花の命は短くて、苦しきことのみ多かりきりき
原作:林芙美子(1903~1951) 「放浪記」
森光子氏が半世紀にわたり舞台で演じ続けてきた名作を
仲間由紀恵氏が引き継いだ。
本日その舞台を見に行った。
場所は日比谷「シアタークリエ」(600席)
運のいいことに、2列目の15番(中央)といういい席が取れた。
舞台に手が届くような場所だ。
12時開演
時代は大正・・・舞台装飾や衣装が当時にいざなう。
貧しいながらも、あっけらかんと、そして強く生きていく
芙美子の生涯を、仲間由紀恵氏が渾身の演技でやり抜いた。
演劇は、映画と違いライブだ。
休憩をはさみながら15時30分まで舞台にくぎづけになった。
それにしても、
あれだけ長いセリフをよく覚えられるものだ。
もっとも、"覚える"という程度では役にはならないだろう。
体に染み込んだ言葉として発しなければ
舞台では通用しない。
テレビでもよく見かける一流の俳優陣が脇を固める。
俳優の演技の根幹は演劇にあるのだろうか。
みなさんプロだと思った。
人生とは何か、を問いかけるこの作品を
全力で演じる彼らの姿を見て
私もどんどん引き込まれていった。
放浪記がロングランをする理由がわかったような気がした。
渋谷ではハローウィンの仮装でにぎわっているそうだが
銀座ではほとんど見かけなかった。
が、銀座四丁目の交差点で、あやしい「ネコサムライ」を発見。
ハロウィンとは関係ないような気がするが、、、
観光客の注目を集めていた。
<仲間由紀恵主演 放浪記 official site>