遠くから友が我が家を訪れてくれた。
7年会わなかったけれど、
彼女の穏やかな雰囲気は相変わらずだった。
日帰りだったから、
我が家でのランチしか出来なかったけれど、
かえって色いろ語り合えたかな。
彼女は商家へ嫁いだゆえに40年以上も、
自由にならずだったけれど、
義親を送りご子息夫婦が跡を継いでくれ、
縛られずの時間を持てるようになったとのこと。
そして、
これまでした、
どんな苦労もみんな役立ったと言う。
もともと見目麗しい彼女。
端正な口元から発せられる言葉も温かで、
良い香りを我が家に残していかれた。
田舎の婆様の私。
彼女のように香らなくも、
悪臭だけは振りまかないようにしようと思いましたよ。
薫習(くんじゅう)というのかな。
彼女の振りまいていった良き香りは。
お終いになってきた薔薇。
蕾を切り取って部屋に置くと開いてくれるのです。
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