ほのぼのオヤジの気まぐれ意見

漂流人生の思うがまま

中国からの花粉が輸入できなくなった

2008-03-08 07:32:57 | 果樹園の仕事人
意外なところに影響が出てきた。

農協から、今年の中国花粉は輸入できないとの連絡が来た。ここ数年、単価が高いが、花粉の採集が間に合わない時のために輸入花粉の利用者が増えてきた。

交配器「ラブタッチ」というものを導入して、省力化に向かっていたが、ここに来て大きな問題にぶつかった。

この交配器は、純花粉を大目に使う。鳥の羽に空気をおくって花粉つける仕組みになっている。それを、咲いている花になでるようにして交配をするのだ。どうしても、ひとつずつやるよりは多くの花粉を必要とする。

花粉は、本年とったものと、昨年の貯蔵花粉を混ぜて使っている。そして、中国花粉も使い、間に合わせている状態なのだ。

とにかく、このところの人手がないところで多くひとが助かったいたのだ。さて、今年はどうしたものか。

剪定枝を保存しておき、ビニルハウスで開花させて花粉をとるという方法も考えなければ。

あれよあれよという間にもう、五日

2008-03-05 07:34:09 | 果樹園の仕事人
毎日剪定に追われていると、時間がどんどん過ぎる。

二月は早いと思ったが、三月だって、彼岸まであっという間だ。いつも、走っているような状態だ。

予定通りに行けば、せがれの誕生日までには家のほうが終わる。通勤が残っているが。とにかく、目先の目標を達成するだけで精一杯だ。

特に、今年は、カイガラムシが目に付く。暮れに、機械油を散布して対策は万全と考えていたが、思ったほどの効果がない。

農薬の関係で、温暖化かもしれないが、昔の薬ではきかなくなってしまったのだろうか。

機械油じたい農薬としての毒性はまったくない。農薬として登録されているが、毒性はないので残留の検査は必要がないような安全農薬なのだ。

しかし、油の油膜で昆虫の気管をふさぎ死滅させるという効果で、昔から使われている。これが効果がなくなると冬季の害虫を防除するのが難しくなる。いい薬がないからだ。

なかなか、耐性がついてしまうとどんな薬も利かなくなる。仕方ないので、剪定後にもう一度かけようと準備している。

風のない好天の日を選ばないとなかなかかけられない。早朝は寒く、機械のファンのところにツララが下がることもある。

とにかく、今出来ることをやるしかない。