日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

職員の定着率の悪さで悩んでいる事務長様

2006-09-03 14:29:35 | Weblog
その1、女性とつなぎとめておくには、その時点で、満足させておかなくてはいけない。
 将来のことを言って、つなぎ止めようとしても無理で、女性は、今、満足しているかどうかが問題。そこが決定的に男性と違う所。「今は苦しくても我慢してくれ、これを乗り越えれば何倍もの楽しみがあるから」と言っても、女性には、通用しない。

その2、女性は、常に、褒め続けなければいけない。
 男性は、社長に1回褒められれば、何年でも覚えている。定年まで覚えている場合もある。しかし、女性では、今日褒めても明日になればゼロになってしまう。男は、1回、女は、90回、これをある人は、「1対90の法則」と言う。男性の場合、何回も褒めると、何か別の意味があるのではと、却って不審を抱く。しかし、女性の場合には、全くその心配はいらない。くどいくらいに、繰り返し繰り返し褒めれば、その効果は、驚くほど上がる。退社率の高い会社を見ると、賞賛のシステムの出来ていない職場が多い。しかし、注意すべきは、人前で一人だけ女性を褒めると、他の女性が嫉妬する。女性を褒める場合は、人前で褒めないこと。

その3、女性には、誤りをはっきりと指摘しないこと。
 皆の前で注意することは避けるべき。始末書を書かせることなど、もってのほか。本人が誤りに気付いていれば、さりげなく、言うこと。そして、女性を叱っても、最後は、必ず、花を持たせること。仮にその女性の誤りの指摘が正しくても、いや、むしろ指摘が正しければ正しいほど、怒りはつのってくる。男性社会の中では、自分が一方的に損をしてけじめを付け、責任を取る訓練が出来ているが、女性の場合、謝罪させてけじめを付けるさせるのは、百害あって一利なしである。

その4、女性の不可侵領域を守ること。
 一般に、日本女性の場合は、90センチ四方に入って来られると、自動的に警戒信号を出す。90センチ以内に入れるのは、肉親と恋人だけ。男性の場合、この距離は、かなりいい加減で、わりと簡単に接近を許すところがある。だが、女性の場合は、そうでない。女性は、「これ以上私には近付かないで」という一種の防衛本能が強い。それが特に強い女性は、自分の戸を開けることも拒む。会社で女性社員が安心して仕事が出来るのは、机の奥行最低70センチがあるからである。近くまで行っても、絶対にその領域には近付かない、そう言う礼儀を心得た男性は、間違いなく女性から信用を得ることが出来るはず。例えば、後ろで着替えをしていても、絶対に振り向かないでくれるという安心感。「大丈夫、これから先は、踏み込まないよ」という部分を相手に与えることは、これから女性と付き合って行く上でとても大切なことである。


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フィレンツェ紀行

2006-09-03 07:27:51 | Weblog
 平成17年の4月18日~5月17日まで、イタリアの中部にあるフィレンツェに滞在しました。そこにある、語学学校で、イタリア語の勉強をし、暇を見て、観光をしました。フィレンツェだけでなく、フィエゾ一レやロ一マやシエナやピサにも行きました。イタリアには、一人だけで行き、イタリアでの初めの2週間は、昨年の9月からの今までの旅行の中で、一番楽しいはずが、一番、心苦しいものとなりました。
 まず、着くと、語学学校の人が迎えに来てくれていて、ホッとしましたが、朝の食事がない。ホ一ムステイと言っても、滞在中、全く、家主さんからは、何も出ないし、一緒の食事も、全くなかった。てっきり、タイのチェンマイやインドネシアのバリの様に、24時間オ一プンのコンビにがあると、思っていたのが、大きな違いだった。おまけに、自分の場合、月曜の夕方過ぎに着いたものだから、月曜の午前中にあるべきオリエンテ一ションを受けてなかった。
 同じ家でホ一ムステイをして、同じ学校に通うもう一人の日本人は、午前のクラスで、彼は、1年間、既に、イタリア滞在の経験があるので、今の自炊の生活を選んで、自分と同じ環境に置いている。家主の人は、一人暮らしの女性で、朝早くから、仕事で不在。日本語は、全く出来なく、ありがとうと言う言葉も、知らなかった。英語も、うまく通じない。
 着いた翌日の朝、お腹がすき、食事が近くで出来る所を探すが、ない。又、フィレンツェは、ちょっと歩くと、迷路。そうでなくても、自分は、生まれつきの方向音痴。何度も迷い、心もズタズタ。イタリアでは、沈黙は、何も困っていないと同意語らしく、困った状態で、初めの2週間が過ぎた。
 自分の場合、○○○会社の手違いで、レッスンを2週間でするはずが、1週間でしてしまい、仕方なく、後の1週間分は、又、追加料金を出してレッスンを受けた。「生活の手引きなる」小雑誌があったのに、それをもらったのは、何と、4週間目の初め。それにことごとく丁寧に書かれていて、初めにもらっていたらなあと悔やむことしきり。
 当然、当初、異常なまでのストレスにさいなまれた為に、体調がおかしくなる。アレルギ一性鼻炎が起きたが、薬をもってきていない。日本より遅れて、この頃、イタリアでは、アレルギ一性鼻炎がひどくなるそうだが、幸いに、余りひどくならなかった。ヘルペスが口の周りに出来たが、1週間もしなくて、完治した。朝、いきなり異常に沢山食べたものだから、生まれて始めて、胃痙攣を経験して、この時ばかりは、死ぬ思いをした。イタリアの一般家庭には、日本の様な電子レンジはないことを、ここに来て、初めて知る。又、ホ一ムステイの場所が駅の近くで、部屋が道路に面している為に、深夜も騒音で、最後まで悩まされ続けた。おまけに、そのホ一ムステイ先も、日本に帰るのが火曜日の為、月曜からは、学校での語学研修が終わってると見なされて、日曜日に出ないといけなかった。
 皮肉なことに、最後の二日は、駅近くにある安い2つ星のホテルを自分で探して、泊まったが、これが、実に静かで、スタッフも良くて、いいホテルだった。
 多くの店の開店時間は、自分の生活リズムとは、全く違っていた。つまり、自分の場合は、朝の5時過ぎに起き、6時30分までに朝食を済まし、夕方の7時には、もう、寝ると言うパタ一ン。イタリアの多くの店は、14時から19時頃ぎまでは、休んでいる。仕方なく、本格的に、自炊を始めた。お米を食べるのに、日本のレトロト食品の感覚で、炊く時間を短くして食べたものだから、インプラントの部分が欠けてしまった。
 この時ばかりは、ガックリきて、立ち直れない状態。フィレンツェに着いた時に迎えに来てくれた日本人の人から、救急の時には、電話する様に言われていたので、夕方電話するも、何度しても留守。翌朝も留守。不安一杯の状態で、朝早くから、学校に行くと、「イタリアは、まず、直ぐには、診てもらえないし、お金も、凄く取られるし、日本に帰っても、そのお金は、戻ってこない」と、言われた。この時、もう、日本に帰ろうと思った。
 しかし、どうしたことか、その日の午後、歯科医から診てもらえるとの返事。午後の講義が終わって、予約の16時30分の時間に行く。実際に診てもらえたのは、18時前。こんなことは、イタリアでは、普通との事。しかし、本当に、驚いたことには、日本に帰ってちゃんと治療をすると言ったものだから、「今は、何もする必要はない。大丈夫」と言われて、、全く、お金は要らなかった。感激した。
 イタリア語の個人レッスンは、どんどん進み、宿題も、どっさり。多い時には、プリント6枚も出たが、自分の場合、全て、ちゃんとしていった。初めの2週間は、全くどこにも行かずに、かって、韓国の釜山での20日の様に、猛勉強をした。
 その甲斐あってか、3週間目からのグル一プでのレッスンのクラス分けでは、かなりレベルの高い人と受けることになった。
31歳の青年で、仕事は、コックさんで、既に、8カ月間、イタリアで生活して来ている人と友達になった。彼と、ロ一マとフィエゾ一レとシエナに一緒に行った。驚いたことに、彼は、一般の会話は、殆ど理解できている。1年近く住んでいる人の多くは、そんな感じで、言っていることは、殆ど、理解出来ているのだ。
 自分の場合、新しい文章は、簡単であれば、何とか作れるのに、聴けない状態。しかし、レッスンが終わる頃、何とか、簡単なイタリア語であれば、聴ける様になった。クラスのある人から、それだけ出来れば、もう困ること、ないでしょうと言われて、本当に、嬉しかった。クラスに、フランス人がいたので、少しフランス語で言うと、凄く喜んでくれた。
 シエナに行った時、ドイツ人がいたので、ドイツ語で言うと、「イタリア語と英語は、どちらが上手ですか」と尋ねられた。しかし、その質問が、イタリア語でされたのに、何語が、初め、理解出来なかった。
 イタリア人は、遊ぶ為に、仕事をしている。ホ一ムステイの家主さんに、帰る時に、質問したら、「10月にまる1カ月休暇がある」と言われた。
 フィレンツェに住んでいる日本人が言った、「日本人がイタリアで一番住むのに適している所は、フィレンツェ。一度長期に住んだ人は、又、ここに住みたくなって、必ず、戻っている。イタリアでそんな所は、このフィレンツェだけだよ」と。
 イタリアで多くのことを学んだ。イタリア人の人生を楽しんでいる生き方。ミケランジエロのダビデ像、ローマのコロセウムなど。素晴らしい世界遺産の数々。
 その中でも、予想しなかったことは、料理の楽しさ。同じホ一ムステイ先にいた日本人の学生と、一緒にロ一マなどに行ったコックの人から、料理の仕方を教わったこと。これは、意外だった。

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