
○昭和62年8月11日(火)晴。
(院内健診)午後45人健診で来て、15:10に終わった(管理栄養士による食事指導が、自分の診察後にあるが)。13:50から始めているので、スゴイスピードで診ていることなるかなあ。健診も、難しい。幸いに、今の所、心臓と脱臼の落としはないなあ。
○昭和63年8月17日(月)晴。
疲れていた。事務室に鹿児島で買ってきた「かるかん」を持って行った。ちょっと気を使っていると言うことを示さないといけないから。マザー・テレサは言いました。「Love is action.」と。
○昭和62年8月22日(土)晴。
誤診をしてしまった。大きな子で、他医院に掛かっていて、5日間熱が続き、朝、腹痛と下痢で来た。何年か前に来ていたが、それから診ていなかった。顔色が悪かったので、点滴をして外来で様子を見ていた。白血球が多く、血沈が促進して、(外科の)池田先生に診てもらったら、腹膜炎で手術とのこと。叔父にあたる人からボロクソに言われてしまった。「腹をピクピクさせるのはどうしてか?」と聞かれて、「熱のせいでしょう」と嘘を言ってしまったからだ。しかし、デファンスが腹全体にカチカチにあってどこもここも同じ様にあるなんて、今までそんな経験をしたことがなかった(腹部の一部のデファンスが大部分)。思い込みはいけないと深く反省。(急性虫垂炎のトラブルは、これ以外にもあり、以前精神遅滞の子がいて、よく分からず、他医院の診察を求めたので、紹介状を書いたら、そこで急性虫垂炎と診断されて紹介先で手術。親御さんが怒って医療費も払わなかったが。又、他に痛い誤診として、年齢の大きなとても太った入院中の男の子で、中毒疹でどうしても発疹が消えないので、ストロイドを使用したら、その後腹痛を訴え、外科に紹介したら、急性虫垂炎であった。共に、その後、子どもも親御さんの顔も見ていない)
○昭和62年8月27日(木)晴。
○○先生から借りた本を読んでいる。半信半疑だが、宇宙人がいてもちっとも不思議でないと思う。この目でしっかりとそれを確かめたいなあ。宇宙飛行士は、それを目の当たりにしたので、神を感じたと言ったのだろう。人間なんて、ろくな事しかしてないなあ。自然を破壊するし、殺し合いはさるし。人間の脳なんて、ホントに進化しているのかなあ。していることを見ると、むしろ退化しているんじゃないかなあ。
○昭和62年8月30日(日)雨。
夜、台風でスゴイ風が吹いていた。学会で、質問を全くしなかった。ディスカッションの仕方を知らないのではと思える発言もあり。言い方に品格を疑う様な発言も時にあり。紳士の集まりの会場であって欲しいなあ。プライドが高い過ぎるよ。
○昭和62年9月9日(水)晴。
9:00「(B型肝炎チェックの為に)昨日採った先生の血液、血清が黄色くなって黄疸がある様なのでもっと詳しく検査しましょうか」との検査室から電話があった。
(その275に続く)