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さやかさんは,今日は何かいつもよりテンションが高いようです。
何かいいことでもあったでしょうか。
その日は,しばらく様子を見てみることにしました。
すると…
さやか「ほら,このキーホルダー見て見て!かわいくない?」
友だち「わぁ,すごい派手だね~ どうしたのこれ?」
さやか「昨日お母さんに買ってもらったんだ!このボタンを押すとね,動くんだよ!」
友だち「本当だぁ でも,こんなのランドセルに付けてきていいの?」
さやか「いいよぉ だって,他にも付けてる人いるし。先生も,少しくらいならいいって言ってたもん!」
あらあら,どうやらテンションが高かった原因は,そういうことだったようです。
前に,キーホルダーについて,ちょっとあいまいなことを言ってしまったこともあって,こんなことになっちゃいましたね。
でも,今回はどう見ても学校に持ってくるにはふさわしくないキーホルダーです。
なんとか指導して,持ってこさせないようにしなくては。
このように,学校にいらぬ物を持ってきてしまう子も,時にいますよね。
派手で,遊びの機能がついている文房具などもそう。最近は,子どもの興味を引くような商品も多いようです。
こんなとき,頭ごなしに「キーホルダーは禁止です。もしつけてきた場合は先生が預かります。」と厳しくいく方法もあります。
持ち物の内容や,クラスの実態によっては,こんな指導が必要なときもあります。
でも,ちょっと,そんな指導は厳しすぎるかな,と感じることもありますよね。
そこで,少し指導の方向性を変えて,今回のような場面,さやかさんには…
大事にしているなら,学校に持ってこない方がいいと伝える!
こういうアプローチをしてみましょう。
先生「さやかさん,かわいいキーホルダーだね。買ってもらったの?」
さやか「はい!すごく気に入ってるんです!」
先生「それはよかったね。買ってくれたおうちの人も,さやかさんが大切にすると喜ぶだろうね。でも,学校に持ってきちゃって大丈夫?」
さやか「え?なんで?」
先生「だって,珍しがって,みんなたくさん触っちゃうと思うよ。ボタンついてるし。取り合いになっちゃうかも。壊れたら大変だよ。」
さやか「えぇ,じゃあ触らせないようにする」
先生「でも,ほら,すっごくほしくなっちゃって,取っちゃう人もいるかもよ。」
さやか「・・・」
先生「だからさ,すごく大切にしてるものなら,おうちに置いておく方がいいよ。学校でトラブルが起きちゃったら,大変だから。おうちの人も,その方が安心だよ。」
さやか「 ・・・はぁい。」
買ってもらったキーホルダーに喜んでいる気持ちは,先生も受け止めてあげてもいいのではないでしょうか。
一緒になって,キーホルダーに関心を示してあげると,その後の指導にも,子どもも共感が持てるようになります。
そこで,「おうちで大切にしなさい」と,その持ち物を守ってあげるためにという目的のためにアドバイスしてあげるのです。
先生が禁止してるのではなく,先生もさやかさんの身になって考えてくれているわけだから,さやかさんも,明日には持ってこなくなるでしょう。
どう見ても持ってくるのは禁止と言える代物でないなら,そんな言葉かけもいいのではないでしょうか。
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