おやじとクソおやじの間(はざま)で

おやじになった自分から見た、クソおやじ像を考える

決戦!タイムリミット 芥川賞・直木賞の舞台裏

2021-09-05 00:07:00 | 出版業界/本屋さん関連
9月4日19時30分から放送された「決戦!タイムリミット 芥川賞・直木賞の舞台裏」が面白かった。

芥川賞・直木賞の候補作発表から、受賞作発表日までを追った番組。出版社、作家、書店はもちろん、印刷所、製本所の担当、ニコ動で賞発表を生中継する番組配信のディレクターなどにも取材している。


発表当日は、全国14箇所で33台のカメラを使って受賞が発表された瞬間を撮影していた。

これを見ていると、賞にノミネートされると相当大変なことになるというのがよくわかった。



特に受賞を逃した場合。

この番組でも取り上げていたが、候補作に挙がったため、受賞後の重版に備えて1万5千冊分の印刷用紙を確保し準備していた印刷所の映像があった。結局、その作品は受賞を逃したことで印刷は中止、用紙は返品されることになった。用紙の運搬費用は出版社持ちだが、その印刷がキャンセルになったことは、印刷所も大きな損害だ。そのために何時間も機械を空けていたのだから。製本所も同様だろう。これを見ると印刷会社って大変だなぁとつくづく思った。

あと観ていて思ったのが、意外と作家はいまだにガラケーなんだということ。密着した2人の作家がそうだった。

ややハスキーでなかなか良いナレーション。誰だろう?と思っていたら、キンコメの今野浩喜だった。

再放送されるなら、もう一度観てみたい。

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