午後からは住まい手さんとの打ち合わせ、
工務店現場代理人・・・通称「現場監督」さんを
交えて・・・サンプルを見ながら、イロイロと・・・・・。
今回の現場を担当していただく㈱南工務店さんの事務所で「意見交換」・・・・・。
「50周年の創立感謝祭」日と重ねて、
そこでイロイロ楽しみながら・・・・「時間を共有」させていただきましたよ。
その話しはまたの機会にこのブログで書かせていただこうと思います。
夕方からは・・・・別案件での検討事項を・・・・・・。
朝からの「古屋のリノベーション」とも異なる・・・新築案件での話し。
なので・・・・頭を切り替えて・・・・・・。
デザインの途中ですが、空間構成の考え中・・・・・。
屋外と内部のバランスを調整して、イメージと色のチカラで「心地よさ」をつくりだせるように。
勿論「質」のデザインも同時に。
高価な材料や最高級品を使えばイイものになる訳ではなくて、
例えば・・・・ブランド品で身をかためて、貴金属で装飾しても・・・・「下品」な組み合わせや
違和感を覚えるような事・・・ありますよね。
建築・・・・家もそういうことです。
素材の集まりですからね。
合わせ方や取り入れ方のデザインが異なると最高級品や凝ったものを
採用しても「下品」になりますから・・・・・。
それが「単なる寄せ合わせ」にならないように。
好みの問題だけではなくて、「質」のデザイン・・・・・・。
スッキリしたデザインが似合うスペースもあれば、そうではない場合もあります。
使う素材にもよりますが、その素材の持つ「チカラ」を上手く使いこなして
デザインしておかないと・・・それも「下品」になっていきますからね。
要素を考えながら、
どのような「位置づけ」が必要なのか、コンセプトを軸に・・・ラテラルに、そしてロジカルに。
単純に「経験」だけではなくて・・・・・。
和を現代的にアレンジして、室内空間も外とのつながりを持たせつつ、
廊下に「瓦」をデザインするように「タイル」の見立て方を考えているところ。
これも「部分的」に考えるのではなくて、「全体」を広い視野で見ながら、
「つながり」と「連続性」も同時にデザインする要素を探っていますよ・・・・・。
その「瓦に見立てるタイル」と壁のボリュームによって「イメージ」も異なるので、
廊下幅と天井高さも同時に頭の中で組み立てて「スケール」も調整中。
建築は「バランス」が大事ですからね。
それが人の感覚にどのように伝わってくるのかで「心地よさ」や「落ち着き」、「雰囲気」も
変わりますからね・・・・・。
決まった「箱」のようにつくるのではなくて・・・・・・。
朝から・・・お休みですが、ご予約の打ち合わせなどでメールの中身・・・読ませていただきながら、
別の意味での「確認作業」もしつつ・・・・考える仕事も・・・・・。
午後からは住まい手さんとの打ち合わせを、現場での工事を担当していただいている
地元吉野の㈱南工務店さんの事務所で行う予定・・・・・。
お休みの日でしか出来ない事もありますからね。
今日は、その工務店さんの創立50周年「感謝際」もあり・・・イベントも兼ねて・・・・・。
さて、朝からは「吉野のアトリエ」で考える仕事中。
11月20日に二回目の現場視察を行った大和郡山市内の現場。
古家の現場視察・・・・・・。
もう・・・本当に増改築を繰り返していて、「空間」の調整も必要な状態ですが、
今回・・・新たな「生き返り」の計画。
単純に増改築・・・リフォームではなくてリノベーション・・・・・。
建物そのものの生き返りと・・・再生・・・新たな価値を生む計画です。
よくある「新しければ・・・高級であれば」というリフォームではありませんよ。
壁紙の張り替えやフローリングを張って・・・・・間取りを変えて、
新築のように新しくするという発想ではなくて、
よい部分は残し・・・「味をつくり」・・・・新しい道を探る可能性の設計。
「再生+付加価値」の道を考えます・・・・だから工事を行う業者さんにも「賛同」できる人を
選ぶ必要があるんです。
メンテが・・・とか手入れが・・・とか新品にした方がとか、クロスの方がとか、既製品ありきとか、
そんな状態では価値観の共有は無理ですから・・・・・・業者さんの選定もそれに合わせて変わりますよ。
現場では物理的な寸法の計測は勿論ですが、
その「詳細の良さ」を残しつつ、時代の流れを感じつつも・・・「懐かしさ」を設計する予定。
一つ一つの良さを吟味しつつも「一か所」だけを見るのではなくて、
全体を広い視野で考えながら・・・「見え方」・「見せ方」・・・「見られ方」も同時に頭の中で現場に身を置きながら
構築させて・・・・そこにある「要素」を生かしつつも一旦引き算をして「無くした場合にどうか」も
計算して・・・・イメージを模索。
その「古家」のコンセプト・・・・軸となる部分をつくる大切な作業です。
物理的に見える作業ではありませんが、「現場」をイロイロな状況下で検討しておくことは、
とても大切な「見えない仕事」なんです・・・・・・。
単純に「間取り」を考えるのではなくて、「結果としての間取り」や「デザイン」なんですよ。
複合的な要素を加味したり無くしたりの繰り返しを現場に身を置きながら、
建物がその空間とそこでの使われ方・・・・生き返る為そして新たな価値を生み出す
方法を今は現場での採取した「断片的なアイデア」を頭の中に散りばめつつ、
つながる状態を模索中・・・・・「目に見えない考える仕事」。
アイデアがつながるように・・・・・検討中ですよ。
一度・・・プチマルさんにお邪魔して・・・ゆっくり考えるのもいいかな・・・・。
タイムスリップしたような空間と心地よさの設計をコンセプトに。
寛ぐ空間の優しさを・・・・・。
11月23日・・・祝日、勤労感謝の日ですね・・・・。
今朝の奈良吉野は昨日に引き続き雨の一日になりそうですが、そんな雨の似合う吉野もいいですよね。
週末を利用して吉野へお越しになる際は、暖かくしておこしください。