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かなり前になるが、昭和59年10月に、東京都の中学1年生~高校3年生までの1050名(回収率90%)をかなり信頼のおける方法で調査して、以下のデータが出ている(東京都立大の詫摩武俊教授が、発表)。
1、いつも何となくだるい(35%)
2、毎日が単調でつまらない(44%)
3、何となくやる気がない(50%)
4、自分は全く駄目な人間だ(45%)
5、独りぼっちで寂しい(45%)
6、心を打ち明けられる友達が欲しい(68%)
7、人は裏で何をしているのかわからない(74%)
8、家出したい(53%)
9、学校をやめた(46%)
10、死にたい(31%)
11、先生をなぐりたい(33%)
という結果が出ていた。
2005年度に全国の公立小学校の児童が起こした校内暴力の件数は、過去最高の2018件となり、教員への暴力行為は、前年度より38%増加の464件となっている。しかし、これは、氷山の一角ではなかろうか。実際は、その数倍、いや、軽いのも入れると、更に多くなり、正に、起きる寸前のものまでも入れれば、その数字は、計り知れない。
つまり、かなり前から、既に、その兆候はあり、多くの人から、それなりの対策の必要性を声高に言われていた。しかし、その声は届かず、低年齢化してしまったのである。
生まれつきの非行少年や少女とか、生まれつきのいじめっ子などというのは、考えにくい。どの子どもも、可能性のある豊かな赤ちゃんであったはずであり、可愛い幼児であったはずである。それが年齢と共に、大きく変化して行ってのだ。
我々大人は、何故、そこまで子どもを追いやったのかを、今こそ、真剣に、謙虚になって、反省しなければいけないと思う。