仙台市に住む岩崎 航(いわさき わたる)さんは
3歳で筋ジストロフィーを発症し、次第に体の自由を失っていった。
38歳のいま、寝たきりで、
ごはんも口からではなく、管を通して栄養を摂っているそうだ。
生きること自体が苦悩の連続・・・
そんな彼がふとしたきっかけで詩を書き始め、
昨年、詩集を出版したそうだ。
この特集記事では、彼の生い立ちから今までのエピソードが
ストレートに語られている。
紹介されているなかで、特に衝撃を受けたのが次の詩だ。
子供時代は懐かしい
でも、昔に帰りたいとは思わない
大人になり
いろいろあっても
今のほうが断然いいさ
私は時々、昔に帰りたい、、と思うことがあるが、
それは現状からの逃避というものだろう。
彼のこの力強い詩は、命の大切さ、「今」この瞬間の大切さを
私たちに気づかせてくれる。
最後に岩崎さんは次のように語った。
きっと、これからも病状は進み、
生きることが辛くなることもあるでしょう。
それでもこの筋ジストロフィーという宿命を抱きながら、
授かった大切な命を最後まで生き抜きたい。
それがいまの私の夢であり、願いであります。
「致知」10月号より
3歳で筋ジストロフィーを発症し、次第に体の自由を失っていった。
38歳のいま、寝たきりで、
ごはんも口からではなく、管を通して栄養を摂っているそうだ。
生きること自体が苦悩の連続・・・
そんな彼がふとしたきっかけで詩を書き始め、
昨年、詩集を出版したそうだ。
この特集記事では、彼の生い立ちから今までのエピソードが
ストレートに語られている。
紹介されているなかで、特に衝撃を受けたのが次の詩だ。
子供時代は懐かしい
でも、昔に帰りたいとは思わない
大人になり
いろいろあっても
今のほうが断然いいさ
私は時々、昔に帰りたい、、と思うことがあるが、
それは現状からの逃避というものだろう。
彼のこの力強い詩は、命の大切さ、「今」この瞬間の大切さを
私たちに気づかせてくれる。
最後に岩崎さんは次のように語った。
きっと、これからも病状は進み、
生きることが辛くなることもあるでしょう。
それでもこの筋ジストロフィーという宿命を抱きながら、
授かった大切な命を最後まで生き抜きたい。
それがいまの私の夢であり、願いであります。
「致知」10月号より
点滴ポール 生き抜くという旗印 | |
クリエーター情報なし | |
ナナロク社 |