小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

どうも様子がおかしく、心配な先生がいます

2015-11-07 20:24:06 | 教師の仕事術の攻略法
ある先生のことを心配しています。
以前と様子が違っているんです。
何が違うかというと、やたらと職員室にいる時間が長くなっているんです。
私は教務主任で基本的に職員室にいるから、それがよく分かるんです。
もともと、職員室にいる滞在時間が長目の先生や、逆に短目の先生っていうのはそれぞれにいるものですが、この先生の場合
「以前と比べて長くなった」
というパターンです。

この先生はある学年の担任の先生で、以前はもっと自分の教室にいたのに…

始業前の朝、どの先生よりも教室にあがるのが遅くなった
休み時間ごとに、いちいち職員室に下りてくるようになった
時には授業のチャイムがなっても、まだ少しの時間の職員室に居座ることもある

こんな感じです。
私の目には、様子の変化がすぐに分かりました。

どうしちゃったのかな…

考えられるのは、
「学級がうまくいっておらず、教室にいるのが苦痛になってきた」
これが真っ先に心配されることですが、これなら私なり管理職なり、周りの職員がすぐにでも相談にのり、サポートに当たりたいところです。

「体調が優れず、落ち着いた環境を求めている」
これもあり得るでしょう。
にぎやかな学級にいると体力的にも精神的にも疲労がありますから。
しかし、この先生の場合、見た目には体調が悪そうには見えないような。

「仕事がたまっていて、職員室でそれに向かっている」
学級にいる時間をほんの少しでも削ってたまっている仕事をしているのかもしれません。
これも辛いことです。
先生もですが、子どもたちにも残念です。

この件について、この先生とまだ直接話をしたことがないので、どんな原因で極端に職員室にいる時間が長くなっているのか分かりませんが、私の立場上、それが知りたいところです。
上にあげたいずれの原因にしろ、早く改善したいものです。
しかし、こういうときの切り出しかたって、難しいものです。
気付いたからって、すぐに声をかけられるかというと、そうではありません。
デリケートな話題ですから。
いつ、だれが、どんな風に 話しかけるかが重要になってきます。
今、そこを私なりに考えているところです。
場合によっては
「そっとしておいてほしい」
ということだってあるでしょう。

あまり時間が経ちすぎて、より辛い状況にならないうちに、考えられる最善のアプローチをしてあげたいと思っています。

体験的な算数にしようとしたら余計なオチが

2015-11-07 19:51:09 | 授業中の攻略法
しばらく更新が滞ってしまいました。
私はブログの更新はいつも
「スマホ+ワイヤレスキーボード」
というツールでやっています。
これが一番手軽だと思えるので。
ところが最近これが不調になってしまって。
突然スマホとキーボードの接続ができなくなり、原因も分からず、回復もできず、ブログがストップしてしまいました。

しかしこのたび、新しいワイヤレスキーボードを購入したところ、それとの接続はできるようになりました。
よかったよかった。
以前のキーボードよりはるかにタイピングしやすいし、今キーボードを打っていて、非常に快適です。

また随時ブログを更新していこうと思います。

さて
6年生の算数でちょっとおもしろいことがおきました。
単元は「比」で、この時間は単元後半で
「比を利用して、実際に測れない長さを求めてみよう」
というものでした。
教科書には例題として、木の高さを求める問題がありましたが、これをやっただけで
「比って便利だね」
なんて言えない言えない。笑

やっぱり実際にやってみなくては!

「ということで、外に行きましょう」
と私がきりだすと
「よっしゃ~!」
と張り切る子たちと
「え~」
とめんどくさがる子たちといましたが、そんなのもちろんお構い無し。笑
メジャーを5本もって天気のいい運動場に出ました。

「今から 影計測部隊 を組織する!」
声高らかに宣言し
「はい、そこの5人、きみたちは 学校で一番背の高いあの木の影の長さを計測せよ!」
「きみたちは南校舎の影!」
「きみたちは北校舎の影!」
「きみたちはあの給水塔の影!」
「きみたちは… ジャングルジムの影!」
「え、先生、ジャングルジムは直接測れるんじゃ…」
「だまって行きたまえ!」

こうして子どもたちに影を測らせました。
そして肝心な、基準となる1m定規の影を測る役目を、ある子にさせました。
「この1m定規に何mの影ができるかが、比の基準になるからね。頼むよ」
そして計測する子ども。
「先生…」
「どう!?影の長さ!?」
「…1mです」
「な!?」

各地で影の長さを計測して帰ってくる子ども部隊たち。
「結構大変でしたよ」
「よし、先生、比の式で実際の長さを求めましょう!」
「実物:影 の比はいくつなんですか!?」
「諸君、今、1m定規で確認したところ、比は… 1:1だ」
「は~!」
「本当に~!」

ということで、測った影の長さがそのまま実物の長さになりました。笑
11時ごろだったでしょうか。
太陽の位置が絶妙なタイミングで計測を行ってしまったようです。笑

せっかくの体験的な算数に、余計なオチがついてしまいました。