「ジャーニー」という映画を見た。
1970年代後半から80年代にかけて
ヒットチャートを走り続けたアメリカのロックバンドだ。
スティーヴ・ペリーの透明かつ芯のあるボーカルが特徴だった。
そのジャーニーに新ボーカルが加入した。
フィリピン出身のアーネルだ。
ギターのニール・ショーンがYou Tubeで見つけスカウトしたらしい。
バンドメンバーの変更はよくあるが、
ボーカルとなると話は別だ。
しかも、ジャーニーのボーカルとなると、、、
しかしジャーニーはそれをやってのけた。
ロッククラシックの域にあるサウンドが見事に生き返った。
オリジナルメンバーはもちろん良いが、
時代とともに新たな息吹が加わるのもいいもんだと思った。
単独の歌手なら、なかなかこうはいかない。
いくら歌が上手くても、エルビス・プレスリーとは認めてもらえないだろう。
当然だ。
だが、バンドというものは生まれ変わり、生き続ける事ができる。
グループという意味ではモーニング娘やAKBは
メンバーを迎えながら存続しているが
バンドというとなかなか思い当たらない。
むかし、オメガトライブが杉山清貴からカルロスに変わったが
一発で終わってしまった。
このジャーニーの成功は日本でいえばサザンの桑田が
新メンバーになるほどのインパクトだが
それを受け入れるジャーニー自身とファンのふところの深さを感じた。
もちろんアーネルのボーカルが素晴らしいことが一番の理由だが。