がもよん・・とは、
蒲生四丁目(大阪市城東区)の略だ。
がもよんにぎわいプロジェクト代表の和田氏によると、
このエリアは戦災にもあわず、
昔ながらの町並みが残っているそうだ。
そして、
御多分にもれず、空き家が増えている。
その空き家を再生し、現在、
魅力的な31店舗が中心となって、
にぎわいを創出している。
空き家や古民家の再生というと、
その建物に関心が向くが・・
和田氏いわく、地域のブランド化は
建物以上に、人や文化とかかわることが大事と言い切る。
毎月イベントを開催しているそうだが、
その内容がユニークだ。
例えば、アニメおたく向けのお茶会や
しめなわづくりワークショップ、
自分の名前くらいきれいに書きたい!美文字講座・・等々。
それぞれストーリーがあって、
めちゃくちゃ楽しそうだ。
近年、インバウンドで外国人観光客が増えているが、
外国人に対して英語はしゃべれなくても、
日本の文化を語れないとダメ!と、こちらも言い切る。
以前、外国人にこんな質問をうけたそうだ。
お正月に門松を立てるが、
どんな意味があって、いつまで立てるのか?
竹を斜めにカットしているが、竹でないとだめなのか??
その時は、まったく答えられなかったそうだ。
確かに、私も同じようなもので、
外国人が”なるほど!”と納得するような説明はできない。
地域再生の前提は、
その地域の文化を知り、地域の人が交流すること。
さらには日本の文化を学び、広く発信することが大切だ。
折しも、本日「なまはげ」などの来訪神が、
ユネスコの無形文化遺産に決定だした。
全国に10か所くらいあるようだが、
秋田のなまはげ以外は聞きなれないものだった。
IOTだ、AIだ・・・などと、
どんどん時代は進化していくが、
だからこそ、文化や人間らしさが
より重要な時代となるであろう。
VRやSNSは便利なツールだが、
生の現場にはとうていかなわない。
がもよん・・・近いうちにぜひ訪れたい。
<がもよんにぎわいプロジェクト official site>