小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

通知表のつけ方について…あれ?今更だけど単純な疑問

2013-05-07 22:47:21 | 学級生活の攻略法

今年の成績シートを作っていました。

成績を入力して、管理、出力していくためのシートって、主にエクセルで色んなものが出回っていますよね。

最近は、教材屋さんが無料でCD-ROMをくれたりもして、私の周りの先生はほとんどがそれを活用しています。

私もそれを触ってみたのですが、どうも使う気になれません。

やっぱり重要なのは、自分の仕事のスタイルに合うかどうかなのかな~って。

自分がどういう風に学習指導して、どこで評価して、どのような方法で評価して、どんな形で評価を残して、そしてそれらを積み重ねてどんな風にトータルの評価を出すか。

それって先生それぞれだと思うんです。

だから私の場合、自分で毎年成績シートを作っています。

当然、面倒ですが、作る作業は好きですし、何より使いやすいです。

評価が自分の仕事の一部にしっくりと溶け込み、スムーズにできます。

さて

通知表のことを考えていて、ふと、素朴な疑問を感じました。

ある項目について、それを評価した時は出来が悪くて低い評価をしたが、その子はその後努力を重ね、学期終わりにはその項目について高い成績を出せた。

この場合、通知表はどうつけるの????

例えば国語の漢字。

当該単元学習時にテストしたときは、書けなかった。

が、学期を通して宿題などでも繰り返し練習し、学期終わりの漢字総復習のときは書けた。

この場合、その単元における漢字の成績はどうつけるべきでしょうか…??

おいおい、そりゃ当たり前に、通知表にはいい成績をつけるべきだよ!

だって、今書けてるのに、「書けてない」って評価はうそになるよ!

でしょうか。

それは、その単元学習時の成績だから、そのときの低い成績をつけることが妥当な評価だと言えるでしょ!

だって、そうしなきゃ通知表につける成績は全てもう一度学期末にテストし直して、「今」の学力を見直さなきゃつけられないことになるし!

でしょうか。

・・・・あれ??

こんな当たり前で単純なことなのに、今更になって疑問に感じてしまいました。

今まで意識してなかったことが恥ずかしいぐらいですね。

私はどうつけていたのでしょうか・・・

うーん、どちらも加味した感じでつけていましたねぇ ・・・なんとも頼りない感じですが。

「あのとき悪かったけど、今よくなってるから、ちょっと上げてあげようかな… 」

ぐらいの感じです。

いかんいかん。

基本ですが

成績のつけかたには、一貫性を!

さて、どちらの方が妥当な通知表のつけ方なのか、私も勉強してみたいと思います。

もしよければ、詳しい方、教えてください。。。。


「今年初めての〇〇」私が今日仕事に意気込んだわけ

2013-05-01 22:54:46 | 学級生活の攻略法

今日は、朝から意気込んでいました。

時間で言うと1時間目。

ここに一つの勝負をかけていました。

重要な授業があるわけです。

それは何かと言うと…

得意な授業でもなく

教材研究をじっくりやってきた授業でもなく

授業参観でもなく

ひたすらしーんとした、つまらない授業

そう、テストです。

(つまらない授業とは、失礼しました)

今日の一時間目は、このクラスで初めてのテストでした。

ここで、何が「勝負」かというと、

採点です。

絶対にやると決めていました。

新学級一発目のテスト、

採点を、テストの時間内に終わらせて、テストの時間内に返却する!

実は、この時間内のテスト採点&返却は、私は今までも当たり前のようにやってきました。

(そのことに関する記事も過去にたくさん書きました)

だから、今日やるとしても難しいことではなく、いつもどおりすればできることなのですが、今回に関しては、きっと一年で一番、その成功に全力を出したことと思います。

そして子どもたちに思ってほしい。

「テストがすぐに返ってきてうれしい」と。

「先生すごい」と。

同じように、保護者にも思ってほしい。

さあ、そして本番。(とはおおげさですが)

早く終わった子からすぐに提出させます。

受け取ったその場からいきなり採点。

「え、先生、もう採点するんだ」

という子どものつぶやきが耳に入りました。

次から次に採点。

提出に来た子が、(出していいの?)みたいに、少しとまどっている様子もありました。

「いいんだよ。そこに置いて」

そして、子どもたちの提出も早かったので、残り10分を残して採点終了。

上出来です。

5分でパソコン入力まで完了。

パソコン入力があと1分で終わるというときに、

「机を戻しなさい。」の指示。

入力が完了して、会心の一言。

「テストを返します。」

ここでの子どもたちのリアクションを楽しみにしていたのですが、期待通り!

「え~!」

「もう終わったんですか!」

「はえ~!」

「すご~い!」

素直な子たちで、うれしいリアクションをしてくれました。

「みんな、テストはすぐに結果が知りたいでしょ?」「はい!」

「すぐに返ってきたほうが、頭にも残ってるしね。」「うん!」

「テストをがんばっているみんなに応えるように、先生も採点をがんばります。先生はテストをすぐに返しますよ。」

テストの出来がよかったので、必要な解説を2分で終わらせ、残り3分で返却。

ぴったり授業終了。

今日の日報には平均点まで載せることができました。

うまくいって、本当にほっとしました。

毎年、気合いを入れる一時間です。

年度始め、クラスの子たちとの出会いに際して、「勝負所」っていくつかあるように思いますが、私の中ではこのテストもその一つです。

テストの返却が遅い先生って、やっぱり頼りなく見られちゃいますもんね。

私もまだまだ力不足の頼りない先生なのですが、少しでも何かできることで

「今年の先生頼りになる!」

と思わせたくて、必死です。