今日は、朝から意気込んでいました。
時間で言うと1時間目。
ここに一つの勝負をかけていました。
重要な授業があるわけです。
それは何かと言うと…
得意な授業でもなく
教材研究をじっくりやってきた授業でもなく
授業参観でもなく
ひたすらしーんとした、つまらない授業
そう、テストです。
(つまらない授業とは、失礼しました)
今日の一時間目は、このクラスで初めてのテストでした。
ここで、何が「勝負」かというと、
採点です。
絶対にやると決めていました。
新学級一発目のテスト、
採点を、テストの時間内に終わらせて、テストの時間内に返却する!
実は、この時間内のテスト採点&返却は、私は今までも当たり前のようにやってきました。
(そのことに関する記事も過去にたくさん書きました)
だから、今日やるとしても難しいことではなく、いつもどおりすればできることなのですが、今回に関しては、きっと一年で一番、その成功に全力を出したことと思います。
そして子どもたちに思ってほしい。
「テストがすぐに返ってきてうれしい」と。
「先生すごい」と。
同じように、保護者にも思ってほしい。
さあ、そして本番。(とはおおげさですが)
早く終わった子からすぐに提出させます。
受け取ったその場からいきなり採点。
「え、先生、もう採点するんだ」
という子どものつぶやきが耳に入りました。
次から次に採点。
提出に来た子が、(出していいの?)みたいに、少しとまどっている様子もありました。
「いいんだよ。そこに置いて」
そして、子どもたちの提出も早かったので、残り10分を残して採点終了。
上出来です。
5分でパソコン入力まで完了。
パソコン入力があと1分で終わるというときに、
「机を戻しなさい。」の指示。
入力が完了して、会心の一言。
「テストを返します。」
ここでの子どもたちのリアクションを楽しみにしていたのですが、期待通り!
「え~!」
「もう終わったんですか!」
「はえ~!」
「すご~い!」
素直な子たちで、うれしいリアクションをしてくれました。
「みんな、テストはすぐに結果が知りたいでしょ?」「はい!」
「すぐに返ってきたほうが、頭にも残ってるしね。」「うん!」
「テストをがんばっているみんなに応えるように、先生も採点をがんばります。先生はテストをすぐに返しますよ。」
テストの出来がよかったので、必要な解説を2分で終わらせ、残り3分で返却。
ぴったり授業終了。
今日の日報には平均点まで載せることができました。
うまくいって、本当にほっとしました。
毎年、気合いを入れる一時間です。
年度始め、クラスの子たちとの出会いに際して、「勝負所」っていくつかあるように思いますが、私の中ではこのテストもその一つです。
テストの返却が遅い先生って、やっぱり頼りなく見られちゃいますもんね。
私もまだまだ力不足の頼りない先生なのですが、少しでも何かできることで
「今年の先生頼りになる!」
と思わせたくて、必死です。