小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

担任じゃないけど、昼休みの運動場で遊んでみた。すると

2014-04-17 22:44:01 | 「教師-子ども」関係の攻略法

児童集会みたいなところで

「先生、今年は算数の先生になっちゃったけど、みんなも知ってる通り、先生、体を動かすことが大好きなんです。

なんとか、運動場を走るような算数ができないかな~って、考えてるんですけど。

みんな、昼休みに外で遊ぶときは、ぜひ先生を誘ってください。先生、体を動かしたくてウズウズしてますから。」

と言っちゃったのが失敗(笑)で、その日以降、毎日昼休みに誘われてしまいます。

「ジャングルジムで遊びましょう~」

「サッカーに入ってください~」

正直、なかなか忙しい日が続いているのですが、このお誘いはうれしいものですね。

「失敗」なんて言っちゃいけない(笑)

毎日ではないけど、2日に1回ぐらいかな、子どもたちのところに遊びに行っています。

担任として自分の学級の子たちと遊ぶことは山ほどしてきたけど、担任じゃなくて、他の先生が受け持つ学級の子たちと遊ぶのは今年が初めてです。

また新鮮な感じがします。

少し照れくさい感じもします。

なんかちょっと、かみ合わない感じもします。

算数の時間以上に、子どもたちの本当の表情が見られます。

子どもたちとの距離が近くなります。

これからも、こうして学校中のいろんな子たちと遊んでみようと思います。

さて

担任をしていませんので、昼休みに運動場に足を踏み入れた瞬間の、自分の目線が今までと違うことに気付きました。

今までは、

「自分の学級の子たちは、だれが、どこで、どう過ごしているかな」

と、自然に自分のクラスの子たちを探していました。

昼休みに把握できる、子どもたちの人間関係の実態ってあるんですよね。

子どもたちと遊びながらも、そんな目を持っていました。

しかし、今は違いました。

自分の学級がなくなると、今度は

「この学校の子たちは、何年生が、どこで、どんな風に過ごしているのかな」

って目で運動場を見渡していました。

「ジャングルジムは、3・4年生に人気だな」

「すみっこで、なんか地面をつついているのは、こないだ入学してきた一年生の子たちかな」

「運動場の真ん中で、でかでかとサッカーしてるのは、やっぱり6年生の元気坊主たちか」

「4年1組は、男女混じってドッジボールしているな。ほ~」

「そういえば、2年生の子たちはあんまり見えない気がするけど・・・」

運動場を見渡せば、いろんな姿が見えるものです。

私なりに、「教務主任」という立場で、昼休みの子どもたちの実態を見ようとしました。

学校の今を知る貴重な情報源です。

ときに、こうした客観的な見方は、担任の先生には見えていないことに気付くこともあります。

そのとき、それを担任の先生にも伝えれば、学級経営に関して大きな助けになるはず。

少しでも役に立てればと思います。