ワンコがいない春、夏、秋、そして冬。
年末から、どうにも気分が沈んで仕方がなかった。
年末年始はワンコと約束した本を読む一方で、まったく違うジャンルの本も読むつもりだったのだが、これが思いがけず命や心(思考)の在り処を考えさせられる内容で、やはりワンコのことを考えていた。
「危険なビーナス」(東野圭吾)
「浮遊」(高嶋哲夫)
「危険なビーナス」は、失踪した弟を、その新妻と共に探す話だが、失踪の謎を解くカギは ’’脳’’の電気治療により生じた後天性サヴァン症候群の患者が描いた絵であった。
この一冊だけならば、’’脳’’について気に留めることも無かったと思うが、続けて読んだ「浮遊」はなんと’’脳’’の語りで話が進んでいくので、’’脳’’について考えざるをえなくなる。
高嶋氏というと、災害三部作ともいえる「M8」「TSUNAMI」「東京大洪水」や、日本原子力研究所の元研究員という経歴ならではの作品で有名だが、本作「浮遊」はまったく毛色が異なり、将来を嘱望された脳の研究者の’’脳’’の話である。
日本の脳研究の最前線にいた本郷は、突然の自動車事故で、脳以外の身体はすべて潰された状態で勤務先の大学病院に搬送される。
教授や同僚医師は最善を尽くすが、如何ともしがたく、家族と同僚に惜しまれながら天へ召されたはずだった。
だが、気が付くと本郷は、一条の光もない、見たこともない深く完全な闇の中にいて、かつての同僚の声だけを聞いている。
そう本郷は、かつて自分が研究していたK大学医学部脳神経外科病棟三〇五号室の水槽の中で、’’脳’’だけとなり生かされていたのだ。
本郷は医師として科学者として研究している時には、人間を『ウイルスや細菌となんら変わることのない細胞の集合体にすぎない』と考え、その結果として『神の存在には否定的』であったが、水槽に浮かぶ’’脳’’として思考の世界に生きるようになると、魂と思考と肉体について、それまでとは異なる見解に至らざるをえない。
本郷の’’脳’’は考える。 (『 』「浮遊」より引用)
『僕は今、こうして存在している。意思も記憶も精神(こころ)も生きている時のままなのです。
ただないのは、光、そして意識を伝達するもの、肉体なのです』
もちろん本郷は、この世から全てが消えたのではなく、思考を司る’’脳’’が生かされていたので、このように考えるのは当然かもしれないが、その’’脳’’が最終的に、『人知を超えた力は存在するのではないか』 『物質と思考はまったく別のもの。生命は単に原子の集合体ではないのではないか』 という結論を出していく過程を読むと、肉体に触れることができなくなっても思考は残るという事、更には魂は肉体とも思考とも別のところで生きているという希望を持った・・よ ワンコ
神の存在を否定していた本郷は、物質ではない思考や魂の存在を認めた時、おそらく神の存在をも認めたのだと思うが、「危険なビーナス」で’’脳’’の電気治療を受けたために後天性サヴァン症候群となった患者が、「神に描かされている」と言いいながら素数の謎を解き明かす奇跡の絵を描く場面も印象深いよ ワンコ
上手く言えないけれど、「危険なヴィーナス」と「浮遊」を読んで、
仮に肉体に触れることはできなくとも、思考と魂は存在し、それは神様の差配で働きかけてくれることもあると、今の私は解釈したんだよ ワンコ
そんなことを考えながら、今日は、お空生活11日先輩の まるちゃんを想いワンコ聖地にお参りしてきたんだよ ワンコ
年末お参りした時も、手に花を持つお参りの人は絶えず、そこはさながら花園かと思うほど色とりどりの花で溢れていたけれど、三連休最終日の今日も、訪れる人は多く、偶然居合わせただけの見知らぬ者同士でも、ワンちゃん&猫ちゃんの思い出話に花が咲いていたよ ワンコ
上手く言えないけどさ ワンコ
見ず知らずの者同士が、大切なわんこや猫ちゃんの思い出を介して話し合い慰め合えるのも、わんこや猫ちゃんの意思であり、神様のお計らいのように感じられるんだよ ワンコ
ワンコ聖地から帰宅し、「まるちゃん大好き」を訪問したら、久しぶりに更新されていたよ ワンコ
ワンコより11日先輩だけに、まるちゃんとまるちゃんママさんの気持ちが痛いほどわかり、我が身も重ねながら心配していたのだけれど、
「初心者マークが取れてお空組2年生になった ぼくは、パワーアップできると思います」という まるちゃんの言葉に、本当に心底救われたよ ワンコ
まるちゃんとワンコが仲良く二年生になった姿を思い浮かべていると、神様のお計らいがあったんだよ
去年のちょうど今頃、お粥も、ふやかしフードも、温野菜のすりつぶしも、食べにくくなっていたワンコが、唯一嬉しそうに食べたのが苺とカスタードクリームだったけれど、今日今年初めてとなる苺が、思いがけず届けられたんだよ ワンコ
とっても懐かしい恩人からの苺の贈り物のおかげで、苺を頬張っていたワンコを思い出し、涙が止まらなかったよ ワンコ
さっそくワンコとお仏壇にお供えしたから、まるちゃんと一緒に食べてくれたかい?
上手く言えないんだけどさ ワンコ
いろんな人に出逢い、いろんな人に助けられているんだよと、ワンコが気付かせてくれたように思えるんだよ ワンコ
今日のように寒い日は、ワンコの温もりが恋しく、触れることができないことが本当に本当に辛いけれど、
ワンコの意思や気持ちを感じることは出来るんだよ ワンコ
まるちゃん達お空組の皆は、地上組が仲良く元気にしていることを一生懸命に願っていると強く強く感じるんだよ ワンコ
そうは云っても、これからその日に向けて、心はしんしんと冷えていくとも思うんだよ ワンコ
そんな時は、
先輩まるちゃんと一緒に二年生バッチをつけて頑張っているワンコを思い浮かべ、私も頑張るよ ワンコ
まるちゃん
ワンコは犬見知りが激しいから、二年生になっても まるちゃんを頼ることが多いと思うけれど、宜しくお願いしますね
まるちゃんが一緒にいてくれると思うことで、どれほど救われているかしれません
本当にありがとう まるちゃん
まるちゃんからは、いつも特大の元気玉をもらっていて、とっても感謝しているので、
ワンコと私は、約束の星・犬星に、まるちゃんママさんが元気でいてくださうよう、心をこめてお願いするね
だから安心して二年生に進級してね
でも、お休みの時には歌を歌いながら必ず皆で遊びにきてね
そして、もし’’目的’’がこの世にあると感じたら、いつでも帰って来てくださいね
そんなお話もまた一緒にしたいので、是非あそびにきてくださいね まるちゃん
年末から、どうにも気分が沈んで仕方がなかった。
年末年始はワンコと約束した本を読む一方で、まったく違うジャンルの本も読むつもりだったのだが、これが思いがけず命や心(思考)の在り処を考えさせられる内容で、やはりワンコのことを考えていた。
「危険なビーナス」(東野圭吾)
「浮遊」(高嶋哲夫)
「危険なビーナス」は、失踪した弟を、その新妻と共に探す話だが、失踪の謎を解くカギは ’’脳’’の電気治療により生じた後天性サヴァン症候群の患者が描いた絵であった。
この一冊だけならば、’’脳’’について気に留めることも無かったと思うが、続けて読んだ「浮遊」はなんと’’脳’’の語りで話が進んでいくので、’’脳’’について考えざるをえなくなる。
高嶋氏というと、災害三部作ともいえる「M8」「TSUNAMI」「東京大洪水」や、日本原子力研究所の元研究員という経歴ならではの作品で有名だが、本作「浮遊」はまったく毛色が異なり、将来を嘱望された脳の研究者の’’脳’’の話である。
日本の脳研究の最前線にいた本郷は、突然の自動車事故で、脳以外の身体はすべて潰された状態で勤務先の大学病院に搬送される。
教授や同僚医師は最善を尽くすが、如何ともしがたく、家族と同僚に惜しまれながら天へ召されたはずだった。
だが、気が付くと本郷は、一条の光もない、見たこともない深く完全な闇の中にいて、かつての同僚の声だけを聞いている。
そう本郷は、かつて自分が研究していたK大学医学部脳神経外科病棟三〇五号室の水槽の中で、’’脳’’だけとなり生かされていたのだ。
本郷は医師として科学者として研究している時には、人間を『ウイルスや細菌となんら変わることのない細胞の集合体にすぎない』と考え、その結果として『神の存在には否定的』であったが、水槽に浮かぶ’’脳’’として思考の世界に生きるようになると、魂と思考と肉体について、それまでとは異なる見解に至らざるをえない。
本郷の’’脳’’は考える。 (『 』「浮遊」より引用)
『僕は今、こうして存在している。意思も記憶も精神(こころ)も生きている時のままなのです。
ただないのは、光、そして意識を伝達するもの、肉体なのです』
もちろん本郷は、この世から全てが消えたのではなく、思考を司る’’脳’’が生かされていたので、このように考えるのは当然かもしれないが、その’’脳’’が最終的に、『人知を超えた力は存在するのではないか』 『物質と思考はまったく別のもの。生命は単に原子の集合体ではないのではないか』 という結論を出していく過程を読むと、肉体に触れることができなくなっても思考は残るという事、更には魂は肉体とも思考とも別のところで生きているという希望を持った・・よ ワンコ
神の存在を否定していた本郷は、物質ではない思考や魂の存在を認めた時、おそらく神の存在をも認めたのだと思うが、「危険なビーナス」で’’脳’’の電気治療を受けたために後天性サヴァン症候群となった患者が、「神に描かされている」と言いいながら素数の謎を解き明かす奇跡の絵を描く場面も印象深いよ ワンコ
上手く言えないけれど、「危険なヴィーナス」と「浮遊」を読んで、
仮に肉体に触れることはできなくとも、思考と魂は存在し、それは神様の差配で働きかけてくれることもあると、今の私は解釈したんだよ ワンコ
そんなことを考えながら、今日は、お空生活11日先輩の まるちゃんを想いワンコ聖地にお参りしてきたんだよ ワンコ
年末お参りした時も、手に花を持つお参りの人は絶えず、そこはさながら花園かと思うほど色とりどりの花で溢れていたけれど、三連休最終日の今日も、訪れる人は多く、偶然居合わせただけの見知らぬ者同士でも、ワンちゃん&猫ちゃんの思い出話に花が咲いていたよ ワンコ
上手く言えないけどさ ワンコ
見ず知らずの者同士が、大切なわんこや猫ちゃんの思い出を介して話し合い慰め合えるのも、わんこや猫ちゃんの意思であり、神様のお計らいのように感じられるんだよ ワンコ
ワンコ聖地から帰宅し、「まるちゃん大好き」を訪問したら、久しぶりに更新されていたよ ワンコ
ワンコより11日先輩だけに、まるちゃんとまるちゃんママさんの気持ちが痛いほどわかり、我が身も重ねながら心配していたのだけれど、
「初心者マークが取れてお空組2年生になった ぼくは、パワーアップできると思います」という まるちゃんの言葉に、本当に心底救われたよ ワンコ
まるちゃんとワンコが仲良く二年生になった姿を思い浮かべていると、神様のお計らいがあったんだよ
去年のちょうど今頃、お粥も、ふやかしフードも、温野菜のすりつぶしも、食べにくくなっていたワンコが、唯一嬉しそうに食べたのが苺とカスタードクリームだったけれど、今日今年初めてとなる苺が、思いがけず届けられたんだよ ワンコ
とっても懐かしい恩人からの苺の贈り物のおかげで、苺を頬張っていたワンコを思い出し、涙が止まらなかったよ ワンコ
さっそくワンコとお仏壇にお供えしたから、まるちゃんと一緒に食べてくれたかい?
上手く言えないんだけどさ ワンコ
いろんな人に出逢い、いろんな人に助けられているんだよと、ワンコが気付かせてくれたように思えるんだよ ワンコ
今日のように寒い日は、ワンコの温もりが恋しく、触れることができないことが本当に本当に辛いけれど、
ワンコの意思や気持ちを感じることは出来るんだよ ワンコ
まるちゃん達お空組の皆は、地上組が仲良く元気にしていることを一生懸命に願っていると強く強く感じるんだよ ワンコ
そうは云っても、これからその日に向けて、心はしんしんと冷えていくとも思うんだよ ワンコ
そんな時は、
先輩まるちゃんと一緒に二年生バッチをつけて頑張っているワンコを思い浮かべ、私も頑張るよ ワンコ
まるちゃん
ワンコは犬見知りが激しいから、二年生になっても まるちゃんを頼ることが多いと思うけれど、宜しくお願いしますね
まるちゃんが一緒にいてくれると思うことで、どれほど救われているかしれません
本当にありがとう まるちゃん
まるちゃんからは、いつも特大の元気玉をもらっていて、とっても感謝しているので、
ワンコと私は、約束の星・犬星に、まるちゃんママさんが元気でいてくださうよう、心をこめてお願いするね
だから安心して二年生に進級してね
でも、お休みの時には歌を歌いながら必ず皆で遊びにきてね
そして、もし’’目的’’がこの世にあると感じたら、いつでも帰って来てくださいね
そんなお話もまた一緒にしたいので、是非あそびにきてくださいね まるちゃん