田舎主婦の日日是好日

今日も生きてることに感謝かな。

古今和歌集:光る君へ第43回

2024年11月11日 | 趣味・本・テレビ他

平安時代の貴族は、

『古今和歌集』がお好きだったようです。

  

古今和歌集 平安時代(905年とも914年とも)

   日本最初の勅撰和歌集(ちょくせんわかしゅう)

   醍醐天皇(だいごてんのう)の命令で紀貫之(きのつらゆき)らが編集

(約1100首)

 

『古今和歌集』は二つの序文を持っていて、

仮名で書かれた仮名序。

やまとうたは、人のこころを種にして、

おおくのことばとなったものである・・・・

古今和歌集仮名序の画像

そして漢文で書かれた真名序とがあります。

古今和歌集真名序 - 書砦梁山泊 大阪店の画像

仮名にしろ漢文にしろ読めません。

 

平仮名は平安時代にできたため、

奈良時代までは日本語を表記する文字は、

漢字しかなかったようです。

 

なお

万葉仮名(まんようがな)というのは、

仮名と言っても漢字を、

本来の意味から離れ仮名的に用いた文字のことだそうで、

特に万葉集(現存する日本最古の歌集)に多く用いられているので、

この称があるとのことです。

 

古事記・日本書紀・懐風藻・万葉集・古今和歌集・風土記・

伊勢物語・大和物語・土佐日記・枕草子・源氏物語他。

 

奈良時代平安時代の書物。

こうして訳された本であっても読めるのは、

保存してくださった方々のお陰もありますね。

 

古今和歌集の紀貫之の歌

人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香(か)ににほひける

 

歌の意味合いから少しずれますが、

花でなくも、

1000年以上たっても香ってくるような昔の書物。

日本の宝です。

 

°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°第43回「光る君へ」°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

 

昨晩観終わって感じたのは人の成長・変化でした。

 

三条天皇は即位3年というのに身体に異変が起き、

譲位を迫られお気の毒でなりません。

敦康親王は母と慕った彰子に、

お変わりになられましたねと言っておられましたが、

彰子は本当に堂々としてこられました。

(この時の彰子の袿?は母親の倫子が着ていたものですね)

 

倫子は、

道長の長男頼通(よりみち)に子ができないことに、

覚悟をお決めなさい。

父上のようにもう1人の妻を持てばいいのです。

倫子も悩みぬいて己の歩む道に光を見出したのですねえ。

でもね~倫子さま。

私だって色いろ考えておりますのよ。

ですからたまには私のほうもご覧くださいませね。

おほほほほほ・・・

これはひとこともふたことも余計かな(笑)

夫君は貴女様を貴女様が思う以上に大事にされてたようですよ。

 

そして藤式部宅の乳母のいと

藤式部宅に出入りする双寿丸を見る目がきついものだったのに、

いつの間にか目が優しくなってたし。

(前回、双寿丸にお料理を誉められたせいかな)

 

大宰府へ行くという隆家が、

清少納言になにか佇まいが変わったなと言ったけれど、

清少納言も確かに噛みつくような物言いではなく、

以前より柔らかさが出てきてました。

 

人は良いにつけ悪いにつけ変化するものなのですね。

道長と実資の「政問答」は興味深かったです。

 

まひろ(藤式部・紫式部)伝授の、

政とは民が幸せになる世を作ることという道長。

 

実資

民の幸せとは?

左大臣殿に民の顔なぞ見えておられるのか!

幸せなどというあいまいなことを求めるのが我々の仕事ではない。

朝廷の仕事は何かことが起きた時、

まっとうな判断が出来るようにすること

 

道長

志を持つことで私は私を支えてきた

 

実資

志を持つものが力を持つと志そのものが変わっていく。

それが世の習いでございます。

 

何だか実資に軍配が上がりましたが、

また来週。

 

 

コメント (12)
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