先日,地域運動会に参加しました。
私も地域住民の一人として,自分の住む校区チームの一員になり,同じチームの方たちと汗を流すことができました。
学校の先生をしていると「運動会」っていうのは珍しいものではないですが,職場での運動会とはまた全然違う運動会を楽しむことができました。
さて
この場でもそうでしたが,普段でもそうなんです。
ご近所の方々が私に声をかけてくれるときには
「あぁ,先生」
と。
先生・・・・・。
妻が笑いながら
「ここでは先生じゃないのにね」
うん,そのとおり。
職場では,学校では先生ですが,そこから離れると私は先生という立場ではない… はずなのですが。
率直な感想として,こんな風にプライベートの場でも,「先生」と呼ばれることに,少し嫌気がしました。
そこまで強烈な嫌気ではないのですが,できればそう呼んでほしくない・・・
ぐらいの感じです。
「公私を区別する」
ということは,校務員として教職員として職場からも求められる態度の一つです。
同時に,私もそれは大事にしようと努めています。
職場にプライベートを持ち込みたくないし,プライベートに仕事を持ち込みたくない人です。
家で一切仕事はしません。
そのときそのときで,自分がいる立場で,自分のベストを尽くす。
それが私の大切にするところです。
・・・が,例えば日曜日のゆっくりとした時間に,娘と近所の公園に散歩に行ったとき,そこで出会う地元の人たちにも
「先生,娘さんも大きくなりましたね~」
声をかけてもらうことは大変うれしいですし,私が学校の先生であることを知ってくれていることも光栄なことなんですけど。
(ここでは先生じゃないんですよ~)
って心の中では思っていたりします。。。。
ま~,最近ではもう当たり前になってきて慣れてきたし,どうこう語るほどのことではないとも思っているのですが。
しかし,こういうことですね。
学校の先生は,職場を離れても,周りの人から見れば,「先生」
なんでしょう。
客観的に考えてみると分かる気もします。
それは自然とそうなることだから,私たちの立場から否定できるものでもないんですね。
周りの人はそんな風にとらえていること,少なからず感じておかなくてはいけないでしょうね。
いつも「先生らしく振る舞わなきゃ!」とまでは思いませんが,学校の先生っていい職業で,一般の人からすれば立派な仕事という印象でしょうから,それに負けないい人柄ではいなきゃいけないでしょうね。
先生という仕事,改めてその特殊性を感じます。