ようちゃん@ちばらき

ちばらきは千葉県と茨城県の県境地域。利根川と地平線の向こうに見える筑波山が郷愁を誘う今日この頃。

御御御汁

2005年01月20日 | ごじゃ満開
御御御汁(おみおつけ)」は味噌汁のこと。
私の実家は「おみおつけ」と呼びます。
私が子供の時、祖母が「病」で病院に入院していて家事の世話を叔母が手伝いに来ていた頃のこと。
祖父が食事の時「おみおつけよそってくれ」(ちばらき弁で「みそ汁出してくれ」の意)と
叔母に言ったところ、叔母は九州熊本の良い家柄の出なのでさっぱり意味が解りません。
もう一度聞き返すことも無く、真剣に祖父の意を理解しようと考えた挙句「キャベツとキュウリの
塩もみ」を作って出しました。「誰がお漬け出せと言ったーっ!」と一喝。
祖父は漬物のことを「お漬け」」と呼んでいました。
『御御御汁(おみおつけ)』も『お漬け(おつけ)』も呼び名は似ていても非なる物。
 叔母は目を丸く開いた後、頬を上気させ泣きながら庭へ駆け込んでいきました。
味噌汁を見るとその時の光景が浮かんできます。味噌汁だけに塩辛い思い出です。
ちなみに妹は味噌汁のことを「おもっけっけ」と言っていました。
今日『優しい時間』を見ました。以前富良野でも仕事をしたことがあるので、
見覚えのある景色を画面を通して懐かしんでいました。
「拓」が仕事している焼窯『皆空窯(かいくうがま)』、実在するその窯で当時写真の御飯茶碗を買いました。