教務主任としての仕事に奮闘している毎日が続いています。
この仕事をしていて、まぁよく思うことは
「この仕事、なかなか進まない!」
ということですね。
担任時代は、ある程度の自分の仕事は、自分で計画立てて、自分でペースを作って進めることができたのですが、教務の仕事はそうはいきません。
「そうはいきません」というか、そうしようとしても、「そうはいかせてもらえません」
ですね。
自分ひとりでスタートして、自分ひとりで完結させる仕事なんてほとんどないということです。
自分がするほとんどの仕事は、だれかとつながっている。
そして、そのだれかと一緒に進めたり、だれかの許可をもらったり、だれかからの提出を待ったりしながら進める仕事ばかりです。
だから自分のペースだけでいくことが難しい。
そしてさらに、その手の仕事を常に何個も何個も同時進行で進めていきます。
この仕事はあの人とつながっていて
その仕事は~年部とつながっていて
あの仕事は校長ととながっていて
そんな感じです。
おもしろいことに、職員室にいると、職員室に入ってくる先生たちの顔を見ては、
「言わなきゃいけないことが…」
と用件を探すくせがついてしまいました。
そんな教務の仕事が
「パズル」
のように思えてきました。
いろんな仕事が、いろんな人やものとつながっていて、それらをうまく組み合わせるのは難しいし時間がかかります。
だけど、組み合わせていかなくては形になりません。
そこから先ができていきません。
だから、不器用でも、手探り状態でも、なんとか当てはまるピースを見つけていく作業の繰り返しです。
それは一箇所だけでなく、何箇所も同時進行で。
しかし、同時進行で進めている別々のパズルは、いずれはまたつながって、大きなパズルの形となっていく・・・・
そんな感じに思えます。
ですから、やっぱり大事なことは
目先の仕事(パズル)ばかり見ず、いつも全体像(完成形)を描いておく!
ことだろうと思います。
どんな仕事でも基本だろうと思いますが、この仕事について改めてそれが大事と思えます。
特に今は、自分の未熟さ忙しさのあまりに、目先のことばかり見てしまいそうになるんです。
完成形が分かってなければ、一つ一つのパズルも配置が分かりません。
逆に完成形が分かっていれば、今手にとったパズルが、今すぐにははまらなくても、それがどこら辺で生きていくるのかが、想像がつきます。
この仕事、またいろんな感覚が磨かれていくようで、すでにやってみてよかったなと思っています。