小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

私が選ばれた理由 その2

2016-12-15 20:24:01 | 教師力UPの攻略法
なぜ私が,「優秀教員」に選ばれたのか。
前回の記事で「攻略法を考え続けてきた」というのを書きましたが,今回はその②。
浮かぶのは
「環境に恵まれた」
ということです。
前回「好循環の渦の中に存在してきた」と書きましたが,それは自分の努力と結果のことのみならず,それを実践してきたステージ全てを含めて言えるような気がします。

私が勤務した1校目。
都市部の学校でしたが,その中でも田舎気質が漂う朗らかな雰囲気のある学校でした。
初任者で何も分かっていないまま好き勝手に学級経営をしていましたが,いつもそばには熱い先輩先生たちがいて,私を厳しく叱ってくれました。
週に何度も夜遅くまで飲んでは,熱く熱く語り合ってくれる先輩たちでした。
そしてすごく強力なリーダーシップのある校長がいました。
私たちにとっては親分であり,恐くも,優しくもある存在でした。
この校長に学んだことが,今の私のバイブルになっています。

2校目。
地方の小さな小さな学校に赴任しました。
同僚の先生たちとは,お互いの家族も含めて本当に仲良くさせてもらいました。
地域の人々も温かく受け入れてくれて,多くの地域行事を共にしたり,バレーボールチームに所属して一緒に汗を流したりしました。
田舎だからこそみんなで団結する,そんな雰囲気がありました。
学校では小さい学校だから,一人の先生がいくつもの校務分掌を担当することになります。
私もまだまだ若手でありながら,そこで初めて教務や研修といった役を経験させてもらいました。
校長も教頭も懐の深い先生で,若手の私がチャレンジすることをいつも応援してくれました。

3校目が,現在勤務する学校で,郊外の大きな学校です。
学級担任を4年間した後,教務主任&算数指導を3年間しています。
この学校での7年間は,自分を大きく飛躍させる7年間になったと思っています。
7年間で4人の校長をはじめ,多くの同僚とともに仕事をしましたが,いつも自分に新しい仕事のステージを与えてくれて,役目を与えてくれました。
そこでやり遂げる一つ一つの仕事が私の大きな自信になり,財産になりました。
学校としては子どもたちも比較的落ち着いた子たちで,学力的にも高く,保護者や地域も学校に協力的です。
そのおかげで,私も与えられた仕事に横目を振らず全力で取り組み,成果を上げることができたように思います。


やはり,私はとても環境に恵まれていたと改めて思えます。
私のつくる実績や,私自身の成長は,すべてこの環境に裏打ちされているものだということは間違いありませんから。
今回の受賞を,これまでお世話になった多くの人に,感謝の言葉と共に伝えたいと思います。