【あの頃の名古屋フォーク界 その十二】
僕が高校1年の秋、昭和49年東海地方ではある歌が爆発的にヒットした。
その歌は「燃えよドラゴンズ」。
中日ドラゴンズが20年ぶりにセリーグ優勝、応援歌としてラジオなどで盛んに流れていた。
この歌を作ったのが山本正之さん。
地元安城市出身。
安城の小・中学校から西尾高校へ。
卒業して東京の大学へ進学。
大学生時代に当時CBCラジオの昼の番組「ばつぐんジョッキー」に
デモテープを送ったことから誕生した。
この番組のDJでもあった元・中日ドラゴンズの坂東英二さんがレコード化してヒット。
今思えば、この年が名古屋が一番盛り上がっていたかもしれない。
その後、アニメ「タイムボカンシリーズ」の歌も手掛ける。
またアルフィーなどにも楽曲提供。
アルフィーのビクター時代の『府中捕物控』 。
レコード会社の企業イメージに合わず、発売直前になって発売中止になってしまった。
余談ではあるが、アルフィーのビクター時代のベスト盤CD「青春の記憶」には、
ボーナストラックとしてこの曲が収録されている。
山本正之さん、れっきとしたシンガーソングライターである。
大学が東京だったから、名古屋での活動は少なかったかと思うが
故郷愛知県に関わる歌も作っている。
『飯田線のバラード』
豊橋から辰野までのローカル線。
秘境駅がいくつかあり鉄道ファンには有名。
この歌を知ったのもラジオから。
飯田線と言いだせんと掛け合わせている。
じっくりと聴くとなかなかいい。
今でもライブ活動はされている。
この7月には地元安城でもライブの予定がある。
飯田線のバラード
この曲、よく聴くと「燃えよドラゴンズ」ににているんだよね。
THE ALFEE - 府中捕物控【1994 KING'S NIGHT DREAM WESTERN】