Leica M11 + APO-SUMMICRON M f2.0/50mm ASPH.
ライカ アポズミクロン50mmは想像していた以上に美しく写って僕にとって最高のレンズだと思っていて
このレンズで写真を撮れていることに幸せを感じる。
ただ元々35mm単で写真を撮ってきた僕にとってはやはり少し狭いな、そしてF2はちょっと暗いな、と特に狭い室内で感じることが多かった。
そんなわけで元々欲しいと思っていた新型ズミルックスM f1.4/35mmもやっぱり欲しくなったというそのまんまのお話。
ニコンFシステムでシグマ35mmF1.4を持ってはいるけど、ライカとニコンD850の2台同時持ち出しは現実的じゃない。
もともとズミルックスとアポズミクロンという2つの大きな山に憧れを抱いていたので、焦点距離違いで揃えたいという夢を抱いていて
アポズミクロンを先にいっといたほうが精神的な障壁が低くなるので、まずアポズミクロンを
そしてズミルックス35mmをいずれ狙いたいと思っていた。
最新型のズミルックスなら最短40cmまで寄れるからテーブルフォトも容易になるし、室内レンズとして最適だなと。
そして僕的究極の万能レンズとしてデフォルトレンズになるかもしれない。
ポルシェを手放した今、あの車の維持費2~3年ぶんもあればレンズは買えてしまうし、積立貯金でも始めようかなと計画を練り始めた。
そんなことをダラダラと考えていたら、ライカの値上げというニュースが目に留まった。
ライカが2022年5月に値上げをしたのに続いて、2023年1月20日にまた値上げらしい。
上昇幅は5%前後。ライカのお値段を考慮すると数万円レベルで上がってしまう。
普通国産の商品って時間が経つほど値引き幅が大きくなってお買い得になるけれど、ライカってそれがなくただひたすら値段が上がり続けていくのみだとか
なんという強さよ…
だからライカは欲しい時が買い時なのだそうだ。
欲しいという気持ちを引きずってしまいそうなら、多少無理をしてでも決断するしかない。
でないとどんどん値上がりが続いて、”夢”が”夢のまた夢”になってしまう。
年1回値上がりするとすると、3年経ったら20万円くらい上がる…?
物はすぐに手に入らなくても予約をしておけば値上がり前のお値段で手に入れることができるらしいので、無理してになるけど、背伸びをすることにした。
資産価値がとても高いので、最悪売ればなんとでもなるという意識も後押しになったかな。
そして待つこと約2か月とちょっと。遂にその時がやってきた。
実は予約自体は12月頭ころにやってしまってた。
ライカを手に入れて間もない頃にズミルックスについて話をしていたところ、”数は少ないですが順調に入荷はしていて、今なら2-3ヶ月くらいでいけると思います。とりあえず予約を入れていただければ届いてから購入を考えてくれても大丈夫。仮に購入に至らなくても他のお客様に回すだけなので、気に病む必要はありません。”
という甘い言葉に負けてしまっていたのだ。まぁこの時に話に乗っておかなければ値上げ報道の後に予約の行列が爆増してエラい事になってたそうなので、甘言に負けておいてよかった…と言ったところ。笑
話は戻って祝日土曜の朝に11kmのランニングに出ている最中に大阪から電話があり、PowerbeatsProで音楽を聴きながら走っていたのでそのまま着信
ご注文いただいたズミルックスが届きましたと。
ちょうど午後から大阪に行く予定にしていたので、用事の前に梅田に立ち寄りレンズを受け取りに行くことにした。
ちなみに電話を受けた直後の体が妙に軽くなってペースが上がったことは言うまでもない。
LEICA SUMMILUX M f1.4/35mm(11726)
遂に…箱に貼られているシールが逆じゃない? 箱が小さいのは時代の流れなんだろうな。
LEICA SUMMILUX M f1.4/35mm。最新型の11726。
これが…
ライカスタッフさんもまだ触れることが滅多とないらしく、レンズフードの繰り出し方を間違えていた。
距離を示す目盛りが白文字で0.7mまで刻まれていて、その先0.4mまではグレーの文字になっているのが特徴。↓本家サイトの画像を拝借
0.4mまで寄れるようになったのが何よりの変化。そして絞り羽根の枚数が増えることでボケがより自然になっているっぽい。
ここにこのレンズの価値を見いだせるかどうか。僕は寄れることに最大限の魅力を感じていたので選択を迷うことがなかった。
本体は1mmほど短く、5mmくらい太くなり、重さは+40g弱かな、感覚的にはアポズミクロン50mmとほとんど変わらない。
アポズミ50mm
ズミルックス35mm、ああ、たしかに広いな。
50mmに慣れてきてしまっていたのでたった15mmの広さの違いに吃驚。
ライカストア大阪。格好いい
テストシュートも兼ねてズミルックスを装着して退店。
広い。
ちなみに阪急大阪本店は階下のフロアでバレンタインフェアが開かれており、さながら戦場のようでございました。
そして寄れる寄れる。最短0.4mにピントを合わせ、あとは体を使ってピントを調節すれば手で持っているモノを簡単にブツ撮りできてしまう
ビゾフレックス2を覗けばきちんとピントを合わせられるのでばっちりだ。
ちなみに眼鏡をかけているとブライトフレームが広すぎてレンジファインダーで全体像を把握ことができない。こんなときにもビゾフレックスが活きてくるのかな?
さぁ新しい相棒はどんな写りをしてくれるかな。
ライカMシステムはこれにて完了かな。完了にしたい。
でもいずれ動体対策にAF効くのも欲しいと思ってしまう。沼の底にはさらに底があるのだろうか。
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