聞かせを題材にした絵をご覧ください。(6年生の作品です。
 読み聞かせ ⇒ 情景を絵にする… 一貫授業として小学校が取り入れているようです。
 ですがどの作品も似たような描き方が気になります。
 よくは知りませんが ‶こういう描き方もありますよ″ という統一した描き方の指導があるようです。 
 子供たちの自由な発想を妨げるとして賛否両論あるようですが、一つの画法として知っておいてもいいのかも知れないですね。
 もうすでに紹介した絵を載せる事が有るかも知れません。 ご容赦を・・・


頂に雪を被った峰々の描き方が上手ですね。
       
 「百羽の鶴」 とはこんな物語です  奈良県大淀町役場HPより
〖冷たい月の光で、こうこうと明るい、夜更けのひろい空でした。
そこへ、北の方から、真っ白な羽を、ヒワヒワとならしながら、百羽のツルが、飛んできました。
百羽のツルは、みんな、同じ速さで、白い羽を、ヒワヒワと、動かしていました。
首をのばして、ゆっくりゆっくりと、飛んでいるのは、疲れているからでした。
なにせ、北の果ての、さびしいこおりの国から、昼も夜も、休みなしに、飛び続けてきたのです。
だが、ここまで来れば、行き先は、もうすぐでした。

楽しんで、待ちに待っていた、きれいな湖のほとりへ、着くことができるのです。
「下をごらん、山脈だよ。」と、先頭の大きなツルが、嬉しそうに、言いました。
みんなは、いっときに、下を見ました。黒々と、いちめんの大森林です。
雪をかむった、高い峯だけが、月の光をはねかえして、はがねのように、光っていました。
「もう、あとひといきだ。みんな、がんばれよ。」百羽のツルは、目を、キロキロと光らせながら、
疲れた羽に、力を込めて、しびれるほど冷たい、夜の空気をたたきました。
それで、飛び方は、今までよりも、少しだけ、速くなりました。もう、あとが、しれているからです。
残りの力を、出しきって、ちょっとでも早く、湖へ着きたいのでした。
するとその時、一番後ろから飛んでいた、小さな子どものツルが、下へ下へと、おち始めました。

子どものツルは、みんなに、内緒にしていましたが、病気だったのです。ここまでついてくるのも、やっとでした。
みんなが、少しばかり速く飛び始めたので、子どものツルは、ついていこうとして、死にもの狂いで、飛びました。
それが、いけなかったのです。
あっという間に、羽が、動かなくなってしまい、吸い込まれるように、下へおち始めました。
だが、子どものツルは、みんなに、助けを求めようとは、思いませんでした。
もうすぐだと、喜んでいる、みんなの喜びを、壊したくなかったからです。
黙って、グイグイとおちながら、小さなツルは、やがて、気を失ってしまいました。
子どものツルのおちるのをみつけて、そのすぐ前を飛んでいたツルが、鋭く鳴きました。
すると、たちまち、大変なことが起こりました。
前を飛んでいた、九十九羽のツルが、いっときに、さっと、下へ下へとおち始めたのです。

子どものツルよりも、もっと速く、月の光をつらぬいて飛ぶ、銀色の矢のように速く、おちました。
そして、おちていく子どものツルを、追い抜くと、黒々と続く、大森林のま上あたりで、
九十九羽のツルは、さっと羽を組んで、一枚の白い網となったのでした。
すばらしい九十九羽のツルの曲芸は、見事に、網の上に、子どものツルを受け止めると、そのまま空へ、舞い上がりました。

気を失った、子どものツルを、長い足でかかえた先頭のツルは、何事もなかったかのように、みんなに、言いました。
「さあ、もとのように並んで、飛んでいこう。もうすぐだ。がんばれよ。」
こうこうと明るい、夜更けの空を百羽のツルは、真っ白な羽をそろえて、
ヒワヒワと、空の彼方へ、次第に小さく消えていきました。


コメント
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