ワクチンを接種してもコロナに感染してしまうことを
ブレークスルー感染という。
ワクチンを接種すれば感染しても重症化しないのかと思っていたが
どうやらそうでもないらしい。
東京都の発表によると、
過去50日(8月1日~9月20日)にコロナで亡くなった人は
都内で484人いるらしい。
そのうち、接種歴が確認できたのは412人。
さらに2回接種後亡くなった人は49人いたそうだ。
死亡者の12%に相当する。
私のイメージでは、感染確認者のうち
1割~2割程度がブレークスルー感染で、
亡くなる人は全体の2~3%程度だろう・・
との思い込みだったので、
想像以上にワクチンを接種しても油断できないと思った。
また接種歴がわからない人が15%いるというのも問題だ。
残念ながら、
こんなことではワクチンパスポートどころではない。
まずは接種歴がちゃんとわかるようにデジタル庁は整備をする。
そうしないとコロナ感染者の分析ができないので
有効な対策も打てない。
9月末で緊急事態宣言は解除されるようだが、
同時に飲食店等の営業制限やイベント等の入場制限も解除すべきだ。
そもそも政府の発出する制限の有効性は不明だし効果の検証もされていない。
むしろ制限を課すことによるマイナスの方が現状では大きくなっていると感じる。
すでにワクチンパスポートは一部で活用されているが、
国民の不安を払拭するためにも、
政府は正しい情報をタイムリーに発信していただきたい。
そしてその情報に基づいて国民自らが行動に責任を持つ。
本日の新規感染確認者(全国)は2,134人だが、
そのうちブレークスルー感染は何人だったのか?
1回接種後、2回接種後。
重症者は1,133人いるということだが、
同様にブレークスルーは何人なのか?
手作業で集計しなければわからないというのが、
日本という国家の現状のようだ。
残念ながら菅総理はコロナ対策をなにもしないまま退陣となったが、
新政権では、
正確な情報が日々報じられ、
適切に対処できる体制を早急につくっていただきたい。
<コロナ感染の死者 1割が2回接種後 毎日新聞>