feel.

レンズを通してみえたもの。感じたこと。

ライカが人生に仲間入り。

俵屋旅館 暁翠庵.

2024年02月19日 | 旅行

昨年1月に訪問したのに続き、2回目の俵屋を訪問。

正直ここを狙えるのは十年単位で先になると思ってたのだけれど、「行くのなら、子供がどこ行きたいと言い出す前の今のうちだよ」と友達からアドバイスをもらい、それならば!と人生死ぬまでに行きたい場所のひとつである憧れを早めに達成することに決めた。

 

俵屋旅館の特別室(スイートルーム)暁翆庵はapple社の故スティーブ・ジョブス氏が定宿としていた部屋として有名で、国内外から相当の人気がある。

日本に住んでいながらかつて無いクオリティの日本を味わえる事が前回の訪問でわかったから、そりゃあ人気もありますわなという感じで

相応の相当なお値段ではあるものの、直近の京都の高級外資ホテルの台頭のおかげでリーズナブルな感じすら覚えるようになってきた。

直近の土曜日の空きを伺い、待つこと5ヶ月

遂に訪れることができた。

 

 

入り口

今日も美しい。

2月は節分にちなみ、福と鬼、豆などをモチーフに、そして初春の雰囲気あるものを館内様々な所に配置しているそうな。

左の奥に歩いていく

「春来い早」北大路魯山人のいろはにほへとを横目に奥に奥に。

突き当りを左に折れ、更に一番奥のほうまで歩いたところにある隅っこのお部屋

入口に入る前に仕切りの扉とその奥には専用の素敵な庭がある

入り口、寝室、風呂場から臨める暁翠庵専用の坪庭

左手には看板

右手を向いた通路の先にひっそりとした入り口がある

入り口を入るとすぐにデスクと専用の庭を臨めるちょっとした休憩スペース。

こういう所にも床暖房がきいていて抜かり無い配慮が流石。

通路を左に向くと正面に洗面・風呂、右手には主室、左手にはベッドルーム

ベッドルームは秘密の扉のよう

就寝時には電動のブラインドを下ろすことも可能なようだ。

ベッドルームはお客さんからの要望で作ることにしたそうだ

洗面。床暖房が心地よい

浴室。こちらも床暖房が効いており、お湯は既に張られていた。

そして主室

趣の異なる美しい庭を最大限楽しめる2面の大きな窓が印象的で、10帖ほどの室内がとても広く感じた。

竹林の日本画のような雰囲気でスティーブジョブスがお気に入りだったそうだ

もう一面は寿の部屋でも見たような美しい日本庭園。美しい。

iPhone 広角はめったに使わんのでiPhoneで十分かな

テレビや冷蔵庫などはほとんど隠されており、見えにくい足元にエアコンの操作パネルがあるくらい。幼児にとっては都合が良いようでやたらピコピコやってたが…笑

他のお客さんの声が聞こえない静かな空間で、美しい庭を眺めながらわらび餅を頂いてほっと一息。

やってきたんだなぁという満足感で心が満たされた。

 

 

 

 


10月の奈良吉野.

2023年10月21日 | 旅行

Leica SL2-S +  アポズミクロンSL35mm

 

 

丁寧な味付けで美味しくいただくことができた。ごちそうさまでした。

眼の前に広がるパノラマ。窓を全開にできて心地よい

朝風呂最高。

特別室”山桜”はおすすめですよ。隣にあと一室の特別室の洋室があるらしい。

チェックアウトは10時と少し早め。

宿泊客と入れ替わりで床わやさんはその時間から銭湯として営業を開始するようだ。

朝食が8時半からと遅めだったので、食後は余りゆっくりもできず程なくチェックアウト

でも宿泊客は車をそのまま停めさせて頂けるということで、空いてる時間から観光できると思えば特に問題はないかな。

朝10時ころはまだまだガラガラ

 

 

のんびりと散策

ランチどころもガラガラ。ゆったりと昼ごはん

葛で有名な吉野らしい葛ざるうどんを食す。

柿の葉寿司は江戸時代に和歌山の漁師が奈良に鯖を売り込んだところから始まった歴史があるとか。

夏の残り香が

 

1130分頃でこの人手

紅葉が始まる少し前のオフシーズンということでとても静かで、僕らが帰るお昼12時ころになってようやく人が下から登り始めてきたという感じ。

気候もいいし、のんびりと吉野を愉しむには最適なんじゃないかと思う。


奈良吉野の早朝.

2023年10月19日 | 旅行

今や旅の愉しみの一つ、旅先ラン

朝6時半ごろ、まだ雨が降っていたのでどうしようか迷ったものの、小雨なのでいけるやろと出発

金峯山寺はちょうど朝のおつとめをはじめたばかりのようで、鐘の音が鳴り響いていた。

(雨が降っているし濡れた坂道で転倒する可能性もあるし、流石にM11を持っていく度胸はなく写真は全部iPhone13mini)

霧雨の中、山を登っていく。神秘的な雰囲気のなか走るのはとても愉しい

真っ白

 

トレイルランニングをやるとこんな気分なんだろうな。

花矢倉展望台にて。絶景かな。

基本全部登りなのでキツイっす。でも好奇心が疲労感を上回るので疲れは感じない。

水分神社はまだ閉まっていたのでここらへんで引き返し。獲得標高はやく300mだった。

下りは下りで滑って転ばないかヒヤヒヤしたな

旅先のランは愉しみが肉体の疲労感を上回るので満足度が高い。飲み食いで摂取したカロリーをちょっと減らせるので一石二鳥だ。

戻ってからの部屋露天風呂は最高だった

 

トライアスロンの大会に出た時、東京から来られていたトライアスロン協会の会長さんが「ただ旅行に出るんじゃつまらないんだよ」と旅行がてらトライアスロン大会に出ているという話を伺ったことがあり、そんな気持ちが少しだけわかってきた気がする。

といっても旅行だけでも十分なのに加え、寝てる時間があるなら愉しいことを一つでも多くやりたいという時間貧乏根性は今でも働いているので、一石二鳥なお愉しみが増えたこと、ランニングを愉しみに昇華できていることが嬉しい。


10月の奈良の吉野へ。吉野荘湯川屋.

2023年10月17日 | 旅行

iPhone13mini. 動画がきれいに録れるiPhone15Proに買い替えようかなぁ…と迷い中.

 

35mmじゃ収まりきらんのでiPhoneで

友人から宿泊券をいただくことができたのもあり、記念日に奈良吉野へ

桜の時季に行くことは時々あるけれど、秋というのは初めてだな。

訪れたのはメイン通りの入口付近に宿を構える吉野荘湯川屋さん

金峯山寺蔵王堂の門前宿として300年ほど続いているらしい。

そんな老舗が3年ほど前に新築で銭湯と特別室2室をこしらえたそうで、今回はその一室の和室”山桜”に泊まらせていただくことになった。

とても広々とした和室で、目の前には広大な景色が広がり、ベランダには部屋風呂が。

なんとも贅沢なお部屋だ

一面畳なので子供が安心して動き回れるし、夜も布団だと段差がないので安心だ。

階下にはインフィニティ風呂の銭湯(チェックインタイムになると銭湯としての営業は終了し、宿泊客専用のお風呂となる)があり、室内、室外とお風呂を愉しみ、夜はお部屋にて晩ごはん。

雨が降っていたので観光は翌日に回し、宿でゆっくりと過ごさせていただいた。

ここからはLeica SL2-S +  アポズミクロンSL35mm

右から純に鴨、柿、栗、粟麩、一番左はなんとマスカルポーネチーズ

鹿のたたきは初めて。

落ち(子持ち)鮎

濃厚な出汁が効いた西行鍋。

地元で有名な西行鍋という伝統的な料理はもちろん、手作りのごま豆腐、料理長の経験が活かされた創作メニューも盛り込まれた和食

中でも鮎は時折食べるけれど、立派な大きさの今の時期だけの落ち鮎を頭から尻尾までまるごと一匹いただけるという料理は始めてだったので驚きと新鮮の料理で大満足

地元奈良の日本酒と併せて最高の晩ごはんを楽しむことができた。


伏見稲荷大社.

2023年02月08日 | 旅行

Leica M11 + APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.

福引き

 

 

 

 

商売繁盛を願って伏見稲荷大社へ。

普通の日曜日なんだから混んでないだろうと高を括ってゆっくりと向かっていた所、近隣のコインパーキングが全て満車となっており嫌な予感が…

宿から伏見稲荷まで車で20分くらいのはずだったのに、車を降りるまでは1時間かかり(幸いと渋滞の先の境内無料駐車場に停めることができた)

この日は初午のお祭りの日であったらしく、まぁすごい渋滞と行列で、ご祈祷を終えるまでに更に3時間位かかってしまった。

ご祈祷で頂いた福引きで、当たりなのかな、一升瓶のお酒をいただくことができたし

良い日にご祈祷してもらえてよかったかな。

終わったら上まで歩いて写真を撮りに行きたかったけれど、色んな理由で断念

空いているときにゆっくり訪れたいと思う。

たくさんの鳥居を構図に収めるにはやっぱもうちょい広いレンズが欲しいかなぁ…


柊家別館.

2023年02月07日 | 旅行

Leica M11 + APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.

 

 

いけるうちに行っとけシリーズ最終章?食べるのが好きな両親にはここだろうと柊家別館に連れて行ってきた。

2018年2月以来の訪問なので5年ぶりかぁ…お久しぶりでございます。

前回は眺望ゼロの狭いひと部屋で正直ご飯を食べることしかできなかったけれど、今回は二間で15畳の部屋がとても広々としていて、庭を二階から眺めることができたのでゆったりとできた。

ただ館内をウロウロするような楽しみがないのは俵屋旅館と違うところかな。

 

ワインペアリングセットなるものがあったので、選んで見ることにした。

日本酒のグラスが50種類ほど(!)もあるのに、更にワインをペアリングで持ってくるなんて、その姿勢が凄いと思う。

 

メニューに乗ってないご飯のあての一品程度の小さな魚も、柔らかくて風味豊かで美味しくて、本当に感動するレベルで美味しい。

 

 

手前のが納豆。想像してた納豆とは次元の違う味がする。

お肉が柔らかくて

 

あいかわらずここの料理は本当に美味しい。

俵屋旅館よりも僕はこちらのほうが好みかな。肉出るし。

建物なら俵屋、料理なら柊家別館というのが僕の個人的意見で

じゃ、建物もグレードアップする柊家本館ならより僕の好みになるかも?ということで新たな夢ができた。

人生の愉しみが増えることは素敵なことだな。

一品ずつできたての料理を部屋に持ってきてくださるおもてなしは素晴らしいと思う。

満足してもらえたようで何よりだった。

家に帰るかのようにまた戻ってきたいものだ。

それにしてもライカのipeg画像は優秀だと思う。

ドラマチック&ノスタルジック

とても好きな雰囲気だなと。

今回の写真は多少トリミングしたり明るさの調整はしたけれど、補正したのはそれくらいで殆どが撮って出し。ここまで写るんだなぁとしみじみ。


クエと新政.

2023年01月26日 | 旅行

親からクエを食べたいというリクエストが来たため、南の方の料理宿をとって小旅行することに。

Leica M11 + APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.

 

 

 

 

 

 

個室ご飯なので安心。

クエの刺し身と押し寿司

左側のピンクのはガリかと思って写真に入れなかったけどそんなはずはなく、胃袋だった。奥に皮とかの唐揚げ

刺し身の昆布締め。いい味ついてます

焼き。これが美味しかった。

焼くと甘みが増して素晴らしく旨いこれは初めての経験。

クエのタタキ

 

そしてお酒。

メニューリストに新政のカラーズシリーズが沢山載っている!凄いな!

でもナンバー6は載ってないので聞いてみたら、ありますよ、持ってきますと。

 

 

 

!!!

ボトルで頼む人用に置いといたらしいが、そもそもメニューに載ってないし、田舎じゃ新政の知名度がないようで指名が来ることなく年単位で冷蔵庫で出番を待っていたのだそうな。

店の人もでないな~って思ってたってそうりゃそうでしょうよ、載ってないんだもん。

こちとらお宝を発掘した嬉しさで大興奮。

恐る恐る値段を聞いてみると、Xタイプは5000円でええですよと。ほんまかいな!

もちろんのXタイプ。

華やかさが素晴らしく、フルーツジュースを飲んでいるような甘み。

天ぷらはごろっと大きな身がたまらない。これも半生状態で調理されていてとてもジューシー。

お酒の量的には1本で十分やったけど、こんなん見逃す手はないということで追加でSタイプもオーダー

こちらは華やかさは少し控えめだけれど、日本酒らしい味わいがより出ていて、これはこれでとても美味しい。

少し飲んで飲みきれない分はお持ち帰りで

この時の為にあったんですね、って店の人良い人

締めの雑炊。クエのエキスが詰まっていて最高

お腹いっぱいになりすぎてデザートは翌朝に持ち越し

いやもう最高。

宿としてはただ寝るだけって感じだけれどそんな事はどうでもよく、お食事最高。

次も新政の仕入れを頑張ってくれるとのことだったので、本当に入ったらリピートしよう。

 

 

 

 


俵屋旅館 二日目.

2023年01月18日 | 旅行

極上の布団に癒やされた朝、指定の時間に片付けてくださり、続いてお部屋で朝ごはん。

Leica M11 + APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.

和・洋を選ぶことができて、自分は和食を選択。魚は鰈とハタハタ。

派手さは無いけどとても美味しく、湯豆腐が良かったなぁ

 

食事を終えてから11時のチェックアウトまではゆっくりタイム

でも写真が撮りたくて部屋を飛び出てしまった。

基本的には皆様は部屋でゆっくり過ごされているのだろうな。誰に会うでもなく、でも忙しそうに働いておられるスタッフの方々の邪魔をしてしまいながら撮影

パブリックスペース

パブリックスペースの奥に佇む猿の石

パブリックスペースから玄関を臨む

 

 

 

玄関

 

 

入り口を内側から。因みに向かいは柊家旅館の本館。そっちも一度行ってみたい

たまりませんな

本気三脚を使って最後の庭撮影。今回はジッツォのトラベラー、ミニトラベラー三脚兄弟が大活躍。

地面にミニトラベラーとM11を置いて、ビゾフレックス2で上から覗きながら撮影。

歴史ある建物であるがゆえの決して真似のできない設え、でもそれだけを良しとしない床暖房など細かな配慮が行き届いた改善

心のこもった細やかな接客

これが日本の旅館の真髄なのかと感心した。

柊家別館とは異なってアート作品に溢れているというのも僕の好みにハマったのかもしれない。

ライカという繋がりもあったし。

写真撮影以外は本当に何もしていないのに、あっという間に時間が過ぎてしまったなぁ…

とても充実した滞在だったんだと思う。

 

何年後、もしかしたらもっとかかると思うけれど、次はいつかはの暁翠庵に泊まってみたいと思う。

お世話になりました。


俵屋旅館の食事.

2023年01月17日 | 旅行

Leica M11 + APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.

さて、お楽しみの食事だけれど、ライカが苦手とするテーブルフォト。

F値上げたいけどブレるから無理だし、三脚も使えない(個室ご飯なので無理ではないけど)

まずはビールで乾杯。後から知ったけど銀杯はギャラリー遊形にて5万円で売ってました…

お刺身と

オリジナルの日本酒

食感の異なるいろんな具が入っていて素敵

グジと若筍、蕪。蕪の包丁仕事が凄いなと。

酒粕料理が美味しいと思ったのは人生で初めてです。

強肴の意味を初めて知った。

合わせ味噌のお味噌汁の旨味が凄い。

とってもたくさんの漬物がでたけれど、漬物はあんまり食べないのですよね…塩分高いし。ちょっともったいないことしたかな

デザートはみかんゼリー

目にも鮮やかな豪華はないけれど味わい深い、とても美味しい食事だった。


俵屋旅館 アーネスト スタディ.

2023年01月13日 | 旅行

俵屋旅館当主の旦那様、故アーネスト・サトウさんの書斎を再現したスペースが午後5時から11時まで開放されている。

僕はたまたま早目の時間で案内を受けることができたので、誰もいない中でゆったりと過ごさせていただくことができた。

Leica M11 + APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.

ハンス・J・ウェグナーのベアチェアがどどんと。

macは実際に利用が可能

奥には一段差下がったスペースが

 

 

 

 

 

我がバイブル、1000chairsが

他にも知ってる本が何冊か。

 

お茶やお菓子をいただきながらゆったり過ごすことができる、アート好きにはたまらないお部屋。