四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

支えてくれる人たち

2016-09-25 17:45:21 | 心の病を患って
『心の病を患って・・・其の六』

自宅で静養をしていた時、
一番うれしかったのは、支えてくれる人たちがいたことです。
家族はもちろん、周囲の人たちが病気を理解してくれて支えてくれました。

「気晴らしにちょっと珈琲でも飲みに行かないか」。
友人たちと話していると心が晴れてくる。
一人ぼっちではない。
孤独でもさびしがり屋でもないんだ。
励ましのメールもたくさんいただきました。
そんな友人たちがいることが僕にはうれしかったのです。

人は一人では生きていけれない。
周囲の人たちとお互い支えあって生きている。
実感としてわかりました。

 ♪一人でとても生きていけない時があったら
   そんな仲間がそばにいたら
   皆で集まろうか いつもの様に 照れくさそうに
   ※吉田拓郎 「友と呼べれば」より
   
これからもいろんなことが起きるかと思います。
感謝の気持ちを忘れずに、これからも支え合って友人たちと生きていきたいと思っているのです。。


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携帯電話

2016-09-23 11:39:33 | 心の病を患って
『心の病を患って・・・其の五』

医師から自宅で静養をしてください。
会社には休職届をだした。
職場の人に仕事の引き継ぎをして、ゆっくり休むことにした。
何かあるといけないから、会社の携帯電話は常に持っていた。

休んでいても会社から電話はかかってくる。
営業職だったから、取引先からも。

着信音が鳴ると心臓がバクバクするようになった。
頭の中は混乱してきた。
電話におびえている自分がいた。

会社に事情を説明して携帯電話を返した。
緊急のみ個人の携帯に電話をしてほしいとお願いをした。

携帯電話もストレスになる原因の一つなのかもしれない。
仕事が終わってからも、休みの日もかかってくることもある。
年中24時間、携帯電話で縛られている気がする。

携帯電話の普及と心の病になる人の増加。
正比例している気がする。
便利な道具だけど、ストレスの原因となってしまうのは怖い道具でもある。


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サザエさん症候群

2016-09-21 11:32:09 | 心の病を患って
『心の病を患って・・・其の四』

「サザエさん症候群」という言葉を耳にすることがあります。
日曜日の夕方、サザエさんが終わると「明日からまた会社(学校)か・・・」。
そんなことを思うと憂うつになってしまう。不安を感じることもある。
体調不良にもなってしまう。夜は不眠になってしまうことも。

自分もこのような症状はありました。
他人からみれば、「何を甘えているんだ。怠け者。子どもでもないんだから・・・」。
そんな言葉が聞こえてきそうです。
でも、ものすごい重圧感があったのです。
嫌なことが頭の中を次から次へとグルグルと駆け回る。
明日、会社を休もうか。そんなことも何回か思いました。

サザエさん症候群=心の病、初期症状。
これはなった人しか分からないかもしれません。
気付いてほしい、何か信号を発信していたのかもしれませんね。

もし、あの時「休む力」があったら・・・。
おもいっきり休んでみよう。
誰かに悩みを打ち明けてみよう。
嫌なことを吐き出してみよう。

時には、「休む力」も必要なんです。
周囲にサザエさん症候群の人がいたら理解してあげてください。
黄信号を発信していることを。赤信号になる前に。


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好きなこと、楽しいこと。

2016-09-20 12:12:21 | 心の病を患って
『心の病を患って・・・其の参』

心療内科の医師から好きなこと、楽しいことをドンドンとやりなさい。
そう言われて戸惑った。

平日の昼間、一人ぼっちの時間。
好きなこと・・・?
楽しいこと・・・?
いったいなんだろう・・・?
いざ、言われてみると答えがでない。

嫁さんといっしょに電車に乗って温泉にいってきた。
ランチにも行った。
おしゃれなカフェでお茶をした。
名古屋の街でデートをした。
友人とコーヒーを飲みに行って今の心境を話してみた。

楽しいことをすることはお金もかかる。
外も出たくない。
テレビも見たいと思わなかった。

ただボーとして好きな音楽を聴いていた。
70年代から80年代のフォーク、ニューミュージック。
元気が出る。心が落ち着く。癒される。
ひょっとしたらこれがよく言われている、音楽療法か。

TUTAYAに行ってCDを借りてきてダビングする。
そしてベスト盤なら自分の好きなようにオリジナルのジャケットを作っていた。
好きな曲だけを集めたオリジナルCDも作った。
これがけっこう自分にとっておもしろい。
この頃、そんなCDを100枚以上は作ったかな。
CD棚に並んでいるオリジナルCDを見ると当時のことが想い出として蘇る。

ブックオフにもよく行った。
掘り出し物の本やCDを見つけると衝動買いもしていた。

こういったことが自分にとっての好きなこと、楽しいことのかもしれない。そう、思った。


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心療内科にて受診

2016-09-19 10:10:16 | 心の病を患って
『心の病を患って・・・其の弐』

初めて心療内科に行ったときは緊張した。
戸惑いもあった。抵抗感もあった。
僕の体はボーとしていた。

診断の結果は「不安神経症」。
即、今日から自宅で静養してください。

しばらくの間、会社に行かなくてもいいんだ。
少し気が楽になった。
でも仕事は山のように残っている。
会社にどのように言えばいいんだ。そんな不安もあった。

今思えば、「休む力」も大切(必要)なんだと分かった。

医師からは三つのことを守ってください、と言われた。
1、自分の好きなこと、楽しい事をどんどんとやりなさい。
  そして嫌なことを忘れてください。
2、早寝、早起き、規則正しい生活。
  朝の太陽を浴びなさい。
3、アルコール(お酒類)を飲むのはやめてください。

これから飲んでいく薬とアルコール類は相性がよくない。
副作用をおこす恐れがある。
それでお酒は飲まなくなった。
元々付き合い程度でしか飲まなかったから、簡単にやめれた。
今でもお酒は飲んでいない。

朝の太陽を浴びなさい。
外に出るのは抵抗感がある。
それでしたことは、庭の花の水まきと草取り。
草も無くなったころはなぜかさみしくなった。
あとは、ウッドデッキでボーとしていたかな。

好きなこと、楽しいことをやりなさい。
これは戸惑いがあった。
このことについては、次回に書いてみよう。


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