教科書を音読する子どもの声が小さいと感じることがあります。
高学年が多いでしょうか。
意欲が低いのか,恥ずかしがっているのか。
低学年でもありますね。
始めは元気ですが,繰り返しているとだんだんと小さくなっていったりします。
「ほら!もっと大きい声出して!」
「たくろうくんぐらい,大きい声出さないと!」
なんて声をかけるのですが,イマイチ。
そんなときは
どれくらい大きい声を出すのか,ユーモアのある目安を示す!
これが効きます。
「大きい声」と言われても子どもたちはピンとこないのかもしれません。
また,そんな声かけだけではやる気がわきません。
だから,一工夫。
「となりのクラスのお友だちに聞こえるくらいの声を出してみよう」
「居眠りしてる校長先生を起こすくらいの声を」
「ライオンさんになったつもりの声を」
「世界音読選手権でベスト4に入る声の大きさで」
「先生の耳に夜まで響いて眠れなくなるくらいの大きさで」
「サッカーのゴールが決まったときのアナウンサーの声で」
声の大きさに目安をつけるのですが,その目安に学年段階に応じたユーモアを付け加えると,子どもたちは喜んで声を出します。
もちろんはっきりとした目安ではないのですが,子どもたちはそこをめざしてやる気になります。
何度も繰り返しする音読に刺激を与える意味でも,効果的です。
ただ,毎回同じ声かけをしていてはダメですね。
普通の指示のみでしっかりとした声を出せることをめざしながら指導を繰り返し,時折変化を付けるという意味で,こういったユーモアも使えるといいですね。
さっそく小学生攻略法を拝見しました。
楽しく,ためになる話題が盛りだくさん!!これからも逐一チェックします。(^。^)